2020/11/01

『リチャード二世』10/22昼 シェイクスピア歴史劇シリーズ最後

 @新国立劇場 中劇場

王リチャード二世/岡本健一 王妃/中嶋朋子
ジョン・オブ・ゴーント/大滝寛 
エドマンド・オヴ・ラングリー/横田栄司
ヘンリー・ボリングブルック/浦井健治 
オーマール公/亀田佳明
トマス・モーブレー/清原達之 
ヘンリー・パーシー/原嘉孝

12年に渡り同じメインキャストを起用し演じられたシェイクスピアシリーズの最後の作品。時系列としては最初の物語とのことで、全部見たかったし、新国立はこの偉業を広くアーカイブを公開してほしいと思いました。文化庁と新国立が主催なら、国民に還元してほしいです。モッタイナイ。

これまで一緒にシリーズを作ってきた俳優の金内喜久夫さん、中嶋しゅうさん、舞台美術の島次郎さんが亡くなっています。時間の経過を感じました。

というわけでシリーズを見返したくなりますー。おねがいー、自宅からアーカイブ映像にアクセス出来るようにしてくださーーい。

■浦井くんの役だけ書くと

『ヘンリー六世』ヘンリー六世
『リチャード三世』リッチモンド伯ヘンリー、ヘンリー六世の亡霊
『ヘンリー四世』皇太子ヘンリー(通称ハル王子)、のちにヘンリー五世
『ヘンリー五世』王ヘンリー五世
『リチャード二世』ヘンリー・ボリングブルック(ヘリフォード公、後のヘンリー四世)

プログラムについてる家系図を見ながらだと、親子それぞれの役をしていたり(ヘンリー五世が父、子がヘンリー六世)してるのが俯瞰できて良い。でも混乱するので、役柄の顔写真を貼って欲しいくらい。

物語としてはお気に入りの重臣の言いなりで財政も危ないリチャード二世の没落と、きっかけになったボリングブルックとモーブレーとの争いの話で、アイルランド遠征はしようとするもウェールズがちょっと出てくる程度(相変わらず〇〇ッシュ!と語尾が訛るウェールズ人の扱い、可愛い)

この遠征時に国外追放されてたはずのボリングブルックが没収された亡き父の財と地位を取り戻すためにイングランドへ帰ってきます。

この時点のボリングブルックに王位を奪う気持ちは(とりあえず)無さそうで、王冠をいただく者への敬意は決して捨てていないように見えるのだけど、部下がはやって王を暗殺・・・

自ら王冠を従弟のボリングブルックに引き渡すも暗殺されてしまうリチャード、と前途多難な王国を引きついたボリングブルックの姿が印象に残りました。

■新国立は巨大な劇場でないものの割と後方席のためオペラグラスを忘れた私には、今浦井くん笑ってるのかな凛々しい感じなのかな・・・予想しながら見る羽目に。王冠付けたあとの表情がはっきり見えなかったのが悔やまれます。

一応事前に戯曲はさっと読んで行ったのは助かりましたが、戯曲に肉付けするのは演出と役者なのだなぁと改めて感じました。重々しくとらえるのか、軽みで表現するのか、一つ一つの積み重ねで全く違うものが出来上がりそう。

■浦井くん、本当に大きい。

決闘だ!と手袋を投げたのに鎧も付けたその後に、王から国外追放処分を受け嘆きながら去っていく若々しい怒りの背中から、追放期限前にイングランドへ戻って来てからの振る舞いにも。

舞台上で家臣たちと観客の見上げる視線を受け止める器の大きさを思わせられました。借り物って感じがしなくなった。演じている、と思わせることがなくなって来たというか。その人が語っているように見えます。

リチャードは悪政をしたわけだけど、腹黒さというより王に相応しい器にないことが問題で、その点ではボリングブルックは自分が王冠を頭に乗せる日を実感を持って想像しながら生きてきた貫禄が見えました。その辺もリチャードがボリングブルックを苦手に思うところ。

『ヘンリー五世』でのアジンコートの演説場面を思い出したりして、国民の期待を背負う王子役、何度やっても似合うと感心。ご本人の持つ魅力がこのような役に合うのね。
血にまみれても何か清廉な気配が残ります。

