2011/06/30

『レ・ミゼラブル』6/4-5 上原アンジョルラス

■見栄えがすること!
レミゼには思い入れもあり(何度も見てるからかと思います)、各種アンジョルラスをそれぞれに楽しんで見てきました・・・それぞれの個性を魅せてくれてますから。。だけど、このようにザ・リーダー!なアンジョを見ると、こういうのがアンジョだよなぁと思う。



カッコ良くて立ち姿も見栄えが良くて、仲間を説得する力があって、情にも厚くて、という。でもって、女子目線で見れば、男子に囲まれてる姿もカッコいいわ、硬派だけど、優しい、とか妄想まで膨らむので、遠くからきらきら眺めてたいようなタイプで。



前にロンドンでレミゼを見たとき、アンジョルラスの最初の登場場面で、拍手が起きてたのを思い出しますー。私のこの日の気分も、同じ。
キャー!!アンジョルラスよ!(ハートハートハート!)といった感じっす。



1幕の民衆の歌♪からの大八車(あれは何ていうの?)にアンジョが乗って、行こうぜ!のとこなどでも、見栄えする役者っていうのは良いもんだなぁとびっくりでした。オレもついて行きたいーっです。
オトナっぽさと、若さと、仲間へ向けるまなざしのなかにある優しさ、セリフには色気のあるものはないのに、頭に血が昇るくらいカッコ良くて、どうしたらいいのかってほど。



同じく1幕の最後、One day more♪ 
嵐の日まで あともう一日 自由のために さぁ隊列を・・・



初っ端の「嵐の日まで~」がスコーンと気持ちよく響くと、ただでさえ盛り上がって仕方ない場面が、さらに盛り上がってきます。
決意を込めて力強くざっ!と腕を上げて、仲間を鼓舞するお姿。フィギュアか何かにしたらどうか。机の上に、アンジョドール。ああ、いいなぁそれ。


あと、アンジョルラスに対しては、私が好きっていうより、仲間に慕われてるのを、満足して見たいのだわ。


細すぎず、な体型もステキだった。当然ながら、お声は文句なし。張りがあって、男っぽさ度がいいスパイスになってるの。アンジョルラスのパートはソフト路線じゃないので、別の作品では優しげな歌も聴いてみたいものです。


あ、マリウス、わかるけれど・・・僕らには大きな使命があるのだ♪ はソフトな声だ! ちょっともじもじするくらい、ウキウキなマリウスに語りかけてたような。


翌日に、岡アンジョが控えてたせいか、岡さんのアンジョルラスってこんな感じだったのかなぁなどと見てました。声質も近い気がした。・・・髪形のせい?


■やけっぱちでもなかったかも
マリウスが政府軍との銃撃で倒れたのを見て、それまでリーダーとして振舞っていたのが、ただの友である私の顔になり、革命の旗を振って的となり、自分も弾を受けて倒れてしまいます。


マリウスが撃たれたショックで、もうこれまで!という路線には違いないのですが、上原アンジョの振る舞いは、私が思っていた子どもっぽい感情だけではなさそうでした。


きっと、市民が参加してこないと分かったときに、どういう風に自分が死んでいくかって考えていて、それがマリウスと一緒にって(他の仲間のことも考えているでしょうけれど、マリウスは特別ですよね)どこかで思っていたのかなと感じました。


怒りとかショックで暴走した面ももちろんあるんですが、何か冷静な部分がありそうだったのです。


いつもは、あまり砦の裏側でキメキメな死体になっているアンジョルラスに拍手などしないほうですが、この時はしてもいいかも?って思ったくらい。この上原アンジョにとってはこういう死に方は望んでいたものだったかと思わせるものがありました。


上原アンジョに、ほれた・・・


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