2015/09/30

一日があっというま

としのせい・・・?
睡眠時間も取らねば、課題があり、24時間では足りませぬ。
あと9月は記憶がないくらい早かった。じつはお家建てるため、にわか勉強してました(土地すらまだ取得できてないけど) 
土地の神様、宜しくお願いします。猫を飼いたいですにゃー。 

今後もぼちぼち更新したいと思いますが、すごいスローになりそう。気が向いたら覗いてみてください。

11月には祭りですから、復活してたいと思います! 
あ、出遅れたけど浦井くんが(FC限定だけど)ソロコンサートをするってー!
ワーイ!
ゆうさまも続いてみてはどうか。童謡コンサートでもいいんじゃない?


秋ですねー、北海道では旭岳に初雪。忍び寄る冬将軍。
ところでこの木、可愛い実がなってたのですが、何と言う名前だろう。

追記:マユミかな?

2015/09/26

『貴婦人の訪問』6 1人で歌うマチルデ

Scene5 イルの雑貨店
♪愛こそ砦 マチルデ

ずーっと昔のことなのに、クレアったらいまさらヒドイよー!(俺は悪くないのにさー。な態度)と妻に向っていじいじしているアルフ。だってだって君だ。

うふふ、と余裕で笑って、この町はみんなあなたのことが好き。みんなお友達♪ と答える妻マチルデ。・・・人間関係の濃い生活圏って息苦しく思えるけど、2人はそんな小さな町で明るい妻とひょうひょうとして優しい夫、という役割を演じて来たのだ。

弱気のアルフに、聖母(役)のように歌うマチルデ。

愛こそ砦。絆があるの。

実は見てるときは全く気づいてなかったのですが、帰宅してCD聴いてて、ハッとしました。
マチルデ、1人でこの歌うたってたんだね・・・
(おお、悲しいこと!)
さっき、クレアと美しくデュエットしてたのに。

2人の絆なんて、無かったのね。守り抜くわ~♪と歌っているのはマチルデ1人で、アルフはマチルデに取りすがるのみで、一言も君を守る、とは歌わない。何も歌わない。

「デュエット」は、気持ちが通じ合っていたり、あるいは対立していたりの、何かしらの関係性を表すものだとすれば、アルフはマチルデとは歌わない。

頼られてる、この人には私だけ、って思えるからこそ、ずっとアルフと一緒にいようと思ってたのに、いよいよ身の危険を感じたら、トイレットペーパーをトランクにつっこんで、俺の命があぶないんだよう!と叫びながら、家族を捨てて逃げるのが、マチルデに対するアルフの立場で。

ラスト、裁判で挙手するマチルデを責められない。良し悪しはともかく、彼女の復讐なのかもって思った。

結婚だって、ある種の契約というか、全てではないけれどお互いさまの部分があるから。
結婚してる間、クレアのほうを愛していたのではと不安になっても、結婚したのは、妻になったのは私だからって思って納得してきたんだろうし。

声を合わせてないことに気づき、さらにさらにアルフの評価が下がりました・・・・。明確なソングライティングです。

2015/09/16

『貴婦人の訪問』5 20億ユーロは正義の値段

Scene4 ホテル“黄金の天使”のなか
♪クレアに乾杯 マティアス/全員
まーだーむーーーーっにーーー!!
と、キーヨが大発声の段。にー、のとこで若干声がひっくり返るのがチャームポイントだったか・・・
マダムからいいお話があるのかなぁって期待してます。

ギュレンのために!  ・・・・20億ユーロを寄付します!
額をいう前のタメが長かった。もったいぶって、やり手だなぁクレア。金の威力を骨の髄まで分かってるって感じです。

大喜びのギュレンのみなさん。テーブルの対面に座っていたアルフも、当然大喜び。さっきの森での甘く切ない会話が効いたぜーっ これ以上ないハイトーンボイスというか裏声かわいい声で、クレアを称えてるアルフ。このあとに続く言葉を知らないうちは、喜んでいられるのだ。

条件がひとつある 私への正義を買うの
ヨハネス:正義は金で買えない!
20億は正義の値段よ♪

音楽がぐっと加速度があがって、様子見のメロディからギュイーンとギアチェンジ、不穏さと不安さがつのっていくのが上手くあらわされてました。
ヨハネス牧師の、「正義は金で買えない」に対して「買えるわ。20億なら」のクレア。法外な金がもつ欲望の吸引力のようなもの、熟知してるのよね・・・

嬉しいなぁとにこにこしてるアルフ、条件も、なんなりとって顔だ。

そして条件とはただひとつアルフレッドが

・・・・死ぬこと!

