2004/05/16

TROY

TROY 監督/ウォルフガング・ペーターゼン 2時間43分 
         2004ワーナー・ブラザーズ
☆☆☆☆

シネプレックス幕張(10番スクリーン)にて先行上映鑑賞。噂に聞いていたが、ココは音響も座席もとっても良かった。遠いのが難点だけど、今日のように隣のアウトレットでお買い物がてら行くなら問題なし。

ホメロス作の叙事詩『イリアス』の映画化、いわゆる<トロイの木馬>の物語。紀元前12世紀のギリシャ周辺の歴史などちんぷんかんぷんながら、楽しめた。戦闘シーンは多いものの、そこそこの血で抑えてあり<おはなし>として見られる範囲。
ギリシャの青い海・白い砂、北国育ちにはこれだけでも目の保養。各国の衣装の美しさも目の保養。さらにブラッド・ピットの鍛えた肉体のサービスショットあり、これがとっても目の保養。

ブラッド・ピットはかのアキレス役。きっとこのために筋トレしたのでしょう、殺陣もきれいだ。中世騎士モノだとフェンシングスタイルなのでいまいちだし、私の知っている古代モノの戦う様子はあまりきれいなものはなかったが、これは<殺陣>と言いたくなる感じ。中国映画の『HERO』みたいな、とも。肩から胸がきれいだったなぁ

同盟結びに行った先で、相手国の奥さん奪って逃げるナンパばかプリンスは、オーランド・ブルームが演じる。非常にまぬけな役で、どう見てもイイオトコ枠だと思えない。ショーン・ビーンも参加してて、レゴラス&ボロミア・・・ や、ショーン・ビーンは素敵な役だったが。映画の宣伝ではブラピとオーランド・ブルームが対決、といわんばかりだが、彼の役目は道化役。また弓で敵に向かってたのには笑ったよ。これってオマケか? 今回は連射できなかったけど。

3000年も前の話を現代人が描くと、英雄たちの叙事詩という面だけでなく、闘いに苦悩する面も描かなくてはいけないらしい。
☆4つ、あと1つどこが足りないのか。それはハッピーエンディングじゃないから・・・ アキレスは名声を得た(よね)が、さて幸福なのか。とか細かいとこに目は行くが、ラストにおいては歴史ロマンというのか、お話に壮大が欠けた。惜しい。そう、いつもいつもアメリカ映画はLOVEなのね。悪くないが、物足りないので。

あぁ(私は日本史しか取ってない)西洋史をひととおりお勉強したいわ。やはり神話から?

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