2004/03/16

球体関節人形展

球体関節人形展 東京都現代美術館(¥1.000)

映画『イノセンス』関連、押井守監修。
入り口から奥に行けば行くほど、下品になっていく。前半は美しいわね、と見とれていられたが、後半は気持ち悪さとの闘いに~ そもそも「人形」は動かないのだけど、標本箱に入っていれば死体に見えるし、ベットに横たわっていると息してる?という気もしてきます。素材を見ると、ガラス・石膏・人毛・・・と! いやだー。そのあたりに、人形が死んでいるけど生きている、という脅迫感をもたらすのかも。

パンフに使用されている<吉田良>さんの作品を見て、4、5歳くらいの子供が「死んじゃったー」と言っているのは、素晴らしい指摘だった。それを聞いた若めの二人組みが「子供らしい」と表現していたが、この二人は生死は感じないでモノとして見ていたのね。タワシの心臓だ。
��マリオ・A>という人は、たぶん人形と生身の人の写真を合成していて、これまた違和感があって気持ち悪い・・・ <井桁裕子>さんのは、オジサン顔が乳児の体にくっついてて、性器だけは大人?とか。むむむ、わかりません。イヤだなぁと思いつつ、前半のただカタチのきれいな人形より、何かありそうで気になってしまう自分がイヤだったりして。
疲労困憊して会場をあとに。



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