■人間味が増した猊下。
猊下には、猊下の信じる世界があって、そこに彗星のごとく登場したヴォルフガング。才能に恋してるかのような眼差しに、ギャッフン。ううう、ヴォルフ愛♪でしたーっ
いいなぁ・・・
ここんとこの祐一郎さまのお声を聴いていると、またひとつステージが変わっているんだろうなと思います。
私が久々に「山口祐一郎」の名前に触れ、衝撃を受けたあの年(2005年の春だった・・・遠い目)あたりは、まだバズーカ歌唱の後編ってあたりでした。
ただ、最近は、キメのバズーカとささやきの混合編。それはそれで、アハンと酔いしれちゃうんですけれどね。
大音量じゃないところで、酔わせる男、に変身中かなぁと。
そのせいもあってか、ヴォルフとの最初の場面、ナイフ・フォーク・ピカ!では、権力で押さえ込む猊下像から、余裕かましてヴォルフを遊ばせている悪い大人っぽいです。すべて、猊下の御手の中。
しかも、余裕かましてるくせに、音楽の才能には畏怖の念をも抱いているという。とても人間味あふれる猊下になりました。
劇場内の「待ってましたぁ!」な雰囲気に、見事に応えるマントさばきといったら、お見事です! アリガタヤー。
ホント、これは練習のたまものかってくらいにきれいに裏地の金色がびらーっと翻りました。B席までまばゆい反射光が来たかもです。
主役じゃないときって、楽しそうですよね・・・ 素直だわ。
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