2012/10/09

『エリザベート』9/23-3 1幕の祐一郎はこんな・・・

思い出す祐一郎の横顔・・・ はぁ



『最後のダンス』
出だしのセクシーささやき系歌唱を聞きながら、心の奥では、バズーカ砲を思い出していました。そうして目の前の麗しきおじさま祐一郎を、必死に見ている私。どんな祐一郎でもいいの。



美声自体は相変わらず、むしろ細やかな表情を織り交ぜているのよね、なんて上から目線でいたところ、やはりラストのあたりのぶっ飛ばし方は、まだまだ響かせるよ!のドッカーン。



曲の雰囲気もそうだし、何より客席からの熱い期待にお応えしての地響き声です。



んーっ やはり、何か声から特別な振動が出てるんじゃないかという震えが来るわ。ぶるぶる、びりびり! うわー、体が喜んでるー!



階段の上で手をくるくる動かしてトートダンサーとシシィを思い通りに動かしている時の表情といえば、恍惚の表情?と思ったら意外と、むしろこれは苦悩? 悩ましい表情で。



シシィに向かって最後のダンスは俺のもの~♪とアピールなさっているのですが、けっこう単純に皇帝とダンスしてたのをちぇっ、と思ってそうな顔して訴えてましたね・・・かわいいお方だ。



ぐい、ぐい、とシシィを振り回す振りつけが好き・・・うふふ。彼女の人生をぐらぐらさせてるんですかね、私も振り回されたいわー、閣下!









ショウストップな曲であるため、シシィに訴えているのか客席に訴えているのか線引きが難しいところね。瀬奈シシィは呆気に取られて右往左往させられるばかり。


ドーッコイショ!のラストの謎のポーズ(何か大きなものを放り投げてる動き)もでかい声とともに、放出し、大満足のご様子で去っていく祐一郎閣下であった
で、そんな祐一郎を見れた私も大満足であります。


『エリザベート(愛のテーマ)』だったかしら、寝室でお母様か私か!と叫んだ崖っぷちのシシィに忍び寄る死の影=トート閣下の夜這い編。


全体的に静かな閣下で、いちおうガウンに手を伸ばすわけですが、ちっとも体目当てじゃないんだなー。
と、ここでまたエロ閣下のウッチーをうっすら脳裏に思い出したりしてるんですが、この日の祐一郎はとにかく存在がわりと幽玄の世界に近かったのです。


閣下の誘惑が、シシィの奥底から沸き起こる死への逃走、魅力の具現化なの。うーん不思議だなぁ


あと、階段上のパフォーマンスといえば、1幕ラストの『私だけに(リプライズ)』 の閣下も美しい。


御髪を整えてるところに声をかける皇帝って、ないがしろにされてるみたいで不憫・・・と毎回思うのだけど、髪どころかキメキメになって登場するシシィが見事。


階段を堂々と降りていくシシィを後ろからそっと見ている閣下であるが、やや壁に手を添え、顔も少しだけ傾いて、足の角度も美脚ポーズであろうか、非常にフォトジェニックな立ち姿です。


ここは自分の手から少し離れていくシシィを見ているので、いつか戻ってくる日を待とうという態度なのだけど、それにしても美しくて見惚れちゃうんだよなぁ


ここの最後の三重唱はうまくキマると気持ちよい盛り上がりになるところですが、この回は瀬奈さんコンディションがいまいちで、禅フランツが熱い演技方面にシフトしていたこともあり、ぐっとくるハーモニーではなかったですね。祐一郎は、自分のパートをしっかり邪魔にならないように響かせてた感じかなぁ 


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