ここも、タメが入りますねー。カッコよくて痺れたわ。ひどいこと言ってるけど、クレアにはクレアの筋があって、ブレがないのよね。

いつまでに、どうやって、と条件をつけずに「死ぬこと」としたこその、残酷さというか周到さがのちのち骨に染みてきますが、宴席で、多額の寄付の条件は市民の死だと言われたら、そりゃ驚きで反発します。

マチルデ:いやよアルフレッド!
奥様はそうでしょうとも。クレアは挨拶もしてくれなかったしね。はぁ?ってことだよね。
何十年も昔のことだ!
森でのスットコドッコイでのん気な態度の訳がこれで分かるというもの。あんなひどいことしておいて、過去の終ったことだと勝手に思ってたのだった。

クレア涼風さんの声が、余裕のある態度で、かつ真剣。

これは見終わっての感想だけど、クレアはこの町がどうなるのか、きちんと予想できてたし、アルフがああなることも予想した上で、この申し出をしてる。まさか、本当に死ぬとは、なんて夢見たいなことは思ってなかったと思う。

ただ、本当に彼が死んだときに、自分がどう感じるのかについて少し見誤ったところがあったのかなと(思った以上に今のアルフレッドを失う喪失感が大きかったのではないかと)

原作台本では、棺を持込んだうえでアルフレッドが死んだら、金を出す、と言っていて。剥製にでもしそうな・・・ そのほうがストレートに怖いんですが、ミュージカル版では愛の物語に重点を移したので、ここもソフトに変更したのでしょうね。

マティアス:飢え死にしたほうがマシだ!
とか。他の人も口々に抗議する。

市長として、申し出を断る! と叫んだのに対し
よぉーく考えて・・・・・お返事を!
きりっと言い捨てて、自室に戻るクレア。私が勝つ、と自信たっぷり。

♪とんでもない
アルフレッド/クレア/マティアス/クラウス/ゲルハルト/ヨハネス/客たち

この作品の音楽は、すごく意図が明快でズババーン!と胸に響く。この曲もカッコよくて痺れました。
あと振り付けも、手を叩いたり、ぶるぶる震えてたり、面白かったー!

切れ味のいいダンスしてたのは、禅・クラウス校長。衣装のジャケットの裾が長いコートタイプだったので、ターンするとカッコいいです。キーヨは丸太がダンス? でも恰幅言い分、こちらも迫力ある。
今さんゲルハルトは、剛という感じで、制御されてる。
中山ヨハネス、この段階ではそれほどでもないけれど、後半たががハズレたときの壊れダンスがとても怖かった。ここでは恐怖ととまどいを表現といったあたり。

条件があまりに突飛だから、まずは拒否してます。
とんでもなーい♪ くるってるんだ♪

すごく耳に残ります! ラストの「あああああーーー!」も怖いわー。

2015/09/11

『貴婦人の訪問』4 アルフレッドの変わり身の早さを楽しみましょう

クレアに子どもはいるのと普通に聞くアルフ。
それまでの和やかな雰囲気が凍り、もう戻ろう、と去ろうとするクレア。

そこへアルフレッド、町の困窮を訴える。
ちなみに、ここはイケメン声で語ってました。お金だすっていわれてからの声とは別人のようだった。

追い詰められたら、人は何だってできる。byクレア様。
深い。何だってしなければならなかったの、私。ってことなんだけど、目の前の人は知らないの。

良く出来てる脚本だ。

♪愛は今も、って歌いながら、クレアはアルフが自分との関係や出来事をどう捉えているのかを確認していったんですよね。

自分を捨てて、幸せにしてるのか(マチルデを愛しているのか)
罪の意識はあるのか。

そしたら、「君のことは諦めた」「しがない雑貨屋」「子どもは?」ですものねー。
見事に無神経な回答。ひいい。

マチルデへ愛がなくても、せめて敬愛の気持ち・・・もない(きっと私が既婚者だから、ここは気になる)
それに自分との間に子どもがいたことをどうしてスルーできるのか。馬鹿なのかしら(ちがう、その場でしか考えないからだ)

