■安寿ミラ/アイダ・ストラウス、佐山陽規/イシドール・ストラウス(一等客)
素敵なご夫婦で場がとても落ち着きます。長い年月かけて繋いだ絆を深く感じます。
ことさら悲劇らしく振る舞わないあたり、演出家のセンスだと思いますが、あんな短期間でこんなに覚悟をすぐに決められるものだろうか?
ご立派すぎるかもしれない。
でも、このお二人には描かれていない部分で、これまでもきっと危機的な状況を経験しているのでは?と予想させる説得力もあって、何があったときも二人は一緒と思うに至った積み重ねや、人生を十分に生きた実感があったのかな・・・と思えました。
■菊地美香/キャロライン・ネビル、相場裕樹/クラーク(二等客)
実は菊地さんが出演すること全く気にしてなかったのですが、声を聞いて、あ、と。声ですぐに分かるって良い。そしてとても可愛い。しっかりしたお嬢様風でした。
新生活へ旅立つお嬢様と身分違いの恋人に、相場さん。
(先日、舞台降板とのことでびっくり。元気になるといいですね)
優しそうなハンサム君でした。歌も安定してていい声出るようになって、心配いらなくなった・・・
■霧矢大夢/アリス・ビーン、栗原英雄/エドガー・ビーン(二等客)
演じて楽しそうなのはこの二人かな。初演は森口博子が演じてて、こちらも元気で良かった。霧矢アリスのほうがすごく上昇志向がはっきりした大人の女性感が強い感じ。ダンスしたり、ふらふら一等のデッキにお邪魔したりするけど、素直さがあって憎めない。
そして栗原さん~! 振り回されつつ愛妻家で、ちょっと妻の行動に困ってる(困ってるけど、エッチスとの会話を聞いてると、本気で困ってないのが分かるのが可愛い・・・俺の妻だぜっていう顔)すごくいい。頼りになりそうだし。久々に歌声が聴けて満足。
■渡辺大輔/ファレル(三等客)
浦井くんが演じた役でした。浦井くんどうだったけな。若者っていう印象しか今では残ってないなぁ 渡辺ファレルは背も高く大きいので、見栄えが良かった。ケイトとの若干ツンデレ的なやりとりも良かったです。
■小南満佑子/ケイト・マクゴーワン(三等客)
屋比丘知奈/ケイト・マーフィー(三等客)
豊原江理佳/ケイト・ムリンズ(三等客)
三人のケイト。新天地アメリカで仕事について新しい時代を見たいっていうキラキラさと、不安が少し。妊娠してるケイトは強くて見どころあって、助かってほしいなぁと願いながら見ました。
2018/12/05
『タイタニック』10/12昼 2 船員さんの思い出
今年が終わってしまう。
■藤岡正明/バレット(機関士)
バレット役は好きな役です。最底辺でひたすら石炭をくべて蒸気を出す働き者で、恋人を思って愛の歌を歌ってくれます。衣装は制服じゃないけど、似合う人が演じると非常にセクシーですね・・・
恰好は労働者だけど、歌はバラードというのも良いわー。
The Proposal / The Night Was Alive
上口くんとのデュエット、案外声がいい組み合わせ。二人とも落ち着いた声の奥に、熱いハートが隠れているみたいな雰囲気がありました。また聞きたい。
CD化してくれないと泣く。
■上口耕平/ブライド(通信士)
バレットと一緒に静かな夜を過ごす相棒、せっかく受信した氷山情報もきちんと役立ててもらえてない通信士さん。
仕事に誇りをもっていたけど、ちょっとやさぐれてるところへバレットが来て、自分の仕事が素敵なものだなって思い出してます。
ヘルベルト以来の声だったのですが(シスターアクトは歌った?) 普通の男子だとこんな風に歌うんだなぁと新鮮でした。いい声! また別の作品などでも聞いてみたい人になりましたー。
お顔が可愛いけれど、こうしてみるとちゃんと大人の男性らしくて、とても素敵。
■戸井勝海/エッチス(一等室客室係)
