2004/11/14

なんて美しいチャイコフスキー

東京都交響楽団@サントリーホール 04/11/13

指揮 ジェイムズ・デプリースト
グラズノフ 演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 作品47
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 ヴァイオリン・川久保賜紀
チャイコフスキー 交響曲第4番 へ単調 作品36
※アンコール チャイコフスキー くるみ割り人形 序曲

2002チャイコフスキーコンクール(1位なしの)2位、川久保さんの演奏を聴きに。やっぱりライブは良いですねー 

最初の音が聞こえた時、ぞわぞわっとし、目頭が熱くなったのでした。実際にこの曲の演奏を聴くのは始めてで、初演時に当時最高のヴァイオリニストに断られた難曲というのも、合点がいきました。
左手も右手も休む暇なしです。第1楽章で激しく盛り上がったラスト、川久保嬢は切れた弓をちぎってました・・・ ぶちっと。男前! で、このとき会場に「ふぅ・・・」っていう空気が流れたのが印象的でした。集中してたものが、あぁ・・・と終わったのね、という感じに思えました。すばらしい集中だったと思います。私の気持ちがそうだっただけかもしれないけど。
もっと聴いてみたいなぁ、ということで、我が家では上原彩子に加え、川久保さんも注目演奏家に。機会を見つけて聴きにいきたいです。

指揮は05年4月から常任指揮者に就任するデプリースト。配られた冊子によると、なかなかコツコツと実績を積みあげた方のようです。電動車椅子ですすっと指揮台に上がり、大きな背中と、見やすそうな指揮でした。アンコール前に「ありがとうございました」という声も良かった(笑)ですよ。

そうだ。今回、サントリーホールでトランペットとシンバルが鳴るとけっこう耳が痛いことを発見しました・・・




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