加古隆のソロリサイタル@サントリー・ホール。
テレビで見ていた印象よりもホールは小さめでした。私たち(オットも一緒)は1階後方、右端でしたが、それでも舞台がよく見えました。ここは音が響きやすいのでしょうか、残響が長いような感じです。別の席でもまた聴いてみたいです。
さて、第1部は加古隆のソロピアノ。曲紹介の言葉がすでに詩人な加古氏、演奏も詩的でした。ま、静かな曲が多かったのですが後ろの席のおじさんが寝息をたててたのが何とも。連れの人、起こして欲しかったよ。
第2部はテレビや映画のために作った曲。弦楽アンサンブルとパイプオルガンも加わりました。私たちの愛するNHK「にんげんドキュメント」で使われていた「黄昏のワルツ」から始まります。泣いていい? この曲には、生きていくのには大変なこともあるけど、喜びもある。一生懸命生きよう。そんな印象があります。番組のイメージでもあるでしょうが、良い曲です。さらに「パリは燃えているか」はパイプオルガンのみで演奏。迫力があります。でもテンポが早かったのか、ホールの残響とぶつかったのかあわただしい印象でした。余韻を楽しみつつ聴きたかったかな。
最後はドラマ「白い巨塔」のために作られた曲を組曲形式にアレンジしたもの。「財前のテーマ」「里見のテーマ」「巨塔のテーマ」などなど。私の頭の中では<プレイバック白い巨塔>名シーンを思い出しながら聴きました。パイプオルガンでどんどん盛り上げる演出なのかと思っていたのですが、静かにラストまで進んだ感じです。それもまた良し。
今回は天上から降りてくる音・パイプオルガン・バージョンでしたが、冬(12月)に地上から天に向かって叫ぶエレキ・ギター・バージョンも行うそうです。
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