ロバート・キンケイド/山口祐一郎
フランチェスカ・ジョンソン/涼風真世
マリアン/彩乃かなみ
マイケル・ジョンソン/石川新太 キャロライン・ジョンソン/島田彩
others/加賀谷一肇
チャーリー/戸井勝海 マージ/伊東弘美
リチャード・“バド”・ジョンソン/石川禅
翻訳・訳詞・演出/荻田浩一
音楽・詞/ジェイソン・ロバート・ブラウン
♪To Build A Home
フランチェスカ、カンパニー
物悲しい弦楽器の音色からスタート。
淡いブルーのコートにブーツ姿のフランチェスカ。アイオワまでやってきた道のりを語る歌。
NY、ペンシルベニアステーション、バッファロー、シカゴ・・・、トラックに乗ってやってきたアイオワ、
300エーカーの未開の土地(開拓したのか!)
フラニーの衣装はジーンズに長ぐつ、シャツ姿へ。
トウモロコシ♪ トウモロコッシ♪
この歌い方が可愛い涼風フラニー。
十分よ~我が家がある♪
我が家が安全ピン、安全な家が安全ピン。
戦争で破壊つくされたナポリからアメリカ兵だったバドと結婚して、アイオワの未開の地を開拓して家を建てた。ここが私の家、安全な家。息子と娘がいて、夫がいて。でも、私がどんな人生を送ってきたら子供たちは知らない。苦労をしらない。
あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~♪
これが最高にいいの。いいよねー。用語がわからないのですけど、ハミングじゃないしね。ロバートとフラニーの場面にも使われてるけど、とても印象的で効果的です。
言葉にできないすべてのこの思い!
15日は2列目センター(当然、燃えカスになった)のため、禅さんのぶ厚い声が響くのがよく聞こえました。
英語、縫物、諦めを覚え、苗字が変わって、トラックに詳しくなって、アメフトと・・・(なんだっけ?)
とにかく、フラニーが自分の土台の故郷イタリアとのつながりを絶って(この時代にこんな田舎に嫁いだらそうなるよね、お手紙くらいしか手段ないもの)生きてきた歩を楽しそうに、これでいいの、いいのって楽しく言い聞かせるように続く歌。18年耐え抜いた、胸を張ろう♪って。苦労もあるけど、可愛い子供と頼れる夫がいるのね?
あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~♪
泣いた泣いたって書くのも何ですけど。マイ初日、すでに感情が勝手に高まっており、これ聞いてる段階から涙が溢れて、いつ祐一郎が登場するかというのにダメダメと目を見開いていたのだった。
♪Home Before You Know It
バド、マイケル、キャロライン、フランチェスカ
品評会に出かける三人のドタバタ。キャロラインはキイキイとムズがってて、マイケルは運転したい16歳でバドとケンカ、赤いシャツ探してた?
3日だけ留守にするよーと、フラニーに歌うバド。
フラニ―を大事に思ってるのね、ちょっと寂しいのはバドの方みたい。塀も直したし、何かあったら(何もないけど)お隣に助けてもらえ、とか。気にかけてるの。
・ところで禅さんキラキラ・・・ すっごいヅカ的なアメリカ人メイクなの! 扮装って言葉がホントにぴったりな出来栄え。禅さんがメイク講座ひらいたら、受講したい。
そして子供を叱る声がたまに「アブロンシウス教授(TDV)」でフフってなる。
ラストのアイスクリームの場面で見せる怖さ、ここでは見えないから、わりと優しい家長という感じでしたね。で、バドの寂しいなぁって仕草に比べ、フラニーのそうでもない感じが。そうなんだねーと後々響くわ。
※そうなんだねっていうのは、バドはフラニーを愛してる、んだけど、フラニーは家族としての情なんだねという差です。
洗濯モノを抱えて家族を見送っているフラニー、お母さんってところ。ムズがってる娘を叱らずやさしく抱きしめるフラニー。
・バドをてっぺんに(統率者)子ども二人、子どもじゃないけどバドに(愛情というもので)保護されているフラニー、という関係が見えます。
・この場面から、涼風フラニーがかなり可愛い系奥さんというのが意外でした。まぁ涼風さんならそうなるのかーと驚く。お茶目な奥さんなのだった。原作や映画と比べるのも意味ないの分かるけれど、こっちか!と。
子どもを叱らず優しいのですが(とても心が広いのだろうか)、もしくは叱れないのかな?とも。波風を立てずに生きたいのかも?
のちに、バドがこのことについて歌ってます。何も言わないから我慢しているのかも、と。
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