ビジネスモードに戻っちゃったクレア様、町を見捨てないわって答えてあげる。
なーんのもんだいも、ないわぁ(はあと)超ビジネスモードだ。
でもアルフは気づいてない。

この時のアルフのヨロコビようといったら、まぁアナタ! きゃーっとクレアの手を握って、じゃれ付く犬って感じ。ニコニコして。

喜びようが、ちょっと嘘くさい。祐一郎の演技がうっかりするとくさい、っていう特徴がうまく使われてると思います。もちろん、祐一郎もワザと「演技的」にみえるよう演じているのだ・・・よ。もごもご。

【くさい】
大劇場にぴったりの様式的な演技のことを指しており、私はそんな祐一郎を愛してるのですけど、うっかりするとちょっと昭和的な演技してる演技に見えちゃうのね。でもそれも演技力のひとつだと思うのよ。人外な役にはうってつけ!

時間が巻き戻ればいいのに。あのときの2人でいられるよう(だいたいこんなセリフ)
それがあなたの望みなの・・・
君を忘れた事なんかない

さっきから、私の神経を逆なでし続けてるアルフ、追い討ちをかけるこの!援助の約束をもらえたと知ったのちに、言うのコレを? サイテーサイテーサイテー!
ふんがーっ(鼻息)

アルフレッドって、相手の望むような人でいようと、ほとんど無意識に立ち回ってしまう人みたいね。自覚的なら計算高いと言えるのだけど、条件反射というか深く考えないで言っちゃう分、悪い。

Scene3 ホテル“黄金の天使”の中
♪晩餐のアンダースコア 客たち/ボーイたち

クレアをもてなす晩餐会の開始前。客らが噂話。
クレアの親父はのんだくれで、母親はアバズレ(だっけ?) クレアも似たようなものだった。富豪と結婚して未亡人になって、結婚と離婚を繰り返している、謎の多い人だ。
天使か悪魔か~♪

死にかけの町に降って湧いた出来事、無責任な噂で盛り上がってる。ここにも無責任な人々が。

噂が人を追い詰めてしまうような現代とすごく通じるところ、ヒドイなぁと思いつつ、そういう自分は真っ白なのかと言われると、胸を張れるのかどうか。我が身を振り返させられる。

そこへアルフレッドとオジンズが階段上の廊下へ登場。

金額は言ったのか? 金額は問題じゃない、約束してくれたんだし、きっと多額だろう、と鼻高々のアルフ。テンション高い。ああ、軽薄な感じがすごいわ! マネーの力だわぁ

キャーーー! クレア様がドレスに着替えてお出まし!
黒と金のスパンコール? ビーズかな? 重そうなドレス。カッコいいわねー。お金持ってるわよぅ 分かりやすい。

ついさっき、君の事は忘れたことがないって言った男が、クレアに「妻のマチルデ」と紹介。握手を求める手を完全無視して、
覚えてるわ、窓からアルフレッドをいつも見てた。必死だったわぁ(おほほ)」

ぎゃー。心臓に悪い。冷たい戦いが。
悲しそうな、怒ったような表情になるマチルデ。そんなことはないって言いたいらしい。

マチルデをなだめて、着席を促すアルフ。何を言ってるのかは分からないけど、僕は分かってるから気にしないで、とか言ってるんだろうなぁ

変わり身の速さに、目が回っちゃうわ! すごいねー、すごいねー(棒読みだよ)

2015/09/08

『貴婦人の訪問』3 愛は今も~♪ 振り返れば、残酷なことばかり言うアルフ

Scene2 コンラーツヴァイラーの森
♪愛は今も 
アルフレッド/クレア/若いアルフレッド/若いクレア

木立のセットがするすると上から降りてきて、ベンチのある森の中。
下手側で待っているアルフ、上手の奥からやってくるクレア。
なんかこう、キラキラキラ~♪っていう音が入ってから、穏やかなメロディが。

