2019/12/04

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』11/25昼 植原ヘルベルトォォ~!(すごい息子化してた素敵)

開幕のころのヘルちゃん、まだ硬かったですよね。
私も、これから馴染んで植原さんらしいヘルベルトになってくれるといいなぁと思ってました。
祐一郎さんを信じて、もっとぶつかって。受け止めてくれるのに、と。



3週間後。

植原卓也さん大変身。ってか、大進化!!

素晴らしい。素晴らしい。いいわ~っ

ヘルベルトは出番が多くないうえに、登場シーンでは爪痕を残すことが求められて大変な役。なんか見ない間に、大爆発してた。

1幕のフィナーレ
さんざん伯爵と教授が盛り上げたところへ割って入りますが、息子も嬉しいでしょう♪と、伯爵がヘルちゃんに体の横をポンポンぶつけると、一緒にウフフとぶつけ合って喜び。
やっと退屈にさよなら~♪の歌声も楽しそうに聞こえます。
体のラインがキレイな方なので、あの衣装もカッコ良く着こなし。

上手で固まってるアルフレートをチラ見して、静かにコーフンして傍へ軽やかにススっと寄っていく歩き方。抑えているのに、わくわくしてそうなのが伝わってくる。

この場面ではパパ伯爵さまを立てて、あまり前にでない息子。可愛い。

城へご案内します・・・で教授のあとについて歩くヘルベルト、「アルフレート!」と声をかけるパパを振り返って、ナニカナ?と小首をゆっくり傾げるのだった。

そうそう、そういうオリジナリティが欲しかったし、パパや教授とアルフへの視線の動きも気持ちが一緒に付いてきてる感じになってて、良かったー。

(過去の自分の感想文読んでみたら、吉野圭吾先輩ヘルベルトは荷物を持つだけで笑いを取ってたようだ。いちいち可笑しかったんだよな・・・

植原さんは、見た目も演技の方向も圭吾ヘルベルトに近いと思うので、何しても可笑しいレベルをぜひ目指していただきたいですが、それは勝手な希望かしら。
いずれにせよ、役柄以上に楽しんで彼にしか作れないヘルベルトになってほしい)

そして、お風呂場
あぁ~あぁ~あぁ~♪ の声も、以前よりずっと妖しげに。
バスタブに生足をすっと横に乗せて、誘ってる。

11月初旬のころは、不思議なにょろにょろした細かい動きが面白かったのですが(動きにはっきりした意味はなさそうな感じでした)
今回は妖艶さと男っぽさと野獣感が溢れてしまうヘルベルトへと変身。お、来たよ!

アルフレートの話を聞いてそうで全然聞いてないところとか、勝手に盛り上がっていく植原ヘルベルトが面白かった。

立ち姿も堂々としてて、この3週間の成長が一番感じられたキャストです。
キメ歌もないのに、存在感だけはとにかく必要で。
稽古場だけじゃ詰め切れなかった部分を、日々埋めてきたんだなーと思いました。

それにしても、初代のTバック衣装を超える人はまだいませんね。あれを超えるのは無理か・・・ 飛んだときにお尻があらわになるのよねー、うふふ。

それから、パラダイスさぁ~♪に合わせて、シャボン玉がお風呂から飛んで行かないのは、サミシイです。あれ好きだった。復活してほしいな。

舞踏会
演出の山田さーん、どうしてサラをエスコートするときのヘルベルトがマントをバサーンするのを辞めてしまったんですか??
せっかく素敵なマントを身に着けてるんだし、この子よ!って風にバサーンとしてほしいです。隠して、バーン!がいい。

伯爵さまがサラをかむ直前に、サラの前でマントを広げてますが、他のヴァンパイアたちも動いてて、コレジャナイ。

植原さん、マントつけて歩く姿もキレイに見えてました。パパ伯爵の着こなしも参考にしたのかしら。

伯爵がサラを噛んだ後も、キャー吸った!ワーイ!なしぐさをしてるのも可愛かった。教授たちが逃げようと鏡の前の場面でも、バカにした様子とか、十字架型の明りを排除しようとして、雷に打たれた人みたいになってるのも、可愛かったよー。

千秋楽カテコで「パパの息子でよかったと感じるヘルベルトです」とご挨拶してくれてましたしね。
とても息子感が出てきて良かったです。仲良くなれたんだね。

フィナーレでは衣装をシュッと着こなして、カッコよくダンス。
このダンスも、上旬よりずっと大きく踊ってました。ここまで大きく変化するのってヘルベルト役では初めてでは? ステキよー。

最後は観客にダンス指導
この指導役を毎日担当してるのも、成長の糧になってそう。役の雰囲気をまといながら、客席とも対話しつつ、のせていかねば。駒田クコールさんが隣にいてフォローしてくれているけど、1800人を指導ってすごい。

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