@サンケイホールブリーゼ(大阪)
サム/浦井健治 モリ―/秋元才加
カール/平間壮一 オダ・メイ/森公美子
松原凛子 松田岳 栗山絵美 ひのあらた
大津裕哉 岡本悠紀 小川善太郎 木南清香
コリ伽路 島田彩 丹宗立峰 千葉直生
土倉有貴 西川大貴 湊陽奈
夏の東京は遠征費も気温も高いので大阪で見てきました。のですが、
9/6の北海道胆振の大地震で停電、断水など混乱。もともと9日の伊丹便を取っていたのですが、前日まで本当に行けるかどうか迷ったし、実際に行けるのかも不明でしたが、沈んだ心は、浦井くんに晴らしてもらいたいー! と大阪へ。
大阪も地震、台風被害が残っていて、どちらもインフラ復旧にあたっていた皆さまに感謝でした。
行って良かったし、行けて良かった!!
ありがとうございました☆
映画「ゴースト ニューヨークの幻」の脚本家と音楽家が、ミュージカル版も制作。
■9日のマチネは、秋元才加モリ―で。
秋元さんを拝見するのは初めてだったのかな?と思うのですが、舞台映えする顔だちに、誠実な歌声。
派手目な顔立ちから考えてたものとは違って、繊細でやさしいモリ―なことが、なかなかギャップでした。ふんわりした印象を醸し出すけれど、サムを愛してるっていう芯が全然ブレないところが、ヒロインらしい。
ちなみに、翌日の咲妃みゆモリ―は全く反対で、見かけはふんわりだけど、動きがつくととても凛々しいハンサムガールでした。面白い。
細かなストーリーはすっかり忘れていたものの、とにかくサムがオダ・メイの力を借りてモリ―を助け、愛してるって伝える、というのは周知のこと。しかし分かっている展開でも飽きることなく展開していきました。
モリ―が悲しみに暮れる姿は素直に悲しくなるし、実体がないサムが必死にモリ―を助けたいと苦悩するのも応援したくなるしかない。
オダ・メイはまぁ詐欺師だけどチャーミングで、何だかんだ言ってサムを助けるあたり良い人になっていくので同士。
この三人を応援してると最後までするする見てしまいます。
ぐだぐだに笑わせるような(そういうの好きじゃない)場面もなく、音楽とダンス、セリフ・・・とモリクミさんの存在が笑いの女神だったかな。
もともと泣いちゃう話だけど、地震で非常に心が弱っていたので、より一層「愛!愛してるって言わなきゃ!」な気持ちになり、べろべろに泣けました。泣くのってすごいストレス発散されますよね。今回実感したわ。ものすごくスッキリして札幌に帰ってきましたー。
■冒頭のいちゃいちゃシーン、この後死んじゃうし・・・と思うと余計に愛おしき場面。
浦井くんは普通の男子の役が非常に良いなぁ 褒めても褒めても足りないくらいだ。いつまでも見ていたい。
StarSで比較してみると、芳雄くんはオーラを突然消せるけど、冒頭シーンのような場面だと、やっぱりきらめきが復活してしまうんじゃないかと想像。育三郎は、華やかさが隠しきれないので、普通度が低そう。
祐一郎さんなんか、普通の男のはずなのにちょっと笑っただけで、婦女子卒倒って感じだしね(え、そうだよ)
浦井くんは、こういう「普通の人」を「きらめきつつ」演じられる・・・!
スターっぽくなく、でも、きらきらしてて、普通の男性として違和感があまりないと思うの。ここ、すごい強みだと思うんだ。強みだよ!
