2019/12/05

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』11/26昼 相葉アルフレートと森山開次影伯爵

サラ/神田沙也加 アルフレート/相葉裕樹
ヴァンパイア・ダンサー/森山開次

東京公演前楽、

相葉アルフレートと開次影伯爵が今期初見でした。
日程の関係でこんなに遅くなってしまったわ。特に開次さん。会いたかった・・・

全体的に、これまでで一番アグレッシブな歌声が飛び交いました。前楽ってこともあるかな。

相葉フレート
時々、赤い旗の幻が脳裏に浮かびそうになる立ち姿。衣装のジャケットがグレーの縞で良かったのは相葉さんかもね。

ちょっとクセのある鼻にかかるような声質、沙也加サラとの組み合わせだと溶け合うよりもお互いが主張し合うよう。
桜井サラのほうが合うような気がしました(大阪でこの組み合わせがあるので確認したい)

ちょっとお兄さん風、大人っぽいアルフレートです。

教授に対しても、面倒見てあげなくてはと思ってそう。それなのにヘタレ君なので、本気で「理論についてはまぁまぁだが、実践は・・・」のセリフが身に染みる。
しっかりしなさい! と大人びてる雰囲気な分、点が辛くなりがちだった。

サラへ、のお歌では、前記の通り革命始めそうな雰囲気。
そのせいか、理論>>>>>実践、な教授の言葉のように、言うことだけは立派な子に見えてしまう効果が。

霊廟では、宙ぶらりんの教授を助けるため、下手の陰まで走っていって、助走距離すごい作ってジャンプしたけど(もちろん)届かず。脚力不足だそうです。

サラに噛まれた後、実年齢ぽくギラっと男っぽさもチラ見させて。
子供っぽいアホアホアルフレートじゃなくて、大人なんだけど怖がりな人という新しいアルフレートでした。

開次さん影伯爵
はぁぁ
溜息しかでない。

力強くエレガントで野獣。
最初のサラの夢世界でのダンス時でさえ、妖しく誘うなんてレベルじゃなかった。

彼はもう私のもの~♪がサラにも起こってるのがありありと分かります。私も開次さんのモノ・・・だった。

今回、佐藤影伯爵もそうだったのですが、ダンス場面がますます良くて見るたびに鳥肌が立ってました(比喩でなく)

歌で表現することと、体(ダンス)で表現することが、相互に対等だし補いあっているし、ミュージカルの要素がすべて最高の形で表現されている・・・嗚呼!!(感嘆)

出演者が踊るのはよくあるんだけど、「影」として心象を別のダンサーが表現するのって、うまくいったり行かなかったり。

ここまで一体感のあるところまでもってきた森山開次&山口祐一郎。素晴らしすぎてどういえばいいのか→またも鳥肌。

これまで、開次さんは重力を感じない人だ・・・(驚愕)でしたが、今回は、ホントに「影」みたいに居るのに居ない存在、とか震えてたら。

当の開次さんがそんなことをプログラムのコメントに書いてらしたので、思った通りにできてる、すごい。
プログラムのこのコメント、祐一郎伯爵さまも似たようなことを書いてて、まさに本体と影、とニヤついてしまった。

悪夢では闇の帝王かっていう迫力に、血への渇望がとても激しく感じた。影アルフレートくんとサラを、振り回していきいき苦しそうで楽しそう。

ヴァンパイアは死にながら生きてる、それを実感するよう。この世ではない存在でありながら、人間よりもずっと激しく生きている。

だからなんで映像くれないんです? 人類の宝だよ。

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