2005/07/09

『バットマン ビギンズ』

Batman bigins 2005年 アメリカ 140分 監督 クリストファー・ノーラン



☆☆☆☆



「人間は中身で決まるんじゃない、行動で決まる」 



うーん名言。他にも名言集のようにいろいろ語ってくれました。



今までの映画バットマンとは違います。スーパーヒーロなアニメの実写路線じゃなく、生身の人間であるブルース・ウェインが中心。メイクばっちりの敵役もいません。アメコミ原作のなかでは、かなり内的で異色かも。ブルース様はいつも心痛めておられるのであります。



バトルシーンも、超人だから強いのじゃない、なぜ軽々と飛べるのか、高くジャンプできるのか、銃に撃たれても大丈夫なのか。そしてなぜBATこうもりなのか、なぜあんなコスプレ野郎なのか。それらのワケが示されます。



納得できるし、正義についての考えも真っ当。ダークサイドと理想、それぞれを知っているヒーロー。いい男だ☆



・・・ちらりネタバレあり・・・



あ、ケン・ワタナベが出演ということで観にいったのですが。えーと・・・こんなんでいいの? 道理で弱かった訳ね。そういうことなら殺陣があまりかっこよくなかったのも分かるし。



で、リーアム・ニーソンが!というのはかなり素直に驚きました。それより、ゲイリー・オールドマンが出てたんで、そちらの方が「実は!」なんじゃないかとずーっとずーっと期待して観ちゃったヨ。こういう役もいいもんだね。



スターウォーズ/EP2が私の嫌いなLOVEに走ったけど、これは違った。良かった。オンリー・ユーの恋愛じゃなく、人への信頼という愛でした。一人の人への愛だけで動機付けしちゃうのって思い込み強くて苦手だ。



それにしても、『宇宙戦争』『ミリオンダラ・ベイビ』『バットマン』と観るたびにモーガン・フリーマンが登場してきて、びっくりします。名脇役のポジション確立っすね。



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