どのキャストも素敵すてきと思ったけれど、戸井さんがたくさん登場して歌ったり、ステップ踏んだり、セリフたくさんだったりで、嬉しいー。
一等のお客様をオモテナシする仕事に誇りをもっているところとか、ふと仕事から離れた顔をする瞬間とか、見どころ満載です。
■小野田龍之介/ライトーラー(二等航海士)
もしかして、小野田さんを見るの初めてだったかも。歌ってやるーというものはなくて、一部分か、コーラス的に歌ってたっけな・・・(曖昧な記憶)
すごいいい声だとうわさで聞いてるぞ
というわけで、堪能しきれませんでした。またお会いしたいと思います。
■藤岡正明/バレット(機関士)
バレット役は好きな役です。最底辺でひたすら石炭をくべて蒸気を出す働き者で、恋人を思って愛の歌を歌ってくれます。衣装は制服じゃないけど、似合う人が演じると非常にセクシーですね・・・
恰好は労働者だけど、歌はバラードというのも良いわー。
The Proposal / The Night Was Alive
上口くんとのデュエット、案外声がいい組み合わせ。二人とも落ち着いた声の奥に、熱いハートが隠れているみたいな雰囲気がありました。また聞きたい。
CD化してくれないと泣く。
■上口耕平/ブライド(通信士)
バレットと一緒に静かな夜を過ごす相棒、せっかく受信した氷山情報もきちんと役立ててもらえてない通信士さん。
仕事に誇りをもっていたけど、ちょっとやさぐれてるところへバレットが来て、自分の仕事が素敵なものだなって思い出してます。
ヘルベルト以来の声だったのですが(シスターアクトは歌った?) 普通の男子だとこんな風に歌うんだなぁと新鮮でした。いい声! また別の作品などでも聞いてみたい人になりましたー。
お顔が可愛いけれど、こうしてみるとちゃんと大人の男性らしくて、とても素敵。
■戸井勝海/エッチス(一等室客室係)
どのキャストも素敵すてきと思ったけれど、戸井さんがたくさん登場して歌ったり、ステップ踏んだり、セリフたくさんだったりで、嬉しいー。
一等のお客様をオモテナシする仕事に誇りをもっているところとか、ふと仕事から離れた顔をする瞬間とか、見どころ満載です。
■小野田龍之介/ライトーラー(二等航海士)
もしかして、小野田さんを見るの初めてだったかも。歌ってやるーというものはなくて、一部分か、コーラス的に歌ってたっけな・・・(曖昧な記憶)
すごいいい声だとうわさで聞いてるぞ
というわけで、堪能しきれませんでした。またお会いしたいと思います。
2018/11/07
『タイタニック』10/12昼 トム・サザーランド新演出版
@日本青年館ホール
1階席中央、とても見やすぐ音も良い。
トイレが少なく空いてるかどうかが分からないのが難点。
鈴木壮麻/スミス(船長)
加藤和樹/アンドリューズ(設計士)
石川禅/イスメイ(オーナー)
藤岡正明/バレット(機関士)
戸井勝海/エッチス(一等室客室係)
津田英佑/マードック(一等航海士)
上口耕平/ブライド(通信士)
小野田龍之介/ライトーラー(二等航海士)
木内健人/ハートリー(バンドマスター)
百田ヒロキ/ベルボーイ
吉田広大/フリート(見張り係)
須藤香菜/ミセス・ビーチャム(給仕係)
安寿ミラ/アイダ・ストラウス(一等客)
佐山陽規/イシドール・ストラウス(一等客)
菊地美香/キャロライン・ネビル(二等客)
相場裕樹/クラーク(二等客)
霧矢大夢/アリス・ビーン(二等客)
栗原英雄/エドガー・ビーン(二等客)
渡辺大輔/ファレル(三等客)
小南満佑子/ケイト・マクゴーワン(三等客)
屋比丘知奈/ケイト・マーフィー(三等客)
豊原江理佳/ケイト・ムリンズ(三等客)
こんな短期間で終わってしまうなんて、もったいない。再演!再演希望!
