2016/05/23

1789 バスティーユの恋人たち 1 音楽いいわ~

4/21昼@帝国劇場

ロナン/加藤和樹 オランプ/神田沙也加
マリー・アントワネット/花總まり

シャルロット/志村美帆 ルイ・ジョセフ/鈴木和弥

ロベスピエール/古川雄大 ダントン/上原理生
デムーラン/渡辺大輔 ソレーヌ/ソニン

アルトワ/吉野圭吾 ラマール/坂元健児
フェルゼン/広瀬友祐 ペイロール/岡幸二郎

ルイ16世/増澤ノゾム ポリニャック夫人/飯野めぐみ
デュ・ピュジェ中尉/松澤重雄

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一度しか見れなかったので、全然細かいところは分かりませんが、見終わっての率直な感想が「軽い
良し悪しの問題とは別に、「軽い」

展開の軽さと豪華キャストとのバランスに戸惑います
B席からキャスト違い確認したいなぁ

違う演出で見たい・・・
若いセンスというか、ひたすら全部にカッコよさを追及するようなタイプの演出みたい。
クールな演出がいいと思うんだよ! 音楽のノリの良さやカッコよさを生かしきれてないんじゃないかと。

ベタさに苦笑してしまうこと幾度か。本国版はベタっていうより軽み重視じゃないのか?(未見です。もっとベタだったらそれも気になる)

フランス制作のフランス革命ってことは、日本人なら忠臣蔵みたいな感じなのかしら。
ストーリーが雑というか、ざくざくっとしてるのも、かっこいい音楽とダンスでイケてる俳優を楽しもう!という?

忠臣蔵とかも有名エピソードとかあって、共通認識あるのが前提でお話が進むことあるものね。

そうそう、副題が「バスティーユの恋人たち」 革命よりも、そう、

いつの間にか革命家たちには恋人がいて(でも記号的)踊ってキスしてる。オランプとロナン、マリーとフェルゼン、ここは分かるけど、他はまぁとりあえずか。
あ!ソレーヌとダントンはなんか濃くて良い。

実は友人から言われて気づいたんだけど、ロベスピエールにも恋人がいたんですって??? ど、どこに???

説明しましょう。
古川ロベスピエールの美しさに目を奪われ、隣で踊ってたらしい女性に全く注意が向いてませんでした。恐るべき美貌と優美なダンス。
これ、「可哀想に、ロべスピエールたんには恋人がいないんだね」って言ったら爆笑されて発覚した・・・)

ただ物語というか作品の軽さ、とは別に、加藤ロナンとソニンソレーヌ、この兄妹の演技は血に足のついてる人間らしさ、怒りやかなしみがストレートに表現されていました。骨太でいい兄妹だった。
ぐっと胸に来るんだけど、すぐに軽いわーっていうシーンになるので、私の熱く燃えたハートが宙を彷徨いがち。

好きな俳優さんを追っかけたりするのが楽しい演目かなー。古川くんのダンスのために行ってもいい。1回きりだと堪能しきれないです。

加藤ロナン
農民役が超似合う。すごい似合う。驚くほど似合う。
(すっごく褒めてるんだよ!)

朴訥な青年が都会でインテリぼんぼんと出会って、恋して、という姿がぴったり。
・・・なぜにそんなに胸がはだけておるのだ、と思うけれど。
素敵でした。

言葉に嘘を感じないって、才能かもしれないなー。

あと、もしかして腕がみじかい・・・? ごめん、気になって!
衣装のせいなのかもしれないんですが、ずーっと加藤さん、がっちり体型で素敵なんだけど、ダンスシーンなどで腕の長さが気になってました。そんなイメージなかったんだけどなぁ
隣で踊ってる、古川くんのせいか?(異常なるカッコよさ

そして死んじゃうんだ! というのが吃驚。しかもものすごく呆気なく。私にはカタルシスが足りない!
そうなんだね、だから軽さが肝なんだね、この作品は。

バスティーユに乗り込むのも、“加藤ロナンなら(誠実な人だから)あるかも”って思えるけれど、そんなに革命に殉じてる感じしなかったので、悲しかったよ・・・

むしろ、このロナン行為は革命のためじゃなく、自分を助けてくれたオランプとその父への恩返しのように思えました。

このあたり、見る日によっても受け取り方が変わるのかもしれません。

沙也加オランプ
セリフが説明気味なのが気になりつつ、可愛いからいいか。
しっかりしたお嬢さんで、自分の責任を全うしようとする真面目な子なのね。

ロナンと、自分たちはこういう風にしか(不器用に?)生きられないから、って認め合ってるとこがありましたが、若干、不器用さが足りないかも。
ロナンが不器用そうなのは完璧でした。

Wキャストの夢咲ねねオランプで、ぜひ見たかったな。

一緒に登場してくる、シャルロット。
すごい都合よく大活躍の子ね・・・(これも軽さのひとつ)

花總まりアントワネット様
気楽にバカ騒ぎしてる冒頭の花マリーも、忍ぶ恋のマリーも、王妃として死ぬ運命を見通してるマリーも、この軽い物語には勿体ないほどの「花」でした。

お会いできて光栄です! 花總さま。

あれほどの大きなスカートを優雅に着こなし、振る舞えるのが、さすが!の美しさ。凰稀マリーもきっと美しかったのでしょうね。立ち姿だけでもお金払うと思える、いい役者に会ったときの私の基準ですけど、花總さんはそういう華がおありだ。

わりと人間らしい心を見せる素敵な女性、という扱いだったのも見てて心地よかった点かも。悪い女としては描かれてません。というか、そこまで掘り下げないというか。

2 件のコメント:

  1. みゆきちゃん2016/05/24 0:05

    超大作レポありがとうございました^^/
    今思い出してみても、支配人は可愛過ぎるし、
    変態ジャスパーは、魅力的だし、
    忘れている部分が多々あったのですが、
    レポ見ながら、そうそう!!と 浸っておりました。

    1789も、贅沢キャストさんたちでしたよね♡
    特に悪役?美しいです^^;

    今月もなかなか落ち着かずで、すみません。
    来月には、落ち着くと思いますので、
    美味しいお酒で、語りましょう!!

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    1. すてきな季節がやってきましたね。
      休憩時間にメモ魔になって頑張りましたが・・・
      1789は何も残さなかったので、ぽわーんとした印象のみ(笑)
      アルトワさまカッコ良かったですねぇー。ぽわーん

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