翌日10日マチネは、大阪公演の千秋楽。
咲妃モリ―、パッと見ると可愛くてふんわりしてるのに、そこに居るのはサッパリ男前なモリ―でした。おお、新鮮。自立してる(精神的にも)女性でした。
可愛らしさより、愛する人との別れにも顔を上げて立ち上がれるパワーを感じました。
いちゃいちゃ場面では、Love度熱めながら爽やかに演じていて、宝塚仕込み素晴らしい。客席からは体重かけてるように見えるけど、本当はかけてないに違いない、スゴイ。髪に手をかける仕草とか、100点です! やや様式美でもあったけど、咲妃さんの得意分野よね。堪能した。
秋元モリ―は控えめだったこともあって、演技面では浦井くんがリードしてるように見えました。
咲妃モリ―は、反対に浦井くんは受けな演技。
ギター持ち出した時に、そんなの無駄、ダメよ、などと合いの手が入るのが、ビシーッとするどいツッコミで、笑いが起こるほど。場数踏んでるだけあるわ。全体に安心感たっぷり。
ちょっとした何気ない仕草とかも上手なのねー。さすがです。
歌声ははっきりした可愛らしいお声でした。
■千秋楽ということで、浦井くんと森公美子さんからお話しが。
浦井くんは、作品を通じて何か受け取ってもらえたら(感じて?かな、そんなニュアンス) 愛をテーマにした作品だからね。
モリクミさんは、完売のはずが空席があります。災害で来られなかったのかなと思い、空席に思いをこめて舞台を務めた(もちろん居る我々にも、思いは込めている)
自分も東日本の震災のときは大切な人を亡くした、大変なときだけど、舞台をいいものにすることで…(ニュアンスとしては、貢献したい、とか役に立ちたいという感じだったような)
正確な言葉が思い出せなくてスミマセン(いつもはすぐメモするんですが、私も胸がいっぱいで忘れておりました)
モリクミさんが涙ぐまれていて、あんなに笑顔ハツラツでオダ・メイを演じてた方とは思えないくらい。優しいお気持ち、私にも、それからきっと来られなかった方たちにも届いています。浦井くんも、モリクミさんも、作品に関わっている皆様、どうもありがとうございました。
『ゴースト』はお別れの物語なのに、癒されました。人を信じるときの強さとか、目に見えないもののこととか。
私は幽霊とか信じない(居たら嫌だなぁと思って…コワイよ)んですが、生きてる側の喪失感をどうするかという点はとても大事なことと思っていて、その一つに幽霊というか、魂を想定するのはあるかな?と。そしてゆっくり手放さねばならないんですよね。
私は死んだら宇宙の塵に戻りたいので、未練なくこの世にサヨウナラしたいです。
だから毎日好きなことしていたいなっと。
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