■岡本健一さんがシリーズでは毎回素晴らしくて、今回もキラキラ着飾っている姿でいる時でさえ自覚のない小物感がいい。追われて皮肉を言ったりするのに卑屈になりきらずお坊ちゃんぽさを醸してみたり、良い。ダメな人だけど憎み切れない軽みが。

■リチャード大好きな王妃の中嶋朋子さんも、10代な感じ(設定上はいくつなのか知らないのですけど)にしか見えなくて、素直は良いことだけど王妃向きではない・・・と王と同じ匂いがするのでした。悲劇に没頭する王妃様。

■それから素敵なおじさま役だった横田栄司さんは、目をつぶって声を聴いてると吉田鋼太郎なのだった。どんどん似てきた。良く通るとても良い発声を堪能。

ヨーク公ファミリーコント、終盤の王ヘンリー四世(ボリングブルック)陰謀に加担していた息子オーマール公について、正義のため息子の首を差し出しかねないヨーク公と何としても守りたい夫人のドタバタシーン。

張りつめた場面なのに、どうにも可笑しくて家族コントみたいな様相。何でこういうシーンになってるんだろうなぁと不思議だったのですが、一回見ただけでは掴めませんでした。それとも鵜山さん演出でないときは、シリアス路線になったりするのかも?

わりと序盤からずーっとシリアスモードのままなのですが、ここだけ息抜きほっと場面で面白いです。

あとオーマール公、セリフの声や動きがはっと目に付く良さがあって、後でどなたでしたかと見たら亀田佳明さん。タージマハルの衛兵で成河さんと出てた人か・・・(テレビで見た)

■長い間さまざまな国の大勢の役者が演じてきた作品というのは、その時代ごとの表現を受け入れる大きさがあるのね。
歴史劇としても家族、名誉の物語としても、人間ってちっとも変わらない。

コロナで劇場もお稽古時からもとても苦心して作られたと思います。千秋楽まで無事に上演できて何よりでした。

新国立の椅子にエアウィーヴの座布団が置かれてました。何となくお尻が楽だった気がしました。

2020/10/30

『ローマの休日』10/21昼 8か月ぶりの観劇。涙でくもる視界。

 帝国劇場。

アン王女/朝夏まなと 
ジョー・ブラッドレー/加藤和樹
アーヴィング/藤森慎吾

ヴィアバーグ伯爵夫人/久野綾希子 プロヴノ将軍/今拓哉
マリオ/岡田亮輔 ルイザ/小野妃香里

在イタリア大使/港幸樹 ヘネシー支局長/松澤重雄

■8か月ぶりの観劇、久々の帝劇。

前日に準備万端のはずだが、着いて気付いた。オペラグラス忘れた!! 
借りようと思ったが、このご時世なのでダメでした。K列センター、何とか見れました。これ以上後方だとちょっと悲しかったかも。浮足だってたらしい。

座席について、オケの音合わせが聞こえてきたとこで涙が出て、暗くなる場内、一瞬の静寂、という「いつもの」劇場の流れが見えたら、また胸がいっぱいに。

オーヴァチュアが流れ、アン王女が登場する頃は涙で舞台が見えない(笑)!
見たいのに!涙!

■CDでは大地真央&山口祐一郎で何度も聞いて大好きな曲たち。映画も何度か見てる。

久々のリハビリにぴったりの、優しく美しい物語。
感染予防に留意した演出になってるらしいけど、見てるときに不自然に思うような箇所はなかった。今の時期に上演するのに向いてます。

王女とブラッドレーがいちゃいちゃしないのも二人の関係から自然だし、キスは宝塚式な「これはキスですよ」パターン(唇が合うところは客席から隠して、してるように演じる)でしたが、それも奥ゆかしい感じで素敵だと思った。

■見る前、Twitterで和樹ブラッドレーが新橋サラリーマンだというのを見かけて、うーんと思っていたけど、私には真面目な新聞記者に見えました。

ローマで戦勝国の記者として自由にやってる感よりも、チャラそうに見えてホントは真面目な人っていうのが最初から見える人・・・。今回、見れなかった平方ブラッドレーのほうが自由満喫感が溢れてたかと想像します。

やっぱり背中に定規が入ってそうな和樹ですが、踊ってたのが新鮮でした。真面目な感じでキチンキチンと踊ってるように見えた。リラックスして。

でも、和樹は和樹でカッコいいので問題ない。そっと王女を見守る役がこんなに似合う人はいない、またまた彼女のために身を引いたー!(もう作品くらい同じパターンのに出演して、王女との恋トリロジーにならないかな。1「レディ・ベス」、2「ローマの休日」3は何だろ? アイーダは死ぬからダメだな)

