2010/11/21

『エリザベート』10月-11 微熱が・・・

風邪引いて、何度思ったことか。わたしにも!ドクトルをお連れしてー!



ちょっと記憶が遠くになりけりですが、秘密のメモ帳(それにしても叫び声が詰まりすぎてて、遺品などにはしたくない内容だ)を参考に、10月の帝劇にレッツゴーです。



ちびルドくんにチョッカイ出したあと、閣下の出番が少しなくなります。皇帝陛下への、実母によるお色気大作戦(いくらシシィが憎いからって、そんなのヒドイなと思うんですが、これ史実なんでしょうか? 今度、調べてみよう)が展開されるから。



■触れなくても、セクスィー!



脈は・・・♪ ううーん、優しい声だなぁ 最初の声だけで、いやーん、いいお声! 
それに密室に二人きりだし!とか、もう無駄にドキドキです。 脈も微熱も、アナタの声を聞いたせいだ・・・ぶつぶつ。



ドクトルがカウチに座って、あ、シシィにも体重かかったなぁと思うと、羨ましすぎて病気になりたいと、悪い考えに取り付かれてしまいます。ドクトル祐一郎が来てくれるなら、貧血も放置しておくわー。



微熱が・・・♪ シシィの手を取る、その閣下の手が美しいわけですよ。普通よ・・・と閣下に掴まれた手を引き戻すシシィの失敬な動きにも、動じず、じっと観察なさってます。



見つめられたいぃっ ぎゃーっ



ホントにね、これに抵抗しまくるシシィはとても強情ですわ。ありえない、ですよ。



陛下とて男です、って言うドクトル。ふーん、この点についてはシシィがとても気の毒だなと思います。あの陛下が!ひどい!傷つく。 皇太后のたくらみは、成功。



■いいえ、命を絶ちます! って叫ぶ朝海シシィについて。


ここまでのセンテンス、息継ぎなしで早口に言うんですけど、ここまで死なないわって頑張ってきたのに、いきなり死ぬって、唐突感が拭えないんだよね。特に、朝海シシィだと。


死へのいざないってものが常にあったとしたら、陛下の裏切りが引き金になるかなとも考えたものの、朝海さんのシシィはすごく生きることに本能的に強い気持ちがあるのでー。うーん。


■待ぁっていたぁ!


いろんなヴァリエーションがありそうな「待っていた!」箇所。 この日の閣下は、嬉しさを隠してるつもりだが、隠しきれてない声、でした。ふふふ。


意外と、コートをぶん投げるところ、そのコートがやけに重そうに、ばいーんと弧を描いて投げ捨てられたのが密かなツボでした。あ、ゆっくり落ちた・・・と思った。


このうきうきを隠し切れない声、というのが他の箇所にはない方向なので、シシィの死にます!と共に、ますます面白い場面になっていたなというのが正直なところ。


本当は、ぎりぎりで頑張っていたシシィに人としては信じていた陛下に裏切られたという、ツライ場面のはずなのになぁ ごめんよ・・・邪眼メガネがついつい発動してしまうみたい。


最後の仕上げは、出てお行き!のシシィの手ですわねー。閣下は犬じゃないわ!
過剰な演出にも負けずについて行ってるつもりなんですが、この場面全体に漂うリアルさのなさ、が余計に面白さを押し上げている気が。


■カウチでのセクシーさはどこへ


ここの祐一郎閣下のお声はというと、元気もりもりで。心閉ざしていくわ・・・♪ とやっぱり死なないんだね、というシシィの反論をぎゅっと固まって聞いておれらる。あと一歩のところだったのに、やっぱりこの子は人生を諦めないんだなーっと。


死ぬって言った直後に、出てお行きという女って怖いわね。でも、閣下は面白いと感じているように見えます。それでこそ、帝王が見込んだ人間ですよ。手に入れ甲斐がありますね。


ちえーっ、惜しかったよなぁと笑ってそうな後姿で、閣下はお部屋を出て行きました。気の強い女上等。
黄泉の帝王らしい反応にも思えるし、うきうきっとした様子を見ると、反対にものすごく人間らしいなぁとも思う。






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