2011/07/19

『レ・ミゼラブル』6/5-2 禅マリウス★岡アンジョルラス

(そろそろ記憶の輪郭がぼやけてまいりましたが、自分のために思い出してみます)



上原アンジョがマリウスとバーンと橋の上(あれは橋じゃない?)に登場したときは、キャー!!っときいろい声を上げそうになっていたのでしたが、
岡さま&禅さんのコンビとなると、ひいいっと息を呑んだのだか、息が継げなくなったのだか、すでに定かではないけれど、前日の上原さんのときとは違う衝撃波に襲われたのでした。



とにかく、まずはお二人ともスタイルがいいのよね~ そして、禅さんは爽やかでかわいいのは想像範囲内ではあったものの、岡さまがーーー!!



背後からのライトが、美しいお姿をどうだといわんばかりに輪郭を浮かび上がらせ、大きくて輝く瞳は、民衆のために頑張るぞという若者の覇気であふれていたわ。
つまるところ、完璧にまぶしい青年としてご登場なさったのでした。



個人的な好みからいうと、井上芳雄くんなどは完璧にまぶしい青年、となることも多いと思いますが、岡さまのように演技プラン的にキメキメな感じが出るタイプのほうが、こってり度が高くて、より好みであると自覚できました。顔立ちが好みとか、そんなんじゃないのです、もう全体としての濃度がたまらなくステキ・・・・幸二郎さーん。



岡さまの名誉のために書くと、演技が派手だとか、オーバーアクションだからこってりなのではありません。相手役との間合いや動きを見ながら、前に出たり引いたり。そのあたりは、さすがベテランの技でした。


そんなステキすぎるアンジョルラスに愛される男=マリウスときたら、これまた別の意味でまぶしすぎる純情青年。


たまりませんわー。どうにでもしてってですよね。ね。


禅さん・・・子どもみたいに見えた。あまりのピュアさに。コゼットとぶつかったときは、二人の頭の上にハートマークが飛び交うし(私の脳内での出来事)、バルジャンとコゼットが姿を消したあとの慌てっぷりも、全てが初めての恋♪ 私までドキドキしてくるー。


ただ、恋のお相手が神田コゼットだったのが、物足りなかったんでした。ソツなく、そこそこなコゼット・・・ 意外と中山コゼット好きです。


お二人とも、何だか戦後の日本映画に出てくる好青年っぽさがあったのですが、それって年齢のせいでしょうか。それとも、演技の方向性? いちいち熱い目ヂカラのおかげかしら。


恋する堅物マリウスの頭の上で鳥が飛んでいるのは分かりました。浮かれてシアワセで、切なそうなの。コゼットがどんな女性なのかっていうよりも前に、恋に落ちた!という衝撃がマリウスを包んでいるらしい。


カフェでコゼットに会いたいとポワワンとしてるのに、岡アンジョの理想を語る姿がね~ 若い。しかし、青年たちにとってはアンジョは皆をまとめるカリスマなんでしょうね。彼にならついていきたいと思わせるものがありました。これこそ、アンジョ役に必要なポイント。


銃を奪う動きも、振り付けのように奪うのではなく、鹿賀ジャベの動きとのタイミングが絶妙で、もう、岡アンジョに死角なし! この二人が並んでるところも、存在感だけで劇場が満たされていったっけ。その横で、コゼットはもう旅に~♪などと涙のマリウス・・・ もうっ そんなにあの子が好きなのかぁ~


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