2011/01/09

『エビータ』1/8@札幌-1

北海道四季劇場のこけら落とし公演、1/8 13:00開演



エビータ、野村玲子
チェ、芝清道
ペロン、福井晶一
マガルディ、渋谷智也
ミストレス、高木美果



高木さんのほかは道産子メンバーで。



■野村エビータ



もう、低音が響かないのね・・・ ところどころ、かすれたりも。イケイケで美声を聴かせる高飛車なエビータも素敵ですが、今回は全て含めてこれが野村エビータ!という気迫が漲っていて満足しました。完璧に歌えないことも、かえってエビータらしいような気がしたのです。



本当は、ちゃんど声を出して、言葉ものせなくちゃいけないのよね? ね、四季の団員の方は。だけど、舞台俳優に必要なのは、それだけじゃないなって思わせるパワーがありました。気合で乗り切ってらしたようなので、最終日までご無事で、と祈ってしまった。



しかし、細いなぁ 細い体から出るアグレッシブすぎる行動力、声、発言に圧倒されましたワ。



夢見るというより、過剰すぎる上昇志向で、ああ、すごい。
このスゴイ女を演じるのですから、大変。病に倒れて、床に倒れこんでいる時であっても、誰より生きたいと叫んでる姿が、哀しくて印象的でした。



■福井ペロン



いやーん! 全く情報取らずに、当日「本日のキャスト」を手にしたときの衝撃。まぁ想像は出来たけれども、実際に拝見できるとは嬉しすぎました。テレビカメラとかがロビーになければ、小躍りしたのに。こっそり笑顔に留めました。



何度も書いてるけど、やっぱり福井さん素敵・・・ ぽわわわーん。
ちなみに、前回観たときはペロン役が下村尊則さんでした。ぷっ、全然違う! えー、福井ペロンのほうが男として素敵。
下村さんは、妖しく素敵すぎで・・・・、ね、ね。



福井ペロンと結婚してもいい、とか思った。











福井さんったら、まず、体格が、ボディが素敵。軍服がお似合いですっ


冒頭のエビータの棺を見送る静かなたたずまい、ヨダレ出るかとおもった。あと、軍服を脱ぎ捨てて労働者たちを煽る場面の白シャツ姿。そでをまくっていくのも、たまりません。ノック・ダウン!カーン!


それから、当然お声。オトナの落ち着きもあると同時に、青年の香りが残っているの!


弱気を見せるときがあって。亡命したいって俯いてつぶやくのが、情けないっていうより、ああもう私がついてなくちゃ~っ て気にさせられます。母性をくすぐるタイプ・・・母性ない私ですら、くすぐられちゃったよう。


軍部がエビータにそっぽ向いてるのを、彼女の働きを忘れちゃいけないって説得しようとしたり、寝込んでるエビータに病気は良くなるって言い聞かせるとこも、福井ペロンが言うと本当にエビータを大事にしてくれてるのねって思えました。二人にしか分からない絆があるんですね。


野村エビータが常にぎりぎり張り詰めた糸のよう緊張感をみなぎらせているので、福井ペロンの落ち着いた雰囲気といいバランスでした。二人してテンション高いと付いていけなさそうだけど、うん、ちょうど良かった。


■芝チェ


お久しぶりー、芝さん。前回の観劇時より、ねちっこさが薄れていた気がしました。ロックっぽさが控えめというか。慎重に歌ってたのかな。エビータへも、ぎらっとした批判的な態度っていうよりも、慈悲を感じました。
野村さんの声の状態のせいかな? それとも、芝チェの変化だったのかな?


歌では、エビータについで聴かせてくれますねー。これまた良い声で引き込まれます。芝さんは安定してる方だわぁ 男子部とのダンスもキマってました。惚れ惚れシマス。


チェのお姿を見ながら、ああ、タガーを見たいと思ってました。セクスィ~


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