2014/07/22

タカラヅカ体験 観劇編1 その前に。

@宝塚大劇場(宝塚) 7/19昼

オレンジ色の屋根が可愛らしい宝塚市の劇場、ついに来たー!!

さて、内容についてというより、まずは私と宝塚について思い出してみましょう。それはそれは遠く離れていたのだった。地球の反対側くらい離れてました。

幼少期、「宝塚歌劇」というものの存在を知るも、当時の私にとっても、古めかしさを感じさせるたたずまいでした。大衆演劇を越えたなにやらコテコテしたメイクで、女性だけで演じる劇団。なぜ女性だけ?? 不思議だ。

途中、大地真央級のスーパースターを知るけれど、もちろん観劇したことはない。印象も特に変わらず。

数年前あたり。ミュージカルにどっぶりとなり、東宝系ばかり観ていると、宝塚出身の女優さんも多いので、以前よりは拒否反応薄れる。基礎があるのねーと感心することも増える。
たまに、ショウ形式のステージで元男役さんたちが当時を彷彿させるカッコいい動作とかカッコいい流し目とかを披露してくれ、キャー!っとなってた。カッコいい。この人たちカッコいい。もしかして、みんなコレを観にいくのか??

しかし、男は筋肉!すね毛、胸毛!と思っているので、なぜに女性が男性の役をやるのか、そして独特の美意識は理解できない・・・(永遠にヅカスイッチとジャニーズスイッチは入らないと思ってた)

ただ、一路真輝トートのDVDを借りた私、そこで轟悠さまのルキーニに出会う。
これは!!! カッコよすぎるーーーっ!!!
轟悠さまになら抱かれたいわとか思いました。カッコいいを通り越して、どう考えても男らしきお色気がとんでもなく噴出していて、DVDでこれなら、生はどうなってるのかと鼻血レベル。

前置きが長かったけど、とにかく人生初・宝塚は<轟悠さまが出演している、大劇場公演>にしようと思ってたんでした。
で、何度かチャンスがあったけれど、いろいろ踏ん切りがつかなかった。それと、キラキラしたものは好きだから、もしかしてハマったら破産どころじゃないと、ちょっと怖かったのもあるよ・・・

のですが、<祐一郎さん突然降板ショック>が私を変えましたね。やっぱり行ける時に行くべき。いつかと思ってたら、二度とチャンスは来ない!

ついでに変身写真の先輩である友人も誘いたいと思っていたので、二人の予定と私の<轟悠さまがいる大劇場>が合流したのが、この7月の『The Lost Glory -美しき幻影-』だったというわけです。

ふー、前置き長い。
あとね、なぜ男の役を女性たちが演じるのか、腑に落ちぬ・・・と思ってたんですけれど、実際に見てちょっと分かったよ。

宝塚の舞台にいる<男>っていうのはジェンダーな男性のイメージ、しかも女性が夢に見る男性のイメージを究極の様式美に高めたファンタジーなのね。だから、筋肉とか胸毛のある無しはどうでも良いポイントであった。男の真似をしてるんじゃなかったんだねー。

大事なのは、あくまでも<理想の男>的な役割を背負って、カッコよいターンやカッコよい笑顔や、カッコよい何かいろいろなことを全身で演じるトップスター☆のカッコよさを堪能すれば良いのだな・・・

別に男の格好しなくても、カッコいいならそれでもいいくらいだもの。物語を上演するにあたっては、男/女、に分けたほうがやりやすいってことなのかなと。

いまや日本では死滅したかに思えたか弱き乙女を守る男ストーリーが、ここには残ってたわ・・・もう、伝説とか神話を見てるとしか思えない。

娘役の方の、トップに向ける眼差しの真っ直ぐなことといったら! あれは、観客がスターに向けてるまなざしを補強しますね。娘役は舞台上の人だけど、半分は客席の眼差しを取りだして見せているかのようでした。

カッコいいの粋であるトップスターを頂点したピラミッド型のスターシステム、その頂に顔を向ければ、きらめくスターが笑顔で銀橋を歩いてくるのねー。はぁぁ~

本物の男じゃないのに、という見方はまるで間違った色眼鏡でしたわ。あれは男じゃない。男らしさを身にまとう、カッコいい人という概念が歌い踊ってたんだと思う。

さて、次は内容について・・・振り返ってみます。

4 件のコメント:

  1. 変身写真、素敵です!次は是非、男役にも挑戦してみてください。

    タカラヅカに関しては、女の子の理想の男性像を舞台上でキラキラな世界観の中で表現したらああなった、のかな。と思うものの、しかし、その表現者はなぜ、女じゃなきゃいけなかったのだろう。
    なるべくリアルを感じさせない方が夢の世界を表しやすいのか?それだけ男性性というものが、夢と現実にギャップがあるのかも・・・。
    だとすると、一度ハマると、ますます危険なタカラヅカ。戻ってこれないかもしれません。

    ヅカレポの続き、楽しみにしています!

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    1. 女性でなくてはならない理由は分かりませんが、女性が演じることで
      不思議なゆらぎが生まれ、独特の価値観を生み出したのは間違いないですよね。
      追求したいテーマですわー

      ぜひご一緒に変身いたしましょう☆

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  2. あいらぶけろちゃん2014/08/07 20:28

    なんでも宝塚の「エリザベート」のDVD?を見たウィーンのスタッフが「宝塚は女性ばかりの劇団と聞いていたが男性が出演してるじゃないか」と言ったのが轟ルキー二のことだったらしいですからねぇ。
    轟さんが入団した時の歌劇(雑誌)の同期生一覧の中で 多分成績はビりから3~4番目だったのですが一番目をひいたのが轟さんだったんですよ。(顔写真一覧も成績順に並ぶシビアな世界)しばらくして頭角を現したのをみてあ~やっぱりねと思ったものでした。

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    1. ふむふむー。
      轟悠さまは、普通の成績では測れない魅力的なお方なのですね。
      私も一路トートのDVDを見たとき、このルキーニには抱かれてもいい!と色気を感じました。ちなみに、お兄ちゃんルキーニには感じたことないです(笑)

      とうとう、まばゆい世界を知ってしまいました。
      ヅカ版のエリザもみたいものだ、などと思案中です(チケ取り大変そう・・・)

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