2018/12/05

『メタルマクベス disc3』11/19夜 まさみ夫人よろしくお願いします

初演のメタルマクベス とか、ライブ行ったりしたわ。
見てたよ。カッコよかった内野ランディ・・・

ウッチー、さとしさん(ライビュ)と来ての浦井くん。

ランダムスター、マクベス浦井/浦井健治
ランダムスター夫人、ローズ/右近B/長澤まさみ

レスポールJr.、元きよし/高杉真宙

グレコ、マクダフ柳下/柳下 大

グレコ夫人、シマコ/林/峯村リエ

パール王、ナンプラー/粟根まこと
右近、医者/右近健一

エクスプローラー、バンクォー橋本/橋本じゅん
レスポール王、元社長/ラサール石井

演出のいのうえさんが言ったように、一生懸命もがいてる浦井くんをそのままランダムスターの性格付け、演技で使ってた。12月にもう一度見に行くので、その時に、未熟さに落ち着きがでてくるのか気になる。あと、殺陣シーンは今後の課題ね。腰を落とすのよ・・・大変だと分かるけど健ちゃんなら出来る!君はできる子!

初演から大筋は同じながら、時代に合わない部分は変更、カット、順序や楽曲も変更あり。
もはやダイエースプレーで笑ってくれる世代は私が最後だものね?(40代)あの曲大好きですけど。若い観客には、ハテナだろう。

カットしたことでスピーディになった気はするものの、初演の何だかよくわからないがごった煮みたいなヘンテコさが減って、となると何で「メタル」「マクベス」だっけ?とふと疑問が沸いてしまう。時代を使って表現するって、こういうズレが生まれてしまうものねー。

■野心はどこか
ウッチーやさとしランディには、もともと野心があって、そこへ夫人がダメ押しで火をつけたように見えたのですが、浦井くんは火さえつかないままに主君殺しをしたような、覚悟のないままのような。

祝宴のあとの王との会話で「知られてしまった!」ことが動機であって、ほんのわずかでさえ王位を求めてるように見えなかった。さとしさんだと、知られたと思い込むのは後押しで。

なので、勘違いで殺してしまったと気付いた後の王冠を乗せた浦井ランディの諦観した顔が面白かった。心がもう死んでる。

心が死んだのに、それでも手にした王冠に執着するのが哀れだし、このひと割と流されちゃうのね・・・という。弱い心が勇猛な兵士の体に入ってるランディ。

野心があっての行動だと、あやうい王位に固執しながら精神が死んでいく段階が分かりやすかったが、浦井ランディは王冠つけたときに死んでて、それと「メタルマクベス」の音楽に取りつかれるところが、現実逃避なのか、自分を鼓舞してるのか、どちらか測り兼ねました。どっち?

むしろ、まさみ夫人のダメ押しじゃなくて、メタルマクベスの音楽と魔女たちによってそそのかされたのか? それもあるな。
だけどやっぱり、野心がないようにみえたのが、浦井ランディの特徴。

■夫人
長澤まさみのことが好きなんですよ。背も高くてスタイル良くて、浦井くんと並んだら引き立て合うわーと楽しみだった。

ほんとに眼福。

すっきりした衣装も良かったし、美尻さま・・・素晴らしい。

もちろん演技も落ち着いててとても良い。自分が何を演じてどう見えてるのか完全に分かってる。いきおいに流されてない。素晴らしい。

まさみ夫人がランディを焚きつけるのは、二人で最高の地位を手に入れたいからという素直な野心から。夫は戦闘力はあるが野心が足りぬと思っていて、それを自分が補えば最高の二人、と無邪気に思ってる。手にした後を想像しない熟慮が足りないところが怖いもの知らずでいい。

慎重に演じてるなぁという印象、200%くらいで突っ込んでくる浦井くんを受け止めてくれてそう。ありがとうございます。

12月の終わりころに、どんな二人になっていくのか期待。

■レスポールJr高杉くん
細い・・・若い(笑) 歌も真面目に歌ってくれてて、カワイイ。細いので踊っても折れるのではと心配になりながら、カワイイなぁと思って見てた。おぼっちゃんな感じが素直に出てました。

■レスポール王ラサール石井
ちょっと! ラサール石井に感動してビックリしました。とても良かった。もう63歳になってらした・・・ いつの間に。
軽いと見せかけて、締めるところをわきまえてて、巧かった。舞台でのふるまいが上手です。演技巧者っていう雰囲気ださないのに。

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