2016/12/27

『マーダー・バラッド』11/26昼 ただカッコいいを堪能してもいい

@銀河劇場

トム(ダウンタウンのクラブのオーナー、サラの元恋人) ・・・中川晃教
サラ(アッパー・イーストに住む女性、歌手を夢見ていた) ・・・平野綾
マイケル(サラの夫、詩学の博士号を持つ。) ・・・橋本さとし
ナレーター(バーテンダー。本物語の語り手。)・・・濱田めぐみ


訳詞・上演台本:森 雪之丞
演出:上村聡史
音楽監督:島 健


事前情報入れずに見ました。カッコよかったぁぁー
80年代風のロック、私の好きなメロディアスなロック!

さとしさんがやさしい男の役と聞いて、どう?って思ってたけど、すごくしっくりしたな。綾ちゃんより年上のしっかりした頭のいい男性で、愛情あるけど少し奥手。
不器用なマイケル、でもやるときはやるのだな。そこがいい。

さらに、ダメかもしれないけどセクシーな(だけの)男、アッキー! えええ、アッキ―が誘惑する元彼?でしたが、これまたイヤンかっこいい! 明日の約束はしない系の・・・でもこういう人はモテるらしいよね?(私はマイケル派)

でずっぱりNo.1は平野綾ちゃん、ほとんどの場面に登場する主人公的な役割なうえ、激しい恋と子供(舞台にはいない)への愛情を見せるママの顔と、内面も一番客席に伝えなくてはいけないのだった。
ホットパンツに網タイツ、衣装も良いわー。ちょいビッチな感じで。

やさしい夫、かわいい娘、何が不満なの? でも満たされない!そんなサラの彷徨う心は親近感あります。ふらっと元彼のところで、火遊びしちゃう気持ち。
そして、失ってわかる夫のおおきさ。

公演中、感情が残ってしまって食欲がわかないって書いてたけど、もう美味しくご飯食べてるかしら。毎公演、家庭のなかではおさまらず、トムに落ちてしまうサラを演じていると、確かにぐったりするだろうなぁ

そしてナレーター役もするバーテンダーのめぐさん。最初の、だれかが死ぬっていう歌を歌って、あ、バーテンダーでもあるんだなってところまで見たときに、誰が誰を殺すか分かったわ‥‥ 視線が熱かったもの!
バット殺人だったとは。

さて、上演前にプログラム購入して、掲載されてた歌詞は読んでおきました。これは正解だった。音楽がロックなので演奏でうまく歌詞が聞き取れないとこや、一回で意味が取れない歌詞も多かったから。

親切な歌詞だと大事なとこ繰り返したりしますが、これは言葉遊びも多くて、意味と音とをすべては分からなかったのでした。音響は悪くなかった気がするけどね。
日本語だと音節がおおくなって意味が入りきらないのかも。

翌日、銀座山野楽器へ行ってオリジナル盤買いました。英語で聞くと、すごくシンプルにすっと聞きやすい気がする。
でも日本語盤もあったらいいー。カッコよかったから!

Tシャツ買おうとしたら、売り切れてました。ショボン。

大劇場作品ももちろん壮大で大好きなんですが、こういう小さめの劇場で小さいカンパニーで上演するものも楽しい。

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