2009/09/16

TDV8/26(千秋楽)-8 でたぁー!!

ゾンビーズの華麗なダンスと合唱の力強さ、あまり前の席だと夢に出そうなくらい迫力あります。ゾンビダンス好きでした~ 手首をくいって曲げてるの・・・が好き。

大勢いるので、帝劇の舞台ですら狭く見えてました。博多座はどうなんでしょう?

気合を感じる引き締まった表情、マントの裾が歩くごとに見事に優雅に広がってました。
背筋を伸ばすとあぁいう美しい広がり方になるのかしら。衣装の方たちの技術と祐一郎の着こなし方の賜物よねー。墓地の奥からすすーっと出てきた伯爵様を見ながら思う。

・・・・とにかく、

今日も得られぬ何かを求め続けてるっ

あたりで、脳がびりびりしびれてきて、「でたぁあああ!」と叫ぶ(心の中でだけ。音のない悲鳴って感じ、超音波みたいだ)。

前にどこかで、黒柳徹子がスターっていうのは舞台に登場しただけで「でたー!」って思う。そう思わせてくれるものだって書いてて、まさに同じ。同じですーっ
祐一郎が出てくると、だいたい「デター!!」って思うな。がっつーんと歌ってくれると、ますます「わー、でたぁー!」って嬉しくなります。ただバルジャンの時は、そんなにデターって思わないので、作品によりってことですね。



で、結局
最後の 神に 
なるのだ・・・・・ああああ・・・・・・あああああああー!

のラストのロングトーンで、もう何かもがぶっ飛ぶんでしまうんですよねー。あああーって、すごいパワーあります。声の魔術師・・・?

さっきのヘルベルト様の美脚のことも、教授のカッコよさも、コレでお部屋の隅にすっ飛んでいってしまうんでした。
よれよれしながら、後から、そういや、ヘルちゃまの足はさ・・・と思い出せるようになるけど、この瞬間は細胞単位で全部!全部祐一郎に持ってかれたーです。

迷惑でしょうが、この時は「捧げます」気分です・・・まぁ、気持ちをですけどね。他のものは何も捧げたことはないのですが。お手紙も書いたことないし。今だに書けない・・・ぐすん。

千秋楽付近、祐一郎の声の調子は絶好調ではなかったんです。
でも、さすが気合いいっぱつで飛ばしてくれてました。ツヤツヤの声だったら、もっとヤラシイ伯爵様になったかもです。少し不安定な感じが見えることで、苦悩という表現には重みが出たように思います。

化身さんと手でご挨拶してた?
ここの場面、伯爵の欲望を全身で表現してくれるのが新上さん。おお、これまた森山さんとは全く違うので面白い。

森山さんは苦悩=欲望、欲望を抱くと同時に苦悩しているジレンマだなと。

この回、新上さんのほうは苦悩<欲望って感じに見えました。。
苦悩しつつも欲望を肯定していく図太さのようなものがありましたね。どちらも伯爵の化身として見せ場を作ってましたヨ。伯爵のバズーカのあたりでは、(一体どうやって体を支えているんですか?)階段のから体をのけぞらせて、まるで十字架にかかった人みたい。迫真のダンス。

祐一郎、喉の調子と折り合いつけてがーっとバズーカを飛ばしたあと、拍手の嵐をその場で受け止め、鐘の音を合図に墓場を去りますが、
その去り際に、階段上にいる新上さんに左手を掲げていたのが印象的でした。新上さんにブラヴォーの合図をしてるように見えたの。いいなぁ~

数日前までは、今回は「TDVカッコいい杯」は教授のものねとか思ってたのに、この日は完全に祐一郎のもの! 憎いヤツー。
ただ、この後の舞踏会では、またまたカッコイイ杯は別のところに行ってしまう3枚目な伯爵様ではあります。

ところで、
ナポレオンの供のもの~次から次求めて♪」を聞くと、いやーん、次から次って!美醜問わずですか?? 片っ端からって感じがして可笑しいデス。

伯爵様に、美少年ブームがあったんじゃないかと想像してみたりします。ついでにヘルベルトとか? 熟女ブームとかあったのかしら・・・でへ。

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