見てきましたよー、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」
休憩なしか・・・と心配したけど、中ダレせずに最後まで見れました。初めてみたひとも、そうだったらいいですね。
書き始めるとキリがなさそうなので、とりあえずざっくり。これからのひとは、読むのは気をつけてくださーい。
「英国王のスピーチ」の監督・・・他は見てないので一概に言えないのかもだけど、基本的にすごく分かりやすい演出しますね。素直で意外性はない。どアップ大好き。
画面に映るものにも、意味を投影してるのも、非常に分かりやすい。
うーん、映像に楽しさというか目を引くものがないのが物足りない。あ、贅沢ですかね。役者の力量がモノを言う監督でしょうか。
泣いたかどうかは作品の良し悪しとは若干違うと思うけど、でも! 嗚咽・・・隣の席のおじさんも、後方の女性もズビズビ泣いていたので、高・涙率。
私の涙腺決壊ポイントは、やはり父子愛ですねー。
○ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの配役、最初聞いたときは、逆じゃないかなと思ってました。でも、見てみるとコレで良かったのねと分かる。
○舞台版にない曲があったり、反対に削られた部分もあるのですが、話の流れを映像のスピードに合わせると仕方ないかもね、と納得。
○アンのファンテは、少女らしい純真さと母のたくましさが不思議な一体感で素晴らしかった。ああ、しかし一番痛そうな役柄かもしれないよ。
○バルジャン(ヒュー・ジャックマン)が、ジャベを解放するときに、細身のナイフをシャキーンと出したときは、ウルヴァリン。
○ラッセル・クロウのジャベが、思いのほか哀しみを満々と湛えた男でした。バルジャンが激しい気性を素直に出すわりに、彼はとても抑えられてました。監督の意向なのかなぁ
熊みたいなラッセル・クロウが諦めやら哀しさ、どこにも行けない孤独感を見せると、どうしていいかわからないわ・・・(助けてあげたくなる!) スターズ、の時点で哀しい表情って、私には新鮮です。
○いやー、グランテールが別人のように爽やか美男子でした。でもね、最期はあこがれのアンジョの隣に駆けつける。よかったねー。
○ラスト、天に召される場面で司教様がお迎えに! 眩しい・・・コルム・ウィルキンソンがすてきです。
○舞台の演出の雰囲気も好きな、Dog eats dog がなかったのが残念です。ついでに、テナルディエ夫妻は毒気よりもお茶目度が勝っており、道化役に近い感じでした。
ここに関しては、ちょっと不満が残ります。彼らの現実にすばやく対応する抜け目なさを、もっとギラつかせてほしかった。
○上につながるけど、舞台では群像劇であるのですが、映画では主役=バルジャン、とその周囲の人々、という位置関係です。仕方ないとは思うものの、バリケードの学生たちにも光が当たってほしい。とわがままな要求がつのります。
○ジャベがガブローシュにメダルを付けたのって、自殺への前ふりと思うんですが、びっくりしたよ! まだ、死体の山をひっくり返してるんじゃないのかー。
○マリウス、薄い顔の人だなぁと心配していたのですが、歌声は案外男っぽかった。だんだん、コゼットを守るぞ、と凛々しいひとになっていったのが良いです。彼になら、コゼットを託しても良いでしょう。
○コゼット、美しい女性に育ちました。苦労多いわりに、父を愛し、聡明な子です。お部屋や衣装がカワイイのだわー。まさに、蝶よ花よ、でした。
と、止まらないのでこのあたりで。
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