終盤の「虹」脳内では祐一郎の声が重なって仕方なかったものの、和樹のまっすぐで真剣な歌声も素敵でした。耐えてるなー、自分の気持ちよりアン王女の気持ちを尊重したんだねー、泣いちゃうーーー。

■王女さまは、まぁさま。カワイイ。カワイイなー。しぐさなど映画のヘプバーンのイメージを踏襲してる感じですが、ゆったりした仕草からは上品さが醸されるし、踊れば小鳥か何か?な軽やかさ。すてきー。

自由が欲しい、と町へ出ていくあたりの子供っぽさ。からの、覚悟を決めて王女に戻った時の気高さ。見事です。声も変えて、記者会見の場では目線で場を支配。

■衣装はみんな大好きな前田文子さん。彼女の衣装、上品で素敵ですよね。
王女の明るい色合いは、町の人たちのカラフルだけど少し落ち着いたトーンに交じるとすぐアン王女を見つけられるので、王女のキラキラがそのまま表現されてるよう。

アーヴィング役の藤森さん、歌もダンスも気にならないし、賑やかしに見えて役として馴染んでいて、何度も和樹に転ばされて大変そうでした。お笑いの方はうまく転ぶなぁと感心したり。

王女に使える久野さん、今さんのコンビはチャーミングな役。
目立つスパイ姿の久野さん、そして注射怖い将軍。欲を言えば今さんの歌声をたくさん聞きたかった。
意外に面白いセリフまわしだったのが、大使役の港さん、歌うようにセリフを言ってて、もったいぶった役柄なのでワザとなんだろうけど、そのまま歌いそうでした。いい声。

■バイクで走るシーンは高いところにベスパを上げて、背景映像を動かしてダイナミックな景色に。全体的にゴテゴテせずすっきりしたセットでしたが、十分効果的。

■帝劇内は退場時はブロックごとに分かれて退場(アーヴィングがアナウンスしてくれます)座席での会話もお控えくださいとのことで、全く不安なく楽しめました。前後左右に人がいないって解放感ありますね・・・見やすい♪ 前方は埋まってました。

やっぱり舞台は生で見るのが一番。配信も有難くていくつか拝見してますけど、一体感は薄れるし、音が直接身体に響いて聴いてるんだなって思えました。耳だけで聴いてるんじゃないのねー。皮膚が感じてる気がした(大げさか?いや本当に)

東京公演は千秋楽まで無事に上演できました。おめでとうございました。12月は名古屋、年明けは博多。こちらも全日程出来ますように。

◇今回はいつもよく泊まるホテルじゃなく、日比谷から徒歩圏内のホテルに宿泊。友人にも会わず、デパ地下で美味しそうなお弁当やオヤツを買って、ホテルでこもってました。ホテルは空いてたらしく、シングルで予約してたのを広いのでとツインに変えてもらったり。嬉しいけれど寂しい。

羽田空港に10時ちょい前に到着、朝5時起きだったので早いけどランチにしたいとレストラン方面へ行くも、どこも短縮営業でエクセルシオール位しか開いてなかったー。11時、いくつかがやっと開いてました。

飛行機は隣は開いてました。開けてるのか空席なのかは不明。

井上芳雄&中川晃教 僕らこそミュージック 9/23

 @帝国劇場 ゲスト:小池修一郎

配信にて。

ヨッシー&アッキーが夢の共演。
M!でダブルキャストだった以外の舞台上での共演は初めて。

中堅のトップを走る二人がこうやって、一夜限りの共演をする・・・コロナでなければなかったことでしょう。
お二人とも却って忙しいのでは?というくらいに、休止した帝劇の公演を埋めるような活躍中です。

セトリは公式が出してくれていたので、最後に貼っておきます。

アッキーの「ファイト(中島みゆき)」は特に素晴らしかった。みゆき様の曲を彼女とは違う自分のものにして曲の世界をしっかり伝えてました。舌を巻くっていうか、紋切り型のいい方しか想い浮かばないけれど、アッキーは才能の塊で、本気で天才かと。