一公演しか見れませんでした。
■2007年のウォルフォード演出版(国際フォーラム)も見てるのですが、断然こちらの版が好き。ミニマムな構成にして、ひとりひとりの登場人物すべてが生きています。中規模の劇場でのサザーランド版、良いです。
どのキャストもその人生を見せてくれて、氷の海へ投げ出されたり救命ボートに乗れたり・・・実際に亡くなったお名前の書かれた幕がかかって犠牲者の多さに泣いたそのあと、もう一度、冒頭のタイタニックを讃える歌をみなで歌うのが、悲しい夢みたいで、劇場を後にしても余韻が続きました。
遠回りだけど、夕方の緑を眺めながら信濃町駅までてくてく歩いちゃった。
演技の面について良かったところは多々あれど、拙い人はなく、安心の高品質。ストレスフリー。
お姿も見目麗しいうえに、歌声も素晴らしい。ベテランも若手も中堅も、皆さま魅力をよく活かしていて、何でCD化しない?映像化もなし? なら、再演してねっていう。
開演前のステージには、和樹ともうひとり(誰だったっけな。船員さんの役だと思うけど)。机に向かったアンドリューズが設計してる様子です。眼福です! お友達に早めに劇場入りしろと教えてもらってて良かったー。
■イスメイ 石川禅
冒頭、タイタニックを語り始めるイスメイ。遺族から責められている様子だ。と、つまりタイタニックの沈没後の様子なんだな・・・悲しみ、苦しみ、けれど、タイタニックに見ていた希望と称賛を思い出し、彼女のすばらしさを讃えて歌いだす。
タイターニーック!
タイタニックは有名な話だし、展開も周知のこと。それを「思い出す」演出にしたのは導入として巧かった。初っ端から、見てる私の心のなかに哀しみの欠片が刺さった。
2代目のボンボンぽさ、尊大さ。オーナーとしての危機管理の甘さと名声を求めて無理強いしてることにも無頓着な様子。
沈む船から真っ先に逃げられる自分大事な面も含め、悪意のある発言じゃなくて、甘いんだこの人は・・・という禅イスメイだった。似合う。
自分の発言の重さを大して気にしてない。部下は言われたとおりにすべき、世界一の船なんだぞっ です。
しかし、冒頭での表情には、「もし〇〇〇であったら?」という後悔が感じられました。そこがまだ、憎み切れないイスメイです。
■スミス船長 鈴木壮麻
壮麻さんは、スミス船長のように「タイタニック」のなかで出世なさって、ついにキャプテン!
