2013/10/13

『ロコへのバラード』9/21夜 近すぎた。ださいカズさん素敵。

@東京グローブ座
初めて行きましたが、こじんまりとした感じが良い雰囲気。ただ1階前方席から見ると舞台がけっこう見上げる先にあり、ダンスって見上げるものじゃないわと心残りでした。

シェイクスピア劇場、というイメージと大久保のアジアンな雰囲気の往来がなんとも不思議な劇場ね。
開場を待っていたら、警官と関係者らしき方がなにやら話していて事件か?と緊張したよ。何だったでしょ。

音楽監督の小松亮太さんが出演日とのことで、ステキなタンゴ音楽を堪能。バンドのキンテート・オセイロの皆様、素晴らしかったです。うっとりー。ヴァイオリンの女性、ご本人も音楽もセクスィ! きゃあぁ

さて、本編。
それぞれの出演者も演出もいい感じだと思います。が、私の座った1階前方席というのがこの演目に関しては裏目に出る席だったかも・・・おおおう。

絡みあう足やら腰やら、きゅっとひねる素敵な背中とか、これらを見上げる位置(D列)でした。近いこともあって、ダンスの大きな動きを眺めるには不向き。細かいステップを評論するようなダンス眼は持ち合わせていないので、私には使いこなせぬ席でした。

と、思っていたところ、最後の最後に席のせいだけじゃなかったかも! という展開へ。

本編の物語を表現するダンスとは別に、おまけダンスが怒涛の展開。そして、この激しく楽しいタンゴが素晴らしかったのでした。あれ・・・?

男性と男性で踊ってくれたのですが、これが全編通して一番盛り上がった! そうそう、私こういう系のタンゴが見たかったんだと思いました。流れるように、かつ激しく、熱いダンス。す・て・き!

もちろんダンス界では著名な方たちが踊るのですから、素敵に決まってるんだけど、本編では物足りなさが募るばかりの流れだったの。

提案ですけど。
役者さんは役で、ダンスはダンサーの方で。分けたほうがメリハリつくのでは・・・ いや、私、ダンスメインのステージで見たかったよーー! と思いました。

狙いはいいのだが、出演者の方たちの才能をもっと使う方法があるような気がしてならない、という妙な歯がゆさが募る舞台です。もったいない感が残ってしまったのはどうしてだろう。

私にとって、タンゴって熟年~のほうがしっくりくるイメージがあるので、若くて可愛い雰囲気の役者さんたちだと、情念が足りないと思うからかも。悪くないけど、もっと出来るはずだろうと言いたくなってしまうのだった。あ、偉そうですね、ええ。

■カズさーん。
ダッサいカズさんが、素敵よ!

女性に対してぐいぐい行けない男、うふうふ。髪もぼさぼさ気味で、かわいいったらないわー。
歌もそんなお茶目さん具合がいい塩梅となっていて、さすがでした。

彩吹さんって、可愛らしい。うーん、でも細い。タンゴはむちむちの太ももで見たい。

西島さんが踊るのは初めて見たので、ちょっと嬉しかったです。想像以上に大型の方で驚く。そして優雅でした。

最後にダイナミックに踊ってたのは新藤さんとゴンザレスさんと思うが(自信なし) 男性同士でもイロっぽいもんだなぁとドキドキ。

そうね、タンゴの舞台見たかったな・・・と贅沢な感想を得て駅まで歩いてました。贅沢すぎてごめんなさい。


【出演】彩吹真央 Claudio Villagra, Chizuko, 石井一彰 大月さゆ 新藤学 Andres Conzalez,
西島千博 石井一孝

【演奏】キンテート・オセイロ ゲスト:小松亮太




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