芳雄くんは、スター性が素晴らしいけれど、歌に関しては秀才と思っていて、元々の才能をコツコツ伸ばしている感じ。アッキーは努力も努力と感じず歌ってそう。

芳雄くんがアッキーの「I will get your kiss」を大人の魅力たっぷりに歌ってくれた。アッキーとは別の魅力が出た曲になってました。これを19歳で作詞作曲したアッキーにも驚きますが。

相当待ってたゲストの小池修一郎。盛り上がってたのでゲストのことは私は忘れてました。先生はせり上がって来たよ。

初めて聞いたM!で二人がキャスティングされた話は面白かった。

・当初予定していた俳優さんは、最終段階で自分には歌えないと辞退。(小池氏は、「慧眼でした」と辞退した俳優を褒めてた。とても難しい役で歌だから、と)

・とりあえずエリザでデビューした芳雄くんを推薦して決まったけれど、帝劇主演でシングルキャストは厳しい。

・もう一人欲しいと探していたが、なかなか居なかった。そんな時、アッキーのデビューCDを聞いてピンと来た先生、出先からアッキーのFCへ電話して話を繋いだそう。

東宝における小池氏の作品に若手(歌えぬ・・・)が良く登場することについて不満を持っている私ですが、アッキーについてはそれをチャラにできるくらいのご慧眼! 称えます。良く見出したなー。というか、芳雄くんも引いたし、この時は最高に感覚が光ってましたね。
これについては小池氏なりに考えていて、あんなに下手なのになぜキャスティングされてるのか、と疑問に思うこともあると思います・・・と。稽古場でばっちりでも本番がダメな人もいるし、反対の人もいる。のびしろがたっぷりな人もそうでない人も、と。それは全部を見抜くのは難しいのね・・・

・デビューしたての学生の芳雄と、歌手だし10代だしのアッキーをWキャストで使うことに反対意見もあったが、他の市村、山口、松たか子でお客は呼べる!と押し切ってくれたそうだ。二人がいなくても大ヒットしたはず!と(笑)さすがに二人もかなり頑張って貢献したので、そこまでではないと思います・・・
選んでくれて、ありがとうございました。

・また、「歌手」としても世間を黙らせてほしい!と檄を飛ばす小池氏。分かります。私も世間をぶっ飛ばしてほしいけど、紅白で歌うくらいしないと気づいてもらえないよね・・・
また、今後どう活躍するかについても。自分自身で自分の殻を破り続けるしかない、と厳しいことも。若いころの栄光、マンネリを感じているかもしれない等と仰る。これは小池氏は言える言葉、なかなか言ってもらうことも減ってくる時期なので、貴重な存在かも。

・将来、二人でバルジャン×ジャべールもいいんじゃないか。きゃー、それは見てみたいが、きらめくレミになりますね。

始終、会話も面白いし、歌は最高だし、ゲストも切れ味良かったので、最高の夜になった。あと、20分くらい?予定時間をオーバーしてました。全然長いと思わなかったなー。

#井上芳雄#中川晃教

My Story-素敵な仲間たち-9/18 13:00, 17:00 山口/中川

配信にて。会場は帝国劇場。

山口祐一郎&中川晃教 昼、夜の2回!!!

1か月半前かー。連日のトークショウでお腹いっぱいで、最終日のアッキー回がこれまた予想を超えたものだったので、言葉にならないとっ思ってるうちにこんなに経ってた。

細かいとこはもう残ってないぞっと。

アッキーが大好き、っていう祐一郎さまが新鮮

エアハグし合うお二人の様子がキラキラで楽しそう。

誰かのこと特定の人にこういうのってほとんど無いよね。私の中にはまるでなかったので、私もアッキーのファンだよ!と謎の連帯感を感じました。言葉のはしばしから、才能を高く評価している様子が見えた。


3日間祐一郎を見てて、権威にならないように気を使っているんだろうなぁ(人柄ももちろんあるのだろうし)と思ってました。フランクだけど失礼すぎないし、自分を卑下するのでもなく(はぐらかす!)