ブライド→イスメイ→スミス船長
(イスメイ役は未見)
制服が殊のほかお似合いだ。眼福ですねー。帽子の下のお顔をもっと拝見したかった。帽子ともじゃひげに隠れる美貌なのでした。
貴族的なお顔立ちなので、自分はたたき上げなのだと言うのが意外でしたよ。
イスメイの傲慢さとは違うけれど、船長としての気概というかまだ野心の炎が残っている目の強さが印象的。イスメイに速くNYに着かねば!とせっつかれて、ムムッとしつつも従う立場の違いとか、処女航海時の安全策ではないと知りつつ、自分もやはり速度競争で名を響かせたいという名誉欲が見えます。
禅さんと壮麻さんが言い合いしてるだけで、ぎゃーーーー!!(嬉しい!)レミ見たい! とテンション上がりました。
■アンドリューズ 加藤和樹
1幕-2幕も、あまり全面に出てきませんよね。それで、最後に「アンドリューズ氏の予見」を歌わねばならないのは、かなり大変な役。
セリフは多くないが、時々ステージに登場し、タイタニックについて回答。そこにいて、存在感を消さないように登場しなければいけない。なので、あまりキャラを出す暇がないのね。エリザのルドルフみたいだなーと思いました。
言い合いする場面で、ようやく出番が来たって感じです。そして、壮麻さん禅さんのお二人のところへ乗り込んでいく和樹・・・迫力負けしそうでしてない和樹だった。アンドリューズは最初から全然自信家って感じがなくて、すごく良い人そうでしたが、骨太なところが見れましたね。CDで聴き直したいものだ。
そうして最後、沈みゆく自分が設計したタイタニック号のビジョンを誰よりも正確に思い描けてしまう悲劇。(提出した後に誤字に気づきがちな私、分かるわ!と思ったよ。ごめんね、レベル違う)
舞台上には一人で傾くデッキで最後を迎えるアンドリューズがいて、怖かった。ここで流れるオケの音も低音がググググーっと響き渡って、さらに恐怖感が増してます。オケといっても、指揮者と6名のみ!分かっててもすごい。6名で出来てしまうんだなぁ イェストンの音楽は美しくて切なさがあって、でもことさらに分かりやすく悲劇的でもないというのが素晴らしかった。
さらに上手いなと思うのはこの「予見」で沈没シーンを描く判断。これなら出演者が実際にアレコレする必要はない。あと、あまりに有名なタイタニックの物語だからこそ、出来ること。観客はアンドリューズの言葉に沿って、そうそう、と容易に悲劇的な結末を各自の頭の中で描けます。
ちなみに私は、あのデカプさまの映画『タイタニック』の映像で、船首が上がり、船体が折れて恐ろしい速さで沈んでいく様子が浮かんでました。
1階席中央、とても見やすぐ音も良い。
トイレが少なく空いてるかどうかが分からないのが難点。
鈴木壮麻/スミス(船長)
加藤和樹/アンドリューズ(設計士)
石川禅/イスメイ(オーナー)
藤岡正明/バレット(機関士)
戸井勝海/エッチス(一等室客室係)
津田英佑/マードック(一等航海士)
上口耕平/ブライド(通信士)
小野田龍之介/ライトーラー(二等航海士)
木内健人/ハートリー(バンドマスター)
百田ヒロキ/ベルボーイ
吉田広大/フリート(見張り係)
須藤香菜/ミセス・ビーチャム(給仕係)
安寿ミラ/アイダ・ストラウス(一等客)
佐山陽規/イシドール・ストラウス(一等客)
菊地美香/キャロライン・ネビル(二等客)
相場裕樹/クラーク(二等客)
霧矢大夢/アリス・ビーン(二等客)
栗原英雄/エドガー・ビーン(二等客)
渡辺大輔/ファレル(三等客)
小南満佑子/ケイト・マクゴーワン(三等客)
屋比丘知奈/ケイト・マーフィー(三等客)
豊原江理佳/ケイト・ムリンズ(三等客)
こんな短期間で終わってしまうなんて、もったいない。再演!再演希望!
一公演しか見れませんでした。
■2007年のウォルフォード演出版(国際フォーラム)も見てるのですが、断然こちらの版が好き。ミニマムな構成にして、ひとりひとりの登場人物すべてが生きています。中規模の劇場でのサザーランド版、良いです。
どのキャストもその人生を見せてくれて、氷の海へ投げ出されたり救命ボートに乗れたり・・・実際に亡くなったお名前の書かれた幕がかかって犠牲者の多さに泣いたそのあと、もう一度、冒頭のタイタニックを讃える歌をみなで歌うのが、悲しい夢みたいで、劇場を後にしても余韻が続きました。
遠回りだけど、夕方の緑を眺めながら信濃町駅までてくてく歩いちゃった。
演技の面について良かったところは多々あれど、拙い人はなく、安心の高品質。ストレスフリー。
お姿も見目麗しいうえに、歌声も素晴らしい。ベテランも若手も中堅も、皆さま魅力をよく活かしていて、何でCD化しない?映像化もなし? なら、再演してねっていう。
開演前のステージには、和樹ともうひとり(誰だったっけな。船員さんの役だと思うけど)。机に向かったアンドリューズが設計してる様子です。眼福です! お友達に早めに劇場入りしろと教えてもらってて良かったー。
■イスメイ 石川禅
冒頭、タイタニックを語り始めるイスメイ。遺族から責められている様子だ。と、つまりタイタニックの沈没後の様子なんだな・・・悲しみ、苦しみ、けれど、タイタニックに見ていた希望と称賛を思い出し、彼女のすばらしさを讃えて歌いだす。
タイターニーック!
