2004/09/17

絵じてん

さぁ昼食だと箸を持ったところへ、カウンターに出ていた同僚からあるレファレンスが。

「ひらがなを書ける学習段階の中国人留学生用に、絵とことば(日本語)が一緒に見えるように書いてる本を、名詞を覚えるために探している」という利用者が。
うーん、幼児向けの本には「とり」の文字と《鳥の絵》などが並べて書いてるような、はじめてのあいうえお、の類のものがあります。まずはそれを(司書的には分類記号80)オススメ。すると、衝撃の一言が・・・

「コピーしていつも使えるようにしたいから、1ページにたくさん載っているのが良い」
えー、それは・・・探したものの、数が増えると「ティンパニー」とか「つつじ」といった言葉も入ってくるのです。利用者の方が留学生に教えたい言葉は「はな」とか「くるま」という大きな意味のものだそうで~

だから、そのレベルだと1ページにせいぜい4つの言葉くらいしか載らないのよ。コピーしないのなら、えことばじてんというのがあるので、それを使ってくださいよ(これなら総カラーだし!)ちょっと高いけど辞典を買うか、ティンパニーが入ってても絵本を見て~っ しばらく同じやりとりが利用者と私の間を行き来し、最後は他の地域図書館にある似たようなタイトルの本をオススメし、そちらに見に行ってもらうことと相成りました。(実際に見に行って借りて、さらにまたウチの図書館に戻ってきて私が出したものを再度チェックされてました)

こういうのが欲しい!というものが、必ずしもドンピシャであるとは限りません。何冊かの本を組み合わせることのほうが多いのです。分かってちょうだいな。
��時間の昼休み、45分を費やしたのでした。やれやれ。

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