2014/03/19

『シャーロック・ホームズ アンダーソン家の秘密』1/25-26 3 謎解きはほどほどで

ミュージカルだから、まぁそれは味付け程度に思ってたほうが良いだろうと思ってました。その通りでした。でも、不満はないよ。
アダム&エリック、双子。とキャスティング表を見てたら、何となく見えちゃいますしね。

ホームズの謎解きのプロセスをプロジェクション・マッピングで見せるのは、技術をうまく取り入れた演出です。BBCの現代版シャーロック風で、天才の思考を見せるアイデア利用してました。

パネルを動かすのも、物語のテンポが停滞しなくてよかった。

すっごく耳に残る変わった音楽ではないけれど、突飛じゃない分、歌詞は素直に聞こえる音楽です。
冒頭のホームズの人となりを見せるシーンで歌われる「待ってろよ 運命~♪」は軽快。爆発的な音楽もないけれど、全体的に聴きやすかった。

銃声の起こった場面の回想シーン、これは面白い。
アダム(実際はエリック)版、エリック版、ホームズの謎解き版の、3回かな?

ある日、竹下宏太郎さん(執事チャールズ:声のみ)が浦井くんに大丈夫デスカー!と言わねばならないのに、居なかったハプニングがあったのですってね・・・

浦井くん、2回目だか3回目の回想場面だからということで、執事が話すタイミングを自分でカウントしながら1人で演じたそうです。偉い。出来る子だ。
そして宏太郎さんは平謝りだったそう。おお、それはショボンとしちゃうでしょうね。

叔父役の大澄賢也さんと浦井くんの、がっつりのデュエットがあったらよかったな。叔父vs.甥っ子の対決ギリギリデュエット。
賢也さんは立ち姿が怪しくてよかったですね。唯一の憎まれ役だったかしら。せっかくのお声が少ししか使われないのは、もったいない。

石井一彰さん、見目麗しい殺し屋さん。
歌わないのか・・・残念だ。賢也さんと共に、いかがわしいニオイをぷんぷんさせて、とてもよかったです。

宇野まり絵さん
初めてかな? と思います。変幻自在の、時にはセクシー踊り子衣装で目の保養とばかりに頑張っておられ、何度殺されるのかという複数の役を演じてます。

お家を観に来るテンションの高いマダムの役が好きでした。高速十字切りがキマってました。あと、アダムといちゃついてそうな秘書役も良かった。

竹下宏太郎さん
2幕の劇場の男とホームズの絡み、毎回のお約束の遊び場だったらしい。お互い楽しそうにしてました。

そうそう、さとしさんがラストで手品を披露するのを思い出して、ぷぷぷと笑ってます。そのへんの可愛らしさって、ホームズの愛すべき感じが出てましたね。

韓国では、第二弾が上演されたのですよね。
ま、またビックリの展開なのかしら? 日本版も同じキャストで第二弾が出来たら良いな。

再演するなら、やはり同じキャスト希望ですけど、衣装は変えてあげて。ルーシーのキャラと、記憶がない点をさらに補強すれば、もっといい作品になるはず・・・

これも毎回だったらしいけど、ちょっとしたご挨拶がありました。

カテコでは、ボケなさとしさん、かわいいボケらしき一路さんの前では、真面目な健治風。

25日:土曜の夜だったので“シャーロック・ホームズでサタデー・ナイト・フィーバー!”とさとしさんが叫んで、賢也さんがフィーバーなダンス☆ ポーズ決まりました!

26日:さとしさんのモノマネ新レパートリ→<浦井健治のマネ:チャンピオンですから♪>披露
笑い死にする・・・! えいっと腕を曲げ伸ばしすエリック健治のマネでした。

ついでにと、さとしさん<健治くんの得意なモノマネも!>とふり、「もののけ姫」「ハウルの動く城」から美輪明宏がらみのモノマネを披露。
あの子を解き放て! あの子はニンゲンだぞ!
ヤバイヨヤバイヨ!(カルシファー)、この呪いはとけないの。だったかな。

笑わせていただきました。

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