タイタニックは有名な話だし、展開も周知のこと。それを「思い出す」演出にしたのは導入として巧かった。初っ端から、見てる私の心のなかに哀しみの欠片が刺さった。
2代目のボンボンぽさ、尊大さ。オーナーとしての危機管理の甘さと名声を求めて無理強いしてることにも無頓着な様子。
沈む船から真っ先に逃げられる自分大事な面も含め、悪意のある発言じゃなくて、甘いんだこの人は・・・という禅イスメイだった。似合う。
自分の発言の重さを大して気にしてない。部下は言われたとおりにすべき、世界一の船なんだぞっ です。
しかし、冒頭での表情には、「もし〇〇〇であったら?」という後悔が感じられました。そこがまだ、憎み切れないイスメイです。
■スミス船長 鈴木壮麻
壮麻さんは、スミス船長のように「タイタニック」のなかで出世なさって、ついにキャプテン!
ブライド→イスメイ→スミス船長
(イスメイ役は未見)
制服が殊のほかお似合いだ。眼福ですねー。帽子の下のお顔をもっと拝見したかった。帽子ともじゃひげに隠れる美貌なのでした。
貴族的なお顔立ちなので、自分はたたき上げなのだと言うのが意外でしたよ。
イスメイの傲慢さとは違うけれど、船長としての気概というかまだ野心の炎が残っている目の強さが印象的。イスメイに速くNYに着かねば!とせっつかれて、ムムッとしつつも従う立場の違いとか、処女航海時の安全策ではないと知りつつ、自分もやはり速度競争で名を響かせたいという名誉欲が見えます。
禅さんと壮麻さんが言い合いしてるだけで、ぎゃーーーー!!(嬉しい!)レミ見たい! とテンション上がりました。
■アンドリューズ 加藤和樹
1幕-2幕も、あまり全面に出てきませんよね。それで、最後に「アンドリューズ氏の予見」を歌わねばならないのは、かなり大変な役。
セリフは多くないが、時々ステージに登場し、タイタニックについて回答。そこにいて、存在感を消さないように登場しなければいけない。なので、あまりキャラを出す暇がないのね。エリザのルドルフみたいだなーと思いました。
言い合いする場面で、ようやく出番が来たって感じです。そして、壮麻さん禅さんのお二人のところへ乗り込んでいく和樹・・・迫力負けしそうでしてない和樹だった。アンドリューズは最初から全然自信家って感じがなくて、すごく良い人そうでしたが、骨太なところが見れましたね。CDで聴き直したいものだ。
そうして最後、沈みゆく自分が設計したタイタニック号のビジョンを誰よりも正確に思い描けてしまう悲劇。(提出した後に誤字に気づきがちな私、分かるわ!と思ったよ。ごめんね、レベル違う)
舞台上には一人で傾くデッキで最後を迎えるアンドリューズがいて、怖かった。ここで流れるオケの音も低音がググググーっと響き渡って、さらに恐怖感が増してます。オケといっても、指揮者と6名のみ!分かっててもすごい。6名で出来てしまうんだなぁ イェストンの音楽は美しくて切なさがあって、でもことさらに分かりやすく悲劇的でもないというのが素晴らしかった。
さらに上手いなと思うのはこの「予見」で沈没シーンを描く判断。これなら出演者が実際にアレコレする必要はない。あと、あまりに有名なタイタニックの物語だからこそ、出来ること。観客はアンドリューズの言葉に沿って、そうそう、と容易に悲劇的な結末を各自の頭の中で描けます。
ちなみに私は、あのデカプさまの映画『タイタニック』の映像で、船首が上がり、船体が折れて恐ろしい速さで沈んでいく様子が浮かんでました。
2018/10/16
『生きる』10/11昼 小説家もチャーミング!