アッキーが暴走しそうで冷静なところがあって、やっぱり祐一郎が一番謎だなーと思う。

自然さを装ってる風ではないのに、素て話してるとも思えない。けれど、嘘にも見えない。不思議。結局、観客や共演者やスタッフへの気遣いなのだけど、それが高度すぎて、3日間、ずーっと私は祐一郎に愛されてる気がしてた。そして一生ついていくわと思った。

・テーマ転換のとき、こしょこしょ二人でお話したりしてて、ずーっと共演できてないけど、相性良さそうでデレる。

今回のゲストってことで、何か共演の予定があるのではないかと期待してしまう。M!では対立(しつつ、彼の才能を誰より理解するコロレド猊下)したので、今度は味方とか、祐一郎がいじめられちゃうとか・・・ぐふふ

・夜の部、浴衣で登場した。祐一郎さまの!美しい足首や手首に目を奪われます。二人ともオシャレな柄でした。アッキーは何着てもオシャレさんで、祐一郎は何を着てもカッコイイのだった。
衣装は前田文子さん。浴衣も前田さんチョイスかしら? 素敵でした。

・登場時、アッキーだけがBTFのテーマ曲で登場して、祐一郎は別のとこから紹介されて出てきた・・・どこからだっけ。

・オヤツみたいの欲しいような話をしたら、セブンイレブンのわらびもちとお汁粉を舞台に出してくるスタッフさん、ナイス。スタッフさんの愛を感じる。

・祐一郎は、アッキーの言動にキャアキャアキャアーと言っていたのだが、私はそんな祐一郎をみてキャー! たまに先輩俳優ぽい瞬間があるんだけど、基本的にはアッキーファンの乙女な対応で、前の二日間にはなかったのびのびした様子が面白い。

・受注生産のTシャツは白もピーチも、トートも買いました。届いたものを見たら、けっこうな絵の大きさで、着こなす自信ゼロですがお家で愛用したいと思いますー。

2020/09/24

My Story-素敵な仲間たち-9/17 17:00 山口/加藤/平方

 配信にて。会場は帝国劇場。

山口祐一郎、加藤和樹、平方元基 #ブラッドレー会(「ローマの休日」)

昼の部と登場曲とか変えるかなぁと思っていたら、同じBTTFの曲で同じく回転しながら登場。進行も同じで7つの部屋をぐるぐるします。

・1番目の部屋「この半年のできごと」
・2番目の部屋「ご関係は?」
・3番目の部屋「100の質問/Part1」
・4番目の部屋「劇場での日々」
・5番目の部屋「100の質問/Part2」
・6番目の部屋「Next One」
・7番目の部屋「未来・夢・希望」

昼の部でメモしすぎて反省したので、ここからはしっかり見聞きすることに集中しました。おー、と思ったとこだけメモ残してあるのでそれを書くことにします。

・祐一郎はグレイのスーツ姿。
20年前の『ローマの休日』で着てた衣装をお召しになって。ちゃんと着れるのすごいなー、12キロ減量して良かったね(昼の部で話してた)。

で、2名の「新品」のブラッドレーを呼び(昼と同じく上手と下手からせり上がり)、

3人のブラッドレーがいるからとおもむろに縦に整列し、前から平方-加藤-山口かな? の順に並んでチューチュートレインのぐるぐるやりました! 祐一郎が踊ってるー! かわいい!

(1)
平方くんは、SHOW-ISMSが中止からの形を変えての上演(2週間くらいで大変だった)
和樹は、『WSS』の話。祐一郎も僕も昔やってたよというので、指パッチンが大事な場面で鳴らさないといけなくて大変だとか。和樹もひたすらパッチンの練習したらしい。あとダンスが多いが自分はここまでのものをしたことがなかったから、挑戦と思って頑張ろうと思っていたが、上演できず残念と。
元基くんはうまく鳴らせず。

祐一郎さんのヘアスプレーの型どりがまた流れてたけど、新品二人にこの映像は「流していいの!?」と驚かれてた。

このあたりで、いい感じに質問したり反応する新品二人がさりげなく進行してくれている感じがして、いいねーと思ってた。

始まる前は若い二人が恐縮モードだったらやりづらいだろうと心配していたが、祐一郎さんに進行役をお任せしないで、自分たちもちゃんとトークショーを盛り上げるぞという気持ちが伝わって嬉しかったなー。しかもさわやかでさりげない。

えーと、元基くんが自粛中は舞台に立てずちょっと悲しい気持ちもあったとか話してたら、祐一郎が和樹のファンにはI Love You~♪と歌ったら良いと思うんだよねって言い始めて、(わー、祐一郎ったらアッキーの配信番組を見たのね!と驚く。)

