2004/04/30

新選組!展

江戸東京博物館で開催中の「新選組!」展に行きました。祝日のためか入場制限が(10分少々待つ)。

今まで幕末にさほど関心がなかったのですが、NHKのおかげ様。激動の時代に触れてみたいと思うようになっています。しかし知識のなさゆえ、いろいろ展示を見てもいまいちピンと来ないのがツライところです。

最近知った近藤勇&土方歳三の「享年35」というのですら、驚きます。あの顔つきはとても30代ではありません~

国家を論じたり、内部の粛清をしたり、女を買ったり、そういう行為は幕末に限らず見られることですね。生麦事件のように外国人排斥運動と、それに伴う暗殺も。オウム事件など思い出してしまいました。武力で抑えようとしても難しいことがほとんどではないのかしら。



けっこう面白い発見もありました。

松前藩士の子であった永倉新八(『新選組顛末記』 原題『新選組永倉新八』を残す)は、新選組の生き残りですが、樺戸集治監(月形町)で剣術指南などして小樽で亡くなっています。墓は小樽中央霊園と札幌里塚霊園にあるんですね~。春と秋には里塚に行っていましたが、知りませんでした。
あと、彼の陣羽織があったのですが、小さいのです。ほー、こんな小柄な人がこんなぶっとい木刀で稽古したのかと。日本人は急激に大きくなったんですね。

それと、近藤勇の文字はとてもきれいで丁寧に書かれていました。線も細い。あのイカツイ顔(失礼)の印象とはちょっと違いました。これは有名だそうですが、女を買うことが出来ないので「男色」が流行っている、という近藤勇の手紙もありました。あらー。
対して土方歳三は、筆の運びに強弱があり表情豊かな文字です。オレは京都でこんなに女を買った・・・(自慢か?)と書いてる手紙も公開されていました。ぷ。

新選組を預かった会津藩の松平容保は、なんとその後は日光東照宮の宮司になってました。まぁ徳川家康を祀っているので間違ってるわけではないけど。驚きの転身術。

それにしても「攘夷」の意味するところすら、何故かいまだに掴みきれない・・・。これからもゆっくりこの時代のことに注目していこうと思っています。

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