鹿賀さんのお相手は、新納慎也さん。
市村さんは、小西遼生さんと組みます。交代なしの固定は珍しいですよね。安心して演技できるからかな。
着物姿がかっこいいわー。優男風でした。ビジュアルからだと、小西小説家はもうちょっと男っぽいのかしらと想像。どうだったんでしょう?
新納さんの安心の歌声で物語は始まります。
プログラム見直して気づいたのですけど、役名が「小説家」だけでした。お名前なしだったとは。
渡辺の猪突猛進を後方サポート(写真でゆすり)、渡辺の死後は息子に父の真意を伝える大切な役でした。
告知されないけれど、癌に違いないと確信して大金を下ろして使ってしまえと飲み屋で飲んでも吐いてしまう酒を飲もうとする渡辺、痛々しい。
ヨシ!!と俺が楽しい散財を手伝うと乗り出してからの付き合いになりますが、いい加減なようで情が深い男でした。似合います。
深入りしすぎないようで面倒みがよく、なかなかいい男。
それから、山西惇さん。「相棒」シリーズで暇か?の課長でご存知の方、いい歌声でした! 朗々と歌うんじゃなくて、演技のまま歌になっている・・・ ヤクザとつながったイヤらしい助役の声でソロをばしーっと魅せてくれました。いいですねー。
息子役の市原隼人さん、こちらも演技力。ミュージカル初挑戦とのことでしたが、なかなか良かった。父の背中を見つめる姿が、分かり合いたい気持ちがにじみ出ていて、しかし父は公園の実現にまっしぐら。公園が息子夫婦や孫への贈り物、わかってくれると思っていたんですねー。
息子の妻役と、役所の女性職員が鹿賀/市村さんのときで入れ替えです。何で?
鹿賀さんのときは、息子妻がMay,n、女性職員が唯月ふうかちゃん。
唯一、May,nさんの歌詞だけが聞き取りにくかったのが残念かもー。歌手の方なんですね、セリフじゃなくて「歌」だったので。
洋風の生活をしてる夫婦と和の父との違いも2階と1階で分かりやすく、新しい時代が来るという未来が広がる様子がまぶしい若夫婦の様子です。
ふうかちゃんは可愛い元役所職員で、渡辺課長に元気をくれる役です。途中、付きまとわないで!と怒るのが可愛いのだった。そりゃ気持ち悪いよね、課長に毎晩連れ出されてもさ。
渡辺さんはそういう人とのいい加減の付き合いかたが上手じゃないの。
ほか、アンサンブルさんたち・・・川口さんのヤクザ、笑っていいんだよね。もちろんとてもぴったり似合ってて。
お母ちゃん軍団も元気よく、しかし下品にならずウルサイのがちょうど良く。
市村さんは、小西遼生さんと組みます。交代なしの固定は珍しいですよね。安心して演技できるからかな。
着物姿がかっこいいわー。優男風でした。ビジュアルからだと、小西小説家はもうちょっと男っぽいのかしらと想像。どうだったんでしょう?