新品の後輩和樹さんは、ちゃんとI Love You~♪とアカペラでワンフレーズ歌いました。きゃー。
客席の1/3は喜んだねって祐一郎、そっかそっか、あとの1/3は元基くんのファンで、残りは自分のファンっていう把握の仕方してるんだなー、ますます萌えた・・・

(2)
祐一郎と和樹はレディベスで初共演。
元基くんはエリザベートで。8年ぶりに帝劇のセリに乗ったって話したのかな。死のキスされて奈落に沈んでったなーと思い出したそうだ。

で、昼に続き、元基さんのファンの方へ、祐一郎から舞台上で大切なものを奪ってごめんなさいしました。フフ。
そして、和樹が「ぼくもうばわれたい」って言った(笑)祐一郎も元基くんもそれ拾ってあげてなかったけど。いつかそんな役がくるといいねー。見たい。

・わりとナチュラルに二人は祐一郎のことを「ゆうさま」って呼んでて、ご本人も素直に呼ばれているので、もしかして普段もナチュラルに方々から「ゆうさま」って呼ばれてるのかな。
浦井くんは本人相手には「祐一郎さん」って呼んでたけど、居ないときは「ゆうさま」って呼ぶこともあるしね。

呼ばれ方の話してて、またまた四谷第三小学校のウメカワ先生の時に名前の由来を発表する授業があったとか、ハンコ屋さんに名前があったらどこにでもある名前だって言われたとか(山口一郎があったって言ってた、いや名前違うし!)

劇団時代は浅利先生に「山口!」て言われると、祐一郎と山口正義さんが二人立ち上がってしまうから、二人は下の名前で呼ぶ、と言われたそう。それ以来、退団後も下の名前なんだって。
でも確か、新品のどちらかが何て呼ばれたいのかって感じの質問だったと思うんだよね。若干はぐらかした祐一郎である。

和樹は、和樹と呼ばれたい。
元基も、元基って呼ばれてるし、それでいい。
元基は「元気」だと思ってた祐一郎。

平方くんファンデーション事件@レディベス
千秋楽、ファンデーションが残りあとわずかだったから全部使っちゃえと思ってヌリヌリしたら、マットな土色になってしまった。共演者が誰も目を合わせてくれなかった。マネキンみたいな顔になってた。

和樹、祐一郎の手に励まされる件@レディベス
ラスト、和樹演じるロビンの肩に祐一郎アスカム先生が手を乗せるが、ある日からその手がぐっと!力強くなった。

それ聞きたい!と全員が思った瞬間、赤ランプで舞台が回転。次のお部屋へ・・・

(3)
・和樹
海。ちなみに平方くんは陸派・・・
自由が丘。良く行くと。
アフリカにもう一度行きたい(初めての飛行機、海外がアフリカだった)
ラーメン!(平方くんがラーメン二郎の話をしてくれる。和樹は「ラーメン加藤」をひらく)
おにぎりの具はタラコか鮭か。タラコ。
ポークカレー。

・平方
ロンドン。影があるところしっとりしてるとこが気に入った。
吉祥寺。近くに住んでた。
将来住むとしたら田舎。山の方に行くと山です!と発言し、祐一郎におののかれる。和樹がこれが普通です、と。
肉がすき。(祐一郎、もうすぐ魚のほうが美味しくなってくるよーとオジサンの話)
タラコ。

・祐一郎
またまた札幌と博多はどちらも好きだよと。
吉祥寺。自由が丘は行ったことがない。
一人旅は好きではない。
ポークカレー。ビーフよりさっぱりで、シーフードより安心(理由は次の部屋で話しました)

ねぇ、和樹の肩に置いた手の話は・・・どこへ?

