ちびルドくんに、これでもかってくらいに優しいお声で話しかけるトート閣下、「ママ、何処なの?」
もて遊ぶ意識すらもなさそうな、ふふーんという感じで寂しい皇太子を見つめておれらました。
ルドルフを死にいざなうことが、もう見えているかのような。その死はとても優しいのだとでも言いたげな。
って、言いすぎか。しかし、あまりに邪念がなさそうな澄んだお声を聴いていると、↑そんな気になってしまうのだった。
すごく意識的に、シシィを落とすために皇太子にもちょっかいを出しに来た風情にも出来るところ。私が祐一郎トート閣下に出会ったころは、そんな風でもありました。ですが、この頃の閣下は、そんな単純男子ではないのよねー。
損得とか、駆け引きとか、そんなの超えてしまったようです。
・・・愛だから。
ところで、ちびルドくんが最後のあたりで本のタワーの上で立って歌うとき、閣下は横に立って見上げてますよね。危ないからサポート役でもあるんだろうなぁと思うんですが、
真面目に歌うついでに、一度くらいよろけてみてはどうか!
アタシがちびルドだったら(こんな邪心に満ちた子供、いやだろうけど)、ふらついてみちゃうけどなー。抱きとめてもらうけどなー。ねーっ
シシィが抱きしめられるのは、当然なのであまり萌えない。しかし突発的な出来事って、想像するだけでもアドレナリン噴出。ここはかなりのチャンス!と思うのだが・・・ 閣下の腰は痛めないように、細心の注意を持ってよろけますからー。
とりあえず。私が観劇している限りでは、どのお子様も実行してないようですヨ。真面目すぎるわ!
それと、ルドルフは、ママに似ているけれど、ママと違うところから「死」へ魅入られていたのかなとか、そんなことを何となく考えてみる。閣下のいざないが、優しすぎるので、寂しいときにささやかれたら、心の奥底にひっそり住み着いてしまいますよね。
生まれたときから、檻のなかのような生活。自由になりたいと思ったとき、しがらみをチャラにするのは「死」しかないと求めていく哀しい皇太子の心情を想像してしまいます。
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