クレア様、ジャケットを脱いで薄い大判のショールをゆったりと纏っている。シルバーの刺繍なのかなぁ キレイでした。マネしたい。

美しいメロディ、若いキラキラしてたときの2人が一緒に舞台上いる、二重写しの構造も分かりやすくてよかったですね。

いつだって想ってた。
連絡くれなかったわ。

ねーーーー!!(って、私は誰に向って・・・)
あんたー! アタシを置き去りにしたくせに、「何時だって想ってた」とか、ヌケヌケと良く言えたものだわ。

まぁこの時点では、付き合ってたけど別れて、マチルデと結婚した過去、が明らかになるだけだった。あきらめたーきみのことは~♪
だけど。
二度目に見る時には、「あきらめた?」なにそれ。何があったか知ってる立場なので、良くも言えたものだ!の気分になり、クレアも内心はそう感じてるはずね、と勝手に想像しちゃうのだった。

茶色のタオルで、ササッとベンチの上を掃くアルフ。日本の男子にはそんなことされた経験ないので、アルフはマメな男の人、と捉えちゃうんですが。それでいいですか。
さっきはマチルデのスカートを払ってあげてたしね、マメマメしいんだな。

わたしの黒いヒョウ。
俺の可愛いノラ。

でもって、クレアは黒ヒョウをギュレンに連れて来てるんだねー。フフフ。
そうだノラってどういう意味? あだ名ってことは、「野良」なのかしら?

楽しかった、と言い合ってから、この上なく美しいメロディの♪愛は今もへと展開する。

しかも若い2人を演じる飯野さんと寺元さんの2人が、爽やかで。例えるなら「劇団四季」みたいな爽やかさ。ウェストサイドのトニーとマリアみたいに美しい。
そしてそれは思い出のなかの2人。月日は過去を美しい思い出に変えているに違いない、と思いながら。

同じメロディを歌いつつ、のちの展開を見ると、クレアがどんな気持ちでいるんだろうなぁと、切なさMAXになります。

一方、アルフは「過去の美しい思い出」を2人で共有しているという態度のまま。おお、残酷なり。

君なしの人生は地獄だった。
マチルデと一緒になって、幸せじゃなかったと?

いけしゃしゃあと! 結婚生活の悪口を昔の恋人にいうひとは最低で信用できないので、この美しい思い出ソングのなかで、ずんずんとアルフの評価は下がっていくのだった。
ムダにいい声でさー、祐一郎が。どんどんダメ男ぶりを見せるのだ。なんだよ、超カッコいい声ってどういうことなのよ。

再会冒頭は固い口調だった2人、歌にあわせて昔を思い出してちょっとほぐれた感じ。

子どもは?
なんて、クレア聞いてあげてる(絶対、そんなこと知ってるのに違いないが)
君はいるの?

ギャーーー!!最低! 
これも、この時点では明らかにされないことですが、のちにアルフとの間の子どもの認知裁判で偽証され、しかも納屋から転落。赤ちゃんを失い、足も障害が残ったということが。

ますます、どの口が言う!なことなんですが、たぶんですね・・・たぶん、アルフの脳内では記憶が都合よく書き換えられてたんじゃないかと。でなきゃここまで酷いこと言えないと思うわ。
若い日の過ちだが、クレアは大富豪になったんだし、「俺と一緒にならなくてよかった」んだ、と本気で考えてる。どれだけ深く傷つけたかなど、想像しなかったんだろうなぁ

すでに終ったこと、それゆえに美しい思い出箱に入れてたのだな。
ハートのマーク~♪ 

愛し合う若い2人は、ただその時、今この時を謳歌してたのでしょう。でも、子どもが出来たとなると、養わなくてはならず。アルフにはそれが重荷となり、しかも雑貨屋の娘、マチルデが自分に気があると知っていたから、仕事と妻がセットになったマチルデを取った。

思慮のないことをしたその報いを、いま受けようとしているアルフなのだ。
と言うわけで、アルフは冒頭が最高に素敵なおじさまで、あとは落ちるばかり。ついでに、町のみんなも、どんどんダメな方に落ちていく。

アルフ酷いという気持ちと全くかみ合わない、素敵な曲を涼風さんと祐一郎がデュエットしてくれました。
わりと能天気に歌う(神経質なひとに見えない)祐一郎と、考えてそうな(なにか含みがある)涼風さんの、微妙な距離感も面白いシーンでした。