2009/03/08

映画『40歳問題』

監督/中江裕司
浜崎貴司 大沢伸一 桜井秀俊 角田光代 新田恵利 箭内道彦 秦建日子 洞口依子 スチャダラパー 小川直也 リリー・フランキー スネオヘアー



☆☆☆(出来は悪いというか、不満たくさんだけど、ハマちゃんが見れたからさ)



音楽ドキュメント・・・らしい。浜崎貴司の名前を見て、そりゃ観ないとね。だってフラキ(Flying Kids)ファンでしたもの。青春~♪
映画館(シアター・キノ)のロビーには壊れたピンクのギターが。本編を見ればどうして壊れてるのかが分るそうだ。壊れちゃったのね・・・なんで?



面識のなかった(ハマザキと桜井はあったようです)3人が集められ、40代ということで・・・曲を作ってくださいと依頼されるところがスタート。



売る曲なのか、誰のためのものなのか、いつまでに完成させるのか、何も決まっていない白紙で提案された企画です。
ケンカ売ってんのか? 
ふにゃらーっと挨拶する監督・中江に少し腹を立てて観てたら、3人も困惑してるわ微妙な雰囲気だわ。みんなそれぞれ自分を注いで音楽を作ったりしてると思うのね、それをあんな簡単に言っちゃうと「その程度」なのかって思わないのかな。
いたたまれないんですけど。



曲作りの様子の合間に、3人を個別に追った映像が入ります。
ハマザキ・・・は、自分のプライベートについては一切語らず。角田光代にインタビューしてました。「ちゃんとしてる男が悪い男」と言う角田光代の表情が良かったです。
聞いてるときのハマちゃんの様子が!真面目そうで素敵すぎでした。



大沢伸一・・・カッコつけ熱血、滋賀県の実家に戻ってお兄さんや友人と話してるとこが。この人は言葉で自分を固めて自分をつくっている感じ。俺が参加したものがヘンなものになるなんて我慢できない、ということでした。



桜井秀俊・・・真心ブラザーズ。妊娠中の奥さん、二人の子どもに囲まれて1番長く映ってます。お風呂シーン、お散歩シーン、練習シーン、ライブシーン・・・。平和そうです。
奥さんが思う桜井さん、が男らしくいいなぁと。歌は好きだけど、桜井さんの声は好きじゃないのが残念だ。



↑、で、だから「40歳問題」の問題には切り込まないんですよ。
監督や出演者がぽろっと、若者じゃないなって思っていることとか、後半戦だなとか、やっと見えたものがあるんだ、とかそういう言葉はあります。



あるけど、そこ突っ込んで!と思ってばかりで。もやっと感が残りました。
別にNHKみたいなのとか、情熱大陸みたいに、とかああいう「素敵な40代」的なものにしなくてもいいけど、これじゃ誰の40歳もちゃんと見えないよと思う。



曲づくりがテーマなら、そこにぐいぐいフォーカスして欲しい。
40歳のひと、がテーマなら、なぜ音楽を作るのかがぼやける。



曲はとりあえず完成。疾走感はある。やはり融合せず、ケンカっぽい。完成後に飲みに行くか!と出て行く3人が眩しかった。しかし、ドキュメントなら追っかけて欲しかったヨー。



途中の段階の音だけ聞いた箭内さんが、「とまどってるよね」みたいなことを言ってたのに大きく頷く。風とロック! このひとはオトナだよ・・・監督より節度ありそうだな。



ハマちゃんのきれいな手とか、すっきりした姿を久しぶりに見て胸がきゅーん。



収穫はそれか。ノートを取る手や字にも、飲み屋でもう酔った?って言うところも。やーん!
全然おっさんの香りがしなかったっす。







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