杉山亮 岩波書店 4000260553 1996.12
☆☆☆☆
児童文学作家、杉山亮が息子に3歳から10歳まで毎年インタビューしたもの。子どもというものの世界を少し覗けたような気にさせられる。知っている知識を総動員して、自分を取り囲む世界を理解しようと考えている様子とか、子どもは子どもなりにオトナに気遣いしていることとか。私も4歳くらいの時、じつは自分は空を飛べるんだと信じてたことなんかを思い出してしまった。
子どもの答えもなかなか楽しいのだけど、父と子がインタビューのためにファミレスに行って向かい合い、最近どう?なんて話し合っているのが素敵だなぁと思う。その時関心を持っていることとか、友達のこととか他愛のない話ばかりなのも、この息子がすくすく育っている様子で気持ち良かった。
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