2011/08/27

『三銃士』 まずはざっと感想

■全体的には、楽しくみました。話の流れも素直だし、悪役はお茶目な悪役で、三銃士は戦隊ヒーロー。



1回目は物語はチープかなぁと思ったんですが、2回目は意外と素直にダルタニャンの成長を見守れました。
次々と豪華キャストが出てくるので(お歌も少なくて、もう、豪華すぎ)、フェスティバル。



サカケンさんの可愛さも際立ってまして、私の心を鷲づかみでした。旅芸人のときの衣装も良かったですねー。ポケットに入れて帰りたいくらい。



唯一残念だったのが、バッキンガム公のお歌。ああ、シルビアアンヌ王妃とのデュエットが、恋の歌に聞こえませぬ。見栄えは素敵です。



お色気場面がなかったのね~ ミレディ、健康的でカワイイので妖婦って感じではなかったからかな。男なんて、サイテー!って叫ぶ歌、あれがお色気か・・・な。



■音楽も、親しみやすい。ファミリー向け映画のサントラのよう。何となく、昭和歌謡テイストも感じる曲調でした。歌っちゃおうかな~と思うような。



殺陣シーンの音楽と、ダルタニャンがお父さんに向けて歌う歌、気に入りました。殺陣のときのは、すごく派手で、シンバルとかドラムの音に、金管楽器が盛り上げて、もう、楽しい楽しい。



■祐一郎倪下、とても楽しそうで、観てる私もとても楽しい。思い切ってやっちゃったほうが勝ち、威厳はちょっぴり、小ズルさとか権力への執着を、バカにされながら本人とても真剣、っていう感じ。



衣装は、もう見慣れた赤い法衣ながら、今回もぎらっとした金テイストがあってよいですね。軍服姿、ドスドスと動いて、大地が揺れる・・・と思いながらロックンロール倪下にほれました。



新しい役、新しいキャラクタをつくってくる祐一郎、ブラボー!!



■吉野圭吾さんの件。



華麗なるダンサーでもある、圭吾さん。歩くのも辛い方を1週間舞台に立たせたのはどうかと、ご本人からの話を聞きながら憤慨してました。役者さんは、舞台に立てといわれれば、責任感から頑張ってしまうのではないですか・・・。それに甘えてしまった(代役をすぐに立てないのであれば、甘えかと思うのです)東宝は、反省していただきたい。


東宝は、いわゆるスターシステムですよね。だけど、シングルキャストの恐さ、ここで考え直してほしいものです。大事な役者さんに頑張りだけの負担を強いるシステムは、改善してほしい。
若手は、ある意味、トラブルがチャンスの場合もありますし、外国のようにアンダーを用意しておく必要があると。


あ、熱くなった。もちろん、千秋楽まで、舞台上では全く怪我していると気づかせなかった圭吾さんは立派です。その頑張りとは別に、プロダクション側の問題を感じて怒っているわけです。


千秋楽の舞台挨拶で、あんなふうに話す圭吾さんが、とても苦しそうで辛かったのですよ。
私もくるぶしの骨をパカっと骨折したことがあって、正座できるまで3年かかりました。普通の人以上に、身体が大事なお仕事なのに、こんな無理を強いたこと、もうなくしてほしいです。


0 件のコメント:

コメントを投稿