2016/09/29

『Kinky Boots』7/27昼 帰り道は背が伸びる

@新国立劇場(中劇場)
どセンターで見てたんですが、音が激しくて耳が痛かった。
歌詞が譜面上にぎゅうぎゅう詰まってる印象で、テンポが速いので日本語にすると厳しい。つまり、何言ってるのかほとんど聞き取れない箇所が多くなる。けっこうストレス。
隣の席のお姉さんも、聞き取れないって話してたし。

こういう時だけ、劇団四季の日本語化は割といいよね・・・あと母音法もいいよねな気持ちが沸きあがって、観客(=私)って勝手だと笑うんだけど。

と、これが不満というか残念な点です。

あとはブラボーというか、ブラーヴァー!!っていうか。
拍手喝采を盛大に送って来ました。

三浦春馬、基礎がしっかりできてるダンスを華麗に! ものすごくスーパースターのローラです。最初のローラのショウのシーン、キャーキャーフーフーと歓声が上がる。まず大きい、キラキラ、ダンスカッコいい。
迫力というより(迫力も出るんだけど・・・)スターオーラが素晴らしく、女装の人っていうんじゃなく、ローラ様って言いたい。

稽古場での映像が事前に出てて、それもハイヒールでターンしてる姿がキマってましたが、衣装つけるとキラキラさが全面に出てきて、圧倒された。

けっこう海外版のローラは、もっと男っぽさを半分くらい残してるみたいですね。キャストにもよるんでしょうが、三浦ローラならカッコいいお姉ちゃんで行けそうな美貌系。

猫背で見てる自分が恥ずかしくなる立ち姿。ヒューヒュー

ストーリーはけっこう強引にキメたなという粗さが残るものなんですが、ローラやお姉さんたち=エンジェルスの迫力で全部持ってかれてしまいます。
ラウンドガール役をやってたエンジェルの方の、ハイレグ具合にノックアウトされました。登場した瞬間、すっごい歓声上がってたものねー。

チャーリィとローラがお互いに自分のことを伝えて理解し合う→でもケンカ→ミラノに来てくれる! のとこ、もう少し葛藤をみたかったかな。そうなるのは分かって見てる訳だけど、なぜミラノに行くことにしたのか、というシーンがあったらローラにもっと肩入れしちゃうのに。

でも終わってみれば、たまにはこういう演目が元気に上演されてもいいんじゃないでしょうか。キャスティング勝負ね。

それから、ローレン役のソニン。
いつでもソニンちゃんは、きゃー好きだわーという濃さを発揮してくれますが、地味でいい子だけどソロでは弾けてくれて楽しかった。早口歌は他の歌とも変わらずだったけど、ソニンのとこは聴きやすい気がしたな。

工場まとめてるひのあらたさんのダンディかつ可愛いところとか、マッチョ男を担当する勝矢さんの頭の固さ。チャーリィの婚約者ローレンとのすれ違う感じ。
分かりやすい人物配置でブレません。

再演は難しいのかしら? また見たい。
きらきらしたものを見ると、元気でるよー!

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