(4)
祐一郎がポークカレーがいい訳。劇団時代、各地に行くと地元の人がいろいろ差し入れてくれる。朝受け取って、夜公演のあとに食べようってするとカレーになりがちだが、たまに問題が起こるので・・・でした。そうかー。ナマモノの差し入れねー。

・帝劇の思い出?最初の出会い。
和樹、レミゼラブルを見に来たのが初めて。
元基、エリザベートの稽古で。稽古前から緊張で汗びっしょり!
祐一郎、地下のB2,B6の稽古場があるが、初めてのとき早く着きすぎたからB3B4もあると思って階段を上下してた。

新品二人は、9階の稽古場にいくときエレベータが混んでるときに階段使ったりする。自分が何階にいるか分からなくなるときも。祐一郎さんは1回したけどもうしない。

和樹、レディベスの舞台写真
(2)のとこで途中になった話がここで入りました。

これが初帝劇だった和樹。稽古緊張した。毎日オーディションみたい。
祐一郎さんいわく、(自分が)和樹にできることは肩に力をこめるしかないと思う瞬間がある。
そうするしかない流れが生まれるっていう感じなのかな? 和樹さんがそうさせるのです、というニュアンスだったと思う。

和樹は、アスカム先生=祐一郎から、君にも存在理由があるって言ってもらえてる気がした。今日、これを聞けてとても良かった、泣きそうと。ほんとにうっすら目に光るものがあった。

私も泣きそう! 観劇時も舞台上では全員が新女王べスに注目してるなか、アスカム先生は愛してるけど一緒にいれない選択をした若者、ロビン(そして演じる和樹)へ分かっているよ、とよく頑張った、という感じで手に力を込めていると思ってた。号泣してメイクも取れて全身で演じてる感じでした。演じた二人が感じていた思いは観客にも伝わって来てたよ。

で、この力強くなる手について祐一郎さんにこれまで聞かなかった、っていう和樹の奥ゆかしさが愛しいわーと胸が熱くなった。和樹は、きっとそうなんじゃないかな?と思いつつ、言葉にはしなかったという・・・カワイイ。

祐一郎、こういうことは年に何回もあることではない。神様がくれる瞬間。劇団のころ先輩に言われてこの時は分からなかったけど、と。

すごすぎて拍手忘れたり、息するの忘れるような瞬間、あるよね。私の観劇サイクルだと5年か10に一度くらいかもしれない。意図しては訪れない瞬間、役者さんたちの意識や観客の意識いろいろ関係あるだろうし。
一度それを見てしまうと、また出会いたいって思うのよー。劇場通いはやめられない!

元基、ルドルフとフランツの写真。
ただ一生懸命だった。息子から父になりました。

祐一郎が、ルドルフだった自分をフランツになった自分が見ると、そういうことかーって思うんだよねとか言ったんだけど、もう少し詳しく言ってほしい??と思ってたら、元基くんが「どういうことです??」とちゃんと聞いてくれて、そうそうってなったときに、またランプが回転。次の部屋へ~

何となく分かるんだけど、ちょっとざっくりな説明でした。

(5)また質問。
セリフ覚えは良いか?
和樹は早い。と元基くん。和樹はセリフをずっと言い続けて覚えるそう。

覚えやすいシーン、覚えにくいシーン、セリフがある。

元基、焦って相手役のことを見てれないときは稽古場でもセリフが入らない。
和樹、会話は大丈夫だけど、説明のセリフが苦手。(「ローマの休日」にもある。苦手なとこはここから完璧にします!とのこと)

祐一郎、↑和樹が出たレディベスの冒頭(「プロローグ」ですね、私はロジャー・アスカム♪のとこ)8分の場面で半分はその説明セリフでした(笑)と。あれ偉いなぁっていつも思ってるよー。

元基、「祐さんは稽古場でいつも完璧に入ってる。どうやって覚えてるのか?
他の役者さんも言ってますよね、仕上げた状態で稽古場に来るって。

今日は何も持ってきてないから褒められるとどうしていいか分からない、と祐一郎。昼の部でも似たような話してたような。褒められると困っちゃうようです。
新品たちは、お世辞じゃないです!と追加フォロー。

もしかして劇団時代のやり方なのかな? 本当のところ聞いてみたいものです。

相手役の人が重要なセリフを飛ばしちゃったらどうする?
祐一郎、役の名前じゃなく「祐一郎」の名前でずっと呼ばれ続けたことがある。
これは昼も言ってた話。1幕なのに2幕のセリフ始められちゃって、そのまま続けてしまった。幕間で相談して、2幕のとこに1幕初めて→2幕も再度やった。(すごい時間かかったんでは・・? 途中で誰も止めなかったのね・・・)

新品たちは、例え話で。本当は元基が忘れちゃったのに、あたかも和樹が忘れたかのような感じになることがあるのが不満だとか。元基くんが、それは仕方ないの!と。忘れたとき、じーっと黙って待ってると誰かがセリフを入れてくれるからそう見える。それが一番事故らない技?