新納さんの安心の歌声で物語は始まります。
プログラム見直して気づいたのですけど、役名が「小説家」だけでした。お名前なしだったとは。
渡辺の猪突猛進を後方サポート(写真でゆすり)、渡辺の死後は息子に父の真意を伝える大切な役でした。
告知されないけれど、癌に違いないと確信して大金を下ろして使ってしまえと飲み屋で飲んでも吐いてしまう酒を飲もうとする渡辺、痛々しい。
ヨシ!!と俺が楽しい散財を手伝うと乗り出してからの付き合いになりますが、いい加減なようで情が深い男でした。似合います。
深入りしすぎないようで面倒みがよく、なかなかいい男。
それから、山西惇さん。「相棒」シリーズで暇か?の課長でご存知の方、いい歌声でした! 朗々と歌うんじゃなくて、演技のまま歌になっている・・・ ヤクザとつながったイヤらしい助役の声でソロをばしーっと魅せてくれました。いいですねー。
息子役の市原隼人さん、こちらも演技力。ミュージカル初挑戦とのことでしたが、なかなか良かった。父の背中を見つめる姿が、分かり合いたい気持ちがにじみ出ていて、しかし父は公園の実現にまっしぐら。公園が息子夫婦や孫への贈り物、わかってくれると思っていたんですねー。
息子の妻役と、役所の女性職員が鹿賀/市村さんのときで入れ替えです。何で?
鹿賀さんのときは、息子妻がMay,n、女性職員が唯月ふうかちゃん。
唯一、May,nさんの歌詞だけが聞き取りにくかったのが残念かもー。歌手の方なんですね、セリフじゃなくて「歌」だったので。
洋風の生活をしてる夫婦と和の父との違いも2階と1階で分かりやすく、新しい時代が来るという未来が広がる様子がまぶしい若夫婦の様子です。
ふうかちゃんは可愛い元役所職員で、渡辺課長に元気をくれる役です。途中、付きまとわないで!と怒るのが可愛いのだった。そりゃ気持ち悪いよね、課長に毎晩連れ出されてもさ。
渡辺さんはそういう人とのいい加減の付き合いかたが上手じゃないの。
ほか、アンサンブルさんたち・・・川口さんのヤクザ、笑っていいんだよね。もちろんとてもぴったり似合ってて。
お母ちゃん軍団も元気よく、しかし下品にならずウルサイのがちょうど良く。
2018/10/15
『生きる』10/11昼 鹿賀さまがチャーミング
@赤坂ACTシアター
鹿賀丈史/渡辺勘治
市原隼人/渡辺光男 新納慎也/小説家
唯月ふうか/小田切とよ May,n/渡辺一枝
山西惇/助役
川口竜也、佐藤誉、重田千穂子、治田敦、松原剛士、上野聖太
高原紳輔、俵和也、原慎一郎、森山大輔、安福毅、飯野めぐみ
あべこ、彩橋みゆ、五十嵐可絵、可知寛子、河合篤子、森加織
森実友紀、高橋勝典、市川喬之
黒澤明の映画「生きる」がミュージカルに。
あのスーっと品のある鹿賀さんが、どうやって冴えない課長役になるんだろうと思っていたら、いやーすごいね、ホントに普通の役所のおじさんに見えました。
奮起してからの人間的に品位向上するあたりは、さすが鹿賀さま! にじみでる品が似合います。
物語は知ってました。
泣かせる方面で浪花節ってことはないだろうとは思いつつ、そこだけは心配でしたが、杞憂!でしたー。
音楽がとても普遍的で軽やかで、必要以上にかなしさを盛り上げてこないのが、とても良かった。とっても。
癌で死を意識した男の右往左往も、哀しくて可笑しいような。
背中を少し丸めて、ステテコ姿のお着替えを拝見する日があるとは。
1幕はほとんど「あ・・・」「ん・・・」とぼそぼそとお話しするだけの渡辺。無口ねー。
ラストに「二度目の誕生日」で自分の人生を生きようと決意。頑張って!
2幕は次々に鹿賀さまは美しく優しく歌声を聞かせてくれました。じいぃーん。
どの曲も奥ゆかしさがあって素敵だったんですが、「青空に祈った」そして最後のゴンドラの歌からの流れが美しかった!
