2010/11/28

『エリザベート』10月-14 マエストロの指先

夜のボート、じーんと聞いている。どうにもならないことって、あるよね・・・ 陛下が陛下でなかったら、良かったかもなぁ



禅さん、朝海さんの歌がしみたな。朝海さん、年齢を重ねてからのシシィが板についてきて良かったです。陛下の愛情を感じているけれど、それだけでは生きられないという苦しさがあります。人の気持ちがすれ違うのってセツナイわ。



祐一郎ファンな私にとっては、↑この場面はフィナーレへの序章・・・ごめんなさい。皇帝夫妻の自由にならない人生への苦闘を思いつつ、もう終わりだようと身構えておりました。



次の「悪夢」は、禅さん陛下の悪夢での乱れっぷりが素晴らしいので、とても見ごたえある場面です。



■閣下の指揮ぶり。



前日に観た石丸トートは「きちんと指揮」な動きだったけど、祐一郎トートはあまり手を動かさずに次々に夫妻の縁者を不幸な目に遭わせておられました。
美しい御手がそよそよと動いていて、素敵。目線もあまり動かさないので、余裕たっぷりの閣下です。



で、ここの音楽は、静かな出だしから、どんどんテンポも音量も上がって行き、アンサンブルさんたちの「アアア!」という声で緊張がピークへ。何度も観ているけれど、音楽のうまさってスゴイです。飽きないし、美しいし、少しだけ恐ろしくて。



俺だけが与えられる、自由を!



キャー! じゆうおお! 禅さん相手だと、男っぽい閣下だわ。女子を取り合う男子同士ってところかしら。皇帝陛下には、黄泉の帝王に手を出すことはできない、ああ!



怖がらせるのじゃないんですよね、楽しんでるようです。



上からすっと見下ろしている祐一郎の顔がまた良いのですよー。美しいわ。



ものすごく簡単にふんふーんと悲劇を起こしまくっている閣下の下では、皇帝陛下が妻エリザベートを捜して狂いそうになってます。
オイタワシイが、閣下との掛け合いが激しいので、喜ぶ。いいタイミングでガツンガツンと声が重なってくると、テンション上がりますっ



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