2011/02/02

『モーツァルト!』-3 倪下♪

コロレド様は「倪下」ですよーと教えていただいたので、今日は「倪下」をPCに登録しました。そういや、そうだったような気も(いつも適当でごめんなさいです、また教えてくださいね~)



■アルコ伯爵、拾うのだ。



モーツァルトの名は聞きたくないっ 父親も息子もーーーーっ(超美声強めロングトーン)



直前に、こんな事を美声で宣言なさった倪下ですが、騒ぎが収まると静かに威厳ある態度でこう言う。うーん、シビレル。今なら分かるよ、シビレルうという気持ちが・・・びりびり。



このような美しい音楽を作る青年、興味津々なのが伝わって来ます。どんなに意気盛んでも、所詮、倪下の手の内なのだと自信満々でした。



赤いマント、裏地は金。どこまで派手なのか。ヴォルフの足かせにもなる一方で、彼の音楽を認めてる耳を持っているんですよね。音楽を理解できる方だけど、友人にはなれない。



■アルコ伯爵、ミュンヘンから報告は。



んもうっ もうっ



大サーヴィスの祐一郎、ほんとにいい人だよねー。ああんって言いながら、内股でくねってくださいました。ひいい。



倪下、アルコ伯爵に甘えすぎじゃない? ツンデレですか。部下の使い方を分かってらっしゃる。



もう、ネタ的な場面なわけですが、それでも、国王にも指示を出す男も、自然が呼んでる~と内股になるよね、みんな同じ。というのが本旨・・・ 



でもってコロレドを厭なやつとして演出するとつまらないでしょうね。横暴だけど、だ・け・ど・、ヴォルフの才能を愛してやまない人物なのです。そこがコロレド大司教様の両面ですねー。



■出て行け、鞭で打つぞ。


私の邪念が広がっちゃうセリフなんですが、そういう意味じゃないんですよね・・・ええ、わかってます。が、つい、ぷ、っと笑っちゃうの。


お前はウィーンで野垂れ死ぬぞ♪


うっとり美しい声でいう言葉じゃないのに、この美声、いかに。好きな子には意地悪攻撃。どーだ、どーだ。


権力者の汚い手! 


倪下に反旗を翻すヴォルフのカツラ投げ。


私が見た日、カツラは残念ながらすこーんと倪下の足元に落ちてしまいましたが、黒いおリボンはしっかりと倪下の手のなかに! カツラを受け取るより難しそう。


いとおしそうにリボンに触れる倪下、お心が・・・お心が私にも伝わった気がしましたよ。可愛い子ですよね、ヴォルフ。そして手に入らないものだからこそ、ますます欲しいんですよね?


僕の時間と金を返せ、奴隷じゃない一度だって! という言葉に今回はおお、と思いました。靴の紐も結べない、と父が怒るけれども、きっとヴォルフは結べますよね。手をかけ続けたい親のエゴです。


自由について、ヴォルフは才能の自由、生活の自由を目指してるんだなぁとじーんとしちゃいました。
周りは子ども扱い、言うことを聞かせようとするけれど、ヴォルフは音楽家として自立しようともがいてるのね、と。その燃える魂みたいなものが見えました。


『M!』もずんずん進化・深化です。


育三郎くんのこの場面、(他の場面でも同様なんすが)とっても体温を感じる表現で、素敵でした。そのせいもあるのか、祐一郎のネタ的演出も、コロレドの持つ権力者の傲慢さの演出として無理なく見え、そんなバランスが見事。




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