冷静になれば浦井くんもスター☆のきらめきなんだけど、舞台で見てるときは、この「普通さ」が際立って感じられるんですよね。不思議。
だから、狂気の役でも、普通の人が堕ちる感じが出るのだよね。
■いちゃいちゃですが、ハッピー!でニコニコ。
モリ―が「愛してる」というと「Ditto(同じく)」としか答えないサムに怒ったモリ―。まずい、とギターを出してポロローン♪
ギターでUNCHAINED MELODY を(わりとシンプルなコードで)弾きながら歌う浦井くん。可愛い・・・ ギター弾きを見たときに100%思うけど、そのギターになりたい。
そんなことじゃダメだよって口ではいうけど、結局とりあえず許してあげちゃう心の広いモリ―だった。
ラストシーンまで、ここを逃したら二人が目を合わせる場面がないので、ラブラブしててOKよー。
浦井くんの大きな手とかするっと背が高い感じとか、私も幸せに浸りながら拝見。もちろん私も I love youだし!
■秋元モリ―、歌唱技術で感情を揺さぶるというより(歌声は素直で聴きやすい)演技力で表現。もっとお歌が思うままに表現できる技術がついたら、さらに役も広がりそう。見てみたいです。
中盤、暗い穴に閉じこもったように出口が見えない悲しみに覆われているところは、今ぎりぎりで耐えてる様子が、抱きしめてあげたい感じ。
見かけのきりっとした感じとは逆な繊細な印象の秋元モリ―、サムが居る!と行動を起こす姿に、秘めた強さを見ました。
打ちひしがれ、カールの誘いを拒否して。でも前に進まなくては、と一歩ずつ快復して…と変化していく様子、芯が強い女性だなと思います。
大事な人を失うこと、自分の経験が痛みとしてよみがえりますね。だからモリ―の生きていたくない、という言葉も響くし、それを聞いてるサムの辛さも同時に分かって、観客はダブルで喪失感に襲われます・・・う、ずきずきと痛い。
スキニージーンズと赤いチェックシャツという、私には似合わな過ぎなアイテムを颯爽と着こなしてた秋元さん、やだカワイイわ、と思いつつ、涙を流して最後はサムと向き合ってセツナイけれど笑顔。
そのほかの衣装も赤いニット帽にトレンチコートとか、それ好きなアイテム(でも私トレンチが似合わない~)なので、目も癒された。
そしてカテコの後に、二人のデュエットがあることを知らなかったので、そりゃもう、宝塚みたいだ!ビックリしました。
後日談的にも見えるし、二人の心の中の出来事にも見えました。もう一度、二人で愛をかわす歌でもありましたねー。
幸せなラストを目に残してくれてありがとう。
■ところで、観劇中にすごく違うことを思い出してしまうことないですか?
天国への階段に足をかけていくサムと見送ったモリ―たちを見ていて、私としては、これは1周忌くらいにあたる感覚だろうか・・・などと考えてしまいました。
生きてるから当然いつか死ぬのですけれど、突然のお別れだし、犯罪に巻き込まれた被害者でもあり、区切りをつけていくのは難しいことですね。
それでも亡くなったことをどう受け入れるかがテーマのひとつだと思うので、時間が最も悲しみを癒してくれる…と信じて、生きてる人は生きねばならない、などなど。
私が現実で体験した災害のことと、舞台で展開した人の死と別れのお話、いつも以上に近くに感じました。
舞台を見て元気になる私、生きてる、ありがとう。
お帰りなさい
返信削除パワー注入出来たみたいで良かったです
色々と心が疲れてしまったので
気分転換って大事だと思います(^^)
私の方は舞台ではないのですが
広島旅行を計画してたのに
台風でキャンセルになった所に地震だったので、
癒しを求めて
レベッカのチケット3枚申し込んでました��
来月はタイタニックも有りますし
祐一郎の生誕祭も北の大地から
応援しましょうね(o^^o)
愛と感謝を声に出して(//∇//)
すっきりして帰ってきました。
返信削除元気です。
広島旅行、残念でしたね。またのご縁がありますように。
そして生誕祭、もう間もなくでした・・・ばたばたですっかり忘れそうになってました。祐一郎ごめんなさい☆