鹿賀さまと言えば、たまにお疲れかな?と感じるときがあって、心配してましたが、この日は全く心配ご無用。
一生懸命泥臭くごりごりと公園建設のために突き進む、渡辺課長。
真面目な丸い背中とがに股気味の立ち姿に、控えめで激しさは胸の奥に光る渡辺でした。
市村さん版を見ることはできなかったのですが、愛情をどう表現するかが違うようですね。
息子の光男とのかかわりあい方を見ていると、同じ屋根の下で暮らしていても食事も別で、別個の所帯でした。
病気のことを言わなかったのは、心配して病院に入れてしまうから。何もしないまま死んでいくのが嫌で言わなかったのだとセリフにあります。
光男より父のほうがとっくに子離れしていたんですね・・・死期を思うことで、子離れしたのかもしれません。新しい時代を自分の家族と共に生きてくれと背中で語っているかのようでした。
これから生まれる孫だけでなく、地域の子供みんなを思ってブランコに揺られていたのでしょうか。美しいシーンでした。はらはらと降る雪も、冷たく見えなかった。
CD化も決定とのことで、ありがとうホリプロ!!!
鹿賀丈史/渡辺勘治
市原隼人/渡辺光男 新納慎也/小説家
唯月ふうか/小田切とよ May,n/渡辺一枝
山西惇/助役
川口竜也、佐藤誉、重田千穂子、治田敦、松原剛士、上野聖太
高原紳輔、俵和也、原慎一郎、森山大輔、安福毅、飯野めぐみ
あべこ、彩橋みゆ、五十嵐可絵、可知寛子、河合篤子、森加織
森実友紀、高橋勝典、市川喬之
黒澤明の映画「生きる」がミュージカルに。
あのスーっと品のある鹿賀さんが、どうやって冴えない課長役になるんだろうと思っていたら、いやーすごいね、ホントに普通の役所のおじさんに見えました。
奮起してからの人間的に品位向上するあたりは、さすが鹿賀さま! にじみでる品が似合います。
物語は知ってました。
泣かせる方面で浪花節ってことはないだろうとは思いつつ、そこだけは心配でしたが、杞憂!でしたー。
音楽がとても普遍的で軽やかで、必要以上にかなしさを盛り上げてこないのが、とても良かった。とっても。
癌で死を意識した男の右往左往も、哀しくて可笑しいような。
背中を少し丸めて、ステテコ姿のお着替えを拝見する日があるとは。
1幕はほとんど「あ・・・」「ん・・・」とぼそぼそとお話しするだけの渡辺。無口ねー。
ラストに「二度目の誕生日」で自分の人生を生きようと決意。頑張って!
2幕は次々に鹿賀さまは美しく優しく歌声を聞かせてくれました。じいぃーん。
どの曲も奥ゆかしさがあって素敵だったんですが、「青空に祈った」そして最後のゴンドラの歌からの流れが美しかった!
鹿賀さまと言えば、たまにお疲れかな?と感じるときがあって、心配してましたが、この日は全く心配ご無用。
一生懸命泥臭くごりごりと公園建設のために突き進む、渡辺課長。
真面目な丸い背中とがに股気味の立ち姿に、控えめで激しさは胸の奥に光る渡辺でした。
市村さん版を見ることはできなかったのですが、愛情をどう表現するかが違うようですね。
息子の光男とのかかわりあい方を見ていると、同じ屋根の下で暮らしていても食事も別で、別個の所帯でした。
病気のことを言わなかったのは、心配して病院に入れてしまうから。何もしないまま死んでいくのが嫌で言わなかったのだとセリフにあります。
光男より父のほうがとっくに子離れしていたんですね・・・死期を思うことで、子離れしたのかもしれません。新しい時代を自分の家族と共に生きてくれと背中で語っているかのようでした。
これから生まれる孫だけでなく、地域の子供みんなを思ってブランコに揺られていたのでしょうか。美しいシーンでした。はらはらと降る雪も、冷たく見えなかった。
CD化も決定とのことで、ありがとうホリプロ!!!
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