2011/11/20

『美女と野獣』11/12 

四季劇場【夏】 11/12ソワレ



ビースト/飯田洋輔 ベル/坂本里咲 モーリス/石波義人 ガストン/田島亨祐
ルミエール/百々義則 ルフウ/遊佐真一 コッグスワーズ/青木朗
ミセス・ポット/織笠里佳子 タンス夫人/倉斗絢子 バベット/長寿真世
ムッシュー・ダルク/川原信弘 チップ/牧野友紀



ようやく見れた・・・
札幌に前の四季劇場があったころ、見てなかったの。なので、見逃し続けてた作品をようやく見れました。
CD聞いてるし、いろんなシーンが勝手に脳内で捏造されてたのですが、想像してた以上に舞台がきらきらしてて、いろんな仕掛けもあって、楽しかったー。ディズニ~★



ベル、坂本里咲
他の作品でも拝見してますが、プロフィール写真の印象よりも溌剌とした女優さんですよね。意外と(失礼)カワイイ雰囲気も出せてました。声のピッチは低めか・・・と思いながら聞き始めてたんですが、自分をしっかり持っている、お姉さんっぽいベル役も合うものだなと。



ベルは本の世界が大好きで、広い世界が見たいというお転婆さんでもあり、そして変わり者・・・で、気も強い。素直にベルの気持ちに沿って見れました。





ビースト、飯田洋輔
マチネでは弟・達郎を見て、夜は兄で。いい声で、ビーストが王子様に変身しても違和感なくて素敵。
明るく広がりのある声質で、温かみも。低音もしっかり無理なく響いてます。


「愛せぬならば」1幕のラストで歌われる愛を知ったビーストのソロ。ずっと聴いてた芥川英司(現在は、鈴木綜馬さん)のビーストの屈折した感じのイメージが強かったのだけど、飯田ビーストは屈折した雰囲気はそんなになくて、人間らしさを忘れてしまった・・・野獣っぽい。がうがう。
全体的に、キュートなビーストでした。ドレスがピンクだ!に座布団一枚。うふふ、かわいいな。


ディズニーアニメで、野獣の変身後にたいへん不満を持っている私。<これなら、変身前=野獣のほうがカッコいい!> うっかりガストンまでいい男に見えてたけれど、舞台は大丈夫でした。ガストンより、王子さまのほうがちゃんとカッコよく見える演出で。


マジカル~で、野獣から王子さまに変身した後、2階席から目を凝らして見たら、王子さま素敵! ベルとのダンス場面は、うっとりでした。ふわふわの淡い黄色のドレス、王子さまのきりっとした盛装。夢みたーい♪


と言うわけで、初ビーストの飯田さんは今後も楽しみ、と丸印を付けました。ファントム役も出来そうです。王子姿もイケたので、シャヌイ子爵も良さそう。


ガストン、田島亨祐
1幕は野獣よりガストンメインよね・・・ なので、ガストン役が楽しく、バカな男を盛り上げてくれなくてはいけません。田島ガストン、とても良かった。
単細胞の筋肉バカって感じがよく出ていて、後半のどす黒さも怖いわってくらい。こういうヒトいるよね~って思われる程度のバカさがたまらないわ。


田島ガストン、楽しそうにいい声で歌って踊ってくれました。あー、これをキーヨが演じてたんですねぇ 見たかった。マグダンスしてたのかー、見たかったよう。


ルミエールとか。
お笑い担当の召使たちも、みなキャラがはっきりしてて分かりやすいです。おおきなかぶりものを付けているのに、かぶってる感があまりしないのが不思議。そういうヒト、に見えました。なりきりが上手いのかな? マジカルランドだから?


ナプキンさんのスカートがとってもキレイとか、だんだんモノ化してく細やかさとか、手抜きしないところが安心のディズニーワールドですよね。愛があればいいのか?っていうヒネクレものの斜め目線も出る幕なし、直球な展開です。騙されてもいい気分(ちがうか・・・)の物語。


オオカミもこわかったです。動きがうまい。野獣のお城に攻め込む村人もこわいし。


笑いやら、ダンスやら、タイミングが肝の進行も多いのが舞台のはず。マチネのときも、ううっオーケストラ!と思いましたが、ソワレではさらに思いました。
キャストはいい声で歌ってますよー、なのに、録音された伴奏に合わせて歌わなくてはならないなんて! その日の呼吸とか、客席との間合いとか、あるでしょう。あるでしょう?


チケット代との兼ね合いと思ってみても、劇団四季もさらに将来的には、全公演に生オケを入れて採算を取れるようになってほしいと思います。もっと素敵な舞台になるもの。



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