11/26夜、11/27昼(おけぴ観劇会)@シアタークリエ
アルフレッド/山口祐一郎 クレア/涼風真世
マティアス/今井清隆 クラウス/石川禅 ゲルハルト/今拓哉 ヨハネス/中山昇
マチルデ/瀬奈じゅん
若い時のクレア/飯野めぐみ 若いときのアルフレッド/寺元健一郎
再演、しかもマチルデ以外はキャスト変わらずという夢のような再演。
2015年の初演からすぐの再演ということで、そんなに変わらないのかなと高をくくってました。ごめんなさい!
演出の山田和也さんはじめ、出演者スタッフの向上心、すごかった。
同じセリフなのに(気づくような変更点はなかったと思うの)各キャストの視線、表情、声のトーン、何かのタイミング、それらが「こういうものを表現したいんだ」っていう明確な意図というか、思いが貫かれています。
初演のときには、“このときアルフレッドの気持ちはどんな風なんだろう?” 読み取りにくい、もしくは読み取りにくく表現しているのかな?と捉えていた点が、いくつかあったのですが、それらがとてもくっきり見えるようになっていました。
大きな疑問は、アルフが「クレアだけをずっと愛していた、忘れたことはない」という言葉の誠実度。
彼はその場しのぎ、相手に合わせてしまう男なので、この言葉もクレアへのリップサービス的な意味が大きいのか?と捉えてました。
アルフは“その時(だけ)は誠実”病でもあるので、言ってるときはそう思ってるんだけど、別に真実ではないかもしれないってことでもあるよなーと。
2016年のアルフレッドは違ったわ! ほんと吃驚なんですけど!
言葉を発した瞬間も、その後もラストまで、誠実な心情としか思えません。でも金のために捨てたんだ、っていうはっきりとした自責の念を抱えて暮らしてきたんだなって分かるの!
どうしたのよ、すごいわ。
お前、そうだったのかーーーーっ ですよ。
クレア様と一緒に、打ちのめされそうになったよ。愛してくれてたなら、なぜ? なぜ、酷い目にあわせたのよぉぉぉぉ
あともうね、祐一郎の声がぁぁぁ・・・・・(素敵すぎて死にそう)私ならここでもう「ゆるちゅー」、って負けてしまったけれど、クレア様の受けた傷は深くて許さないわー!って拒絶なさってたわね。そうよね。
2公演だけ見てきたんですけど、濃すぎたので大満足です。休憩時間もすぐに席立てなかったしね。祐一郎が、じゃなくて作品自体にお腹痛くさせられました。辛かった、そして素晴らしすぎた。
つづく。
再演は、可愛いさも増し増しでしたよね^^;
返信削除初演時は、初演の手さぐり感が、なんとなく
感覚的にあったのですが、
今回は、再演の為か、それぞれのキャラクターが
より明確に確立してまして、ぶれることなく、
楽しめました。
ゲスゲスさんは、やっぱりゲスゲスなんですけどね(笑)
クレア様の絶望(闇)が深ければ、深いほど、
紙一重(表裏一体)の愛を感じました。
色々な人々の、思惑・欲・闇が深ければ深いほど、
ぞくぞくする面白さ、大人の喜劇作品でしたね。
可愛いゲスゲスさん他、
又、色々語りましょう!!
(お酒がなくても、かなり語れると思いますので、
お体大切にしてください 私も風邪が治りづらいお年頃(爆))
冷静に考えればほんとにひどい男なのに、ああ何てかっこいいんだろう、黒ヒョウの頃もさぞかっこ良かったのだろうなぁ
削除などととんちんかんに見惚れていました。
涼風クレアはじめ、すべてが素晴らしいレベルで贅沢な作品でした。
そのお疲れか(笑)養生中です・・・
早く治します!そして語りましょう!