2011/01/29

『モーツァルト!』-1 ふつうの、青年

2010/12/22(マチネ)@帝国劇場 天井桟敷のB席から観劇。



ヴォルフガング:山崎育三郎 
アマデ:黒木璃七 男爵夫人:香寿たつき



レオポルト:市村正親 コロレド伯爵:山口祐一郎
ナンネール:高橋由美子 コンスタンツェ:島袋寛子
コンスの母:阿知波美 アルコ伯爵:武岡淳一
シカネーダー:吉野圭吾



■育三郎ヴォルフ、評判どおりのふつうの、男子っぽさがあり。



芳雄ヴォルフが(今回見ることは出来ず、残念)芸術家の苦悩のほうにウェイトがあるような表現なのに対し、
育三郎くんは普通の、父に愛されたい男の子の成長、を伸び伸びと表現してくれました。



いやー、つまりは歌に関しては、もはやレベル以上だなと驚きました。レミゼで拝見したときは、上手いけれど、ぐっと引き込む感じはまだだなと思ったから。



ちょっと見ない間に! 歌での表現と、仕草と表情がきゅっとひとつにまとまって、B席の私のところまで、ヴォルフの自分の生み出す音楽、自分の才能に翻弄されてしまう青年を好演です。



あと。意外と、育三郎くんの声質って温かみがあるんだなぁと発見できた。この先も、色んな役が出来そうと思います。
今度のレミゼで、どのくらい変わってるのか、更に楽しみになりましたー。



■恋愛上手!!



おおお、芳雄ヴォルフよりここは素直でいい流れがあったのー。(今年の芳雄くんはどうだったのか、ぜひ知りたいですねー)



コンスタンツェを抱きしめて、ベッドに持っていくとこ。 いま、すごくそんな気分なんだねとバシっと分かりました。うふふ。



デュエットも、相手を押しやらない歌で、とっても良かった。ああ、コンス役の島袋さんの声が残念だったのが、悔やまれる。もったいないよー。
市村パパとのデュエットも、二人の愛情がにじみ出ていて、胸が熱くなりました。



■ダンス、ダンス、ダンス。



ビシビシっと決まってるダンスではないあたりが、ふつうの男子的な演出のひとつかもしれません。



バック転は、うわあ!びっくり!すごい!



それがいかにも、楽しそうでいいんですよねー。シカネーダー様とのダンスも、汗かきながら楽しそう。生きてるぞっと、全身で。



お尻ネタは・・・・ 武岡さん、頑張ってくれましたね。アホなヴォルフが似合ってましたよー。





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