2016/02/16

『TDV』名古屋編 4 かっこいい教授、誕生

教授!
石川禅さん。

先日、演出の山田さんと禅さんが朝カルでTDVなどについて語ったとのこと。twitterなどで内容をちらほら拝見して、なるほどなぁと思ったことが。

かいつまみますと。
禅さん→これまで喉の負担への心配もあり、教授は高めの声で演じていたが、今季はもっとリアルな人間の声、リアルな反応でやろうと思った。ヴァンパイアである伯爵との対比、彼への恐怖感が伝わると思う。
で、
山田さん→初演からそう言ってる

とオチもついた話だったようです。
今季の教授、万が一くらいだけどもしかして伯爵に勝てるかもしれない、カッコいい!と感じてました。
キャラっぽい役作りから少し離れ、リアルな人間としての反応を見せてくれたお陰だったのですねー。

教授が恐れを見せることで、より伯爵の人間じゃない度があがります。
自分の生殺与奪の権利が、伯爵に握られてることがよりはっきりしてきますね。

伯爵と対面する1幕ラスト。
ヴァンパイアハンターと言いながらも、やはり怖い。しかし著作を愛読したと言われてニコニコ。あなたとなら論理的会話が出来る、と。

伯爵がリップサービスで言ったのでなければ、いいところを突いていたのかもしれませんね。コウモリの研究書。
でも教授は表層的な事象について研究できていたけれど、ヴァンパイアとして生きることについては想像していないみたい。

キリスト教的に、「悪だ」と決めつけてるだけだろうなぁ
その先を一緒に考えられたら、伯爵と真の対話ができたろうに。

とにかく、今季の禅さんはカッコ良かった! 頼もしい瞬間が多くて、これまでと同じ教授とは思えぬほど。
声の張り、量、豊かすぎて、おじいちゃんのふりしてるけど、実態は。などと想像したくなりました。見かけのほうが老けてるタイプに大変身。

Wアルフレートへの対応もけっこう違いが出たもの面白かったですね。
良知フレートとは、かわいい同士。あまり体育会系な対応じゃなくて、先生とかわいい弟子って感じ。
元基フレートには、完全に体育会系な厳しさが・・・ なぜ。天然のくせに意外と強気に出てくるからだろうか。

体育会系なやりとりが若干苦手なので、良知フレートとの関係のほうが見ててほっこりでした。元基フレートとはドキドキしてた。

かっこいい教授、という新たな面を打ち出した禅さん、ありがとう!

たまにはヴァンパイアになって、自由に研究に打ち込んでもいいのよー。

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