褒められる、叱られる、どちらがいい?
和樹は、叱られた方がいい。褒められても慣れてなくて困る。本当はダメなとこあるんじゃないの?と思ってしまう。

祐一郎、そういう趣味の人?(違います) そういう家庭だったの?(普通の家庭でした)って。

新品二人は演出家にダメなとこないか聞きに行くそうだ。
元基は、どちらも嬉しい。どっちも自分のためになるからと。ポジティブ。

祐一郎は剣道部だったから、何でもかんでもペシー!ってされて褒める叱るもなかった。
最低最悪の男子校生活! 共学の二人に、いいなぁ~と。

(6)「ローマの休日」について
・ベスパに乗るの大変。二人はちゃんと免許持ってる!
・日によって盆の上のモノの置き場がちょっとずつ違って、通り抜けるのスリルとサスペンス。
・演劇の新しいスタイルを模索しながら作っているところ。ソーシャルディスタンシング! 
言葉を発してから、体を向き合わせる。少し距離を作る。
・芝居に集中すると距離が近づいてしまうので、考えながらしている。
・遠いって言われることがあっても、近いって言われることはなかったから難しい。
・同じセリフでも距離によって意味が違って感じられる。これまでの距離感と違うけど、意味は変わらないように伝えられるように考えている。
・言い方や表現を変えたりして伝えられるようにしています。

・PCR検査の唾液が出たかどうか。
新品は問題なく出ました!

「それが人生」♪ 祐一郎ブラッドレーの激レア音源でました!
すごく若い・・・CDの声とは違って上演中の声なので、元気いっぱい、溌剌とした歌声。私が祐一郎の舞台見始めた時は、もうこういうキラキラした役はしてなかったからなー。声だけでも眩しいー

大変でしたか?って誰かが聞いたのに対して、良く聞かれるけど、楽しい。こんな楽しいことしてるの贅沢だよね?としみじみ笑顔でお話。
それ聞けて私も嬉しい! 楽しくないと続かないよねー。この先も楽しく演じてほしい。

(7)
和樹はローマの休日の合間に、ライブツアー。
6月から延期で、密にならないように2ステージするそう。
元基くんは、ローマ(東京公演のみ)、そのあとはIf Then
フラれたら友達といて気を紛らわせる。

祐一郎、オトコフタリ。

フラれたことありますか?
和樹、中3のときフラれた。他に好きな人ができたからって。仕方ないね、と。
オトコらしいねーと。
元基、小6。土管の中で急にテンションがあがって告白したらフラれた(笑)
全然好きじゃないってフラれた(笑)
時間が解決する。何もなかったかのように過ごす!

祐一郎、四谷第三小学校の校歌を歌いだす。
・・・何の歌だろうって考えちゃった。

どうして二人は成就しない恋の役ばかりなのか? 祐一郎。
帝劇で成就する作品ってあるのかな? 元基。
舞台上でも傷ついてる元基、ノンアルビールをがぶ飲みして紛らわせる!
和樹、アルコール弱い。(強そうに見えるのに知らなかった)
祐一郎も弱い。飲むと寝ちゃう。

好きな異性のしぐさ。
祐一郎、昼の部の浦井健治の好きなしぐさを披露・・・
踵が取れた?ガムついた?
元基、髪を耳に掛けるしぐさ。和樹もいいね!と。

祐一郎ったら、築地のひとたちは耳に掛けてるよって言ったとこで、蛍の光流れちゃった・・・(笑)

二人からご挨拶、左右のセリで下がる。

祐一郎からご挨拶。20年前の自分に会った気がしました、と。

大きなセリで上がりながら帰還(昼と同じ音楽はBTTFです)

始まるまでは、新品ブラッドレーが気後れしないかなーとか思っていたけど、お稽古場での祐一郎さんとお二人の関係を想像させてくれるような、あたたかな関係が見えて良かったです。
さりげなく適度に進に気を配り、さりげなく会話も進める大人な新品二人でした。ありがとうございました!

あと、祐一郎さんは当然なんですが、和樹も元基くんも私の好きな声質で、耳が幸せすぎてどうなることかと思いました。『ローマの休日』チケットは取ったので見れるのをひたすら祈ってます。