2007/09/02

『エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集』長嶋有

☆☆☆★



表題作は、エロマンガ島(バヌアツ共和国)に行って、エロマンガを読む。というゲーム雑誌の企画のために日本を飛び立った三人の男たちの話。タイトルはインパクトがあるけど、物語はとてもまっとうなまとまりが。もう少し文章にリズムがほしいけど、これがゆるゆる企画に合っているのかも。



異色って書いてあるので、これで長嶋有がいいとか、好みじゃないとかいいにくいけど、明るそうでちょっと温かいような『エロマンガ島の三人』とかより、乾いた話『ケージ、アンプル、箱』みたいなほうが好きだった。



表紙イラスト、挿絵は大好きなフジモトマサル。飾っておきたい表紙ー。





『レ・ミゼラブル』千秋楽6 パパ!

Who am I?
マリウスに誰だ私は・・・?! と問いかけ、ついに素性を告白して無理やり去っていくバルジャン。泉見くんのとりすがり方、好きだなぁ 必死!



もう言うな、マリウス。この言葉にどれだけの苦悩が隠されているのか? 
祐一郎のバルジャンに初めて会ったころは、ただただ美声に心奪われてて、表現することにまでしっかり思い至ってませんでしたー。歌の山口、みたいな評価もありますしねー。
でもなぁ。もうそんなことぶっ飛ばしてくれました。やっと私が追いついたのかも。そして祐一郎のたゆまぬ努力にも、感動。



会えば別れがツライ。パパー! 切なくて喉の奥がきゅっとなります。



じーんとしちゃうのが2人の「コゼットのたーめー♪」 バルジャンと、これからオットとなろうとする若者が、しっかり見合って約束をするとこ。メロディもきれいだ。いいなぁコゼット・・・確かに不幸な過去があったけど、バルジャンの大きな愛情で包んでもらってたのよね。



わりと祐バルの観劇時は、涙が浮かんでもこらえていけるんですけど、でもここはもう決壊してます。ダム崩壊・・・



結婚式
それぞれのアンジョ役者でキャラが違って楽しい場面。この日は東山さん、モリクミさん演じるテナ妻のシルバーをくすねるのも、犯行現場は見たんだけど、えー、どうしようかなぁと迷ってるらしい。一緒にツマミ食いしてるし! ちゃっかり従者ですね。
最後は華麗なステップ、というかー、華麗を越えてとても楽しそうで軽快な感じで踊って帰っていきました~ アンジョたち、ここではすっかり別人に生き返って・・・楽しそうに舞台に立ってます。



さて、お人形のようなコゼットのふわふわのドレスの裾を踏まないか見つつ。泉見くんの「テナルディエ!」と正体を言い当てるときの顔がすっかり学生から大人になってるのも、感慨深かったり。



結婚式に祈る・・・膝元で泣いた。



そう他のバルジャンは、死に行くおれに泣いた。祐一郎は膝元で泣いた。このほうが小さな頃のコゼットが浮かんでいいのに。死にいく、って直接すぎてコワイ。死ぬんだ・・・って。死にたいの?って悲しいもの。











火も無事について、震えるカラダでゆっくり座り、全てやり遂げたはずなのに寂しさのみえる表情、そして歌。闇の中にひとり・・・イヤだパパイヤ! もう、コゼットより先にパパに取りすがりたいくらいだ。



じっと遠くをぼうっと見つめ、ここにいないコゼットたちの幸福を祈っている祐バル。自分のことより、ずっとコゼットのことを想って人生に立ち向かったの。
嬉しいのか、覚悟したのか、その気持ちはひとつじゃなさそうな、たくさんの思いがありそうな表情で、椅子によろよろと歩んで、思い残すことはもうない、神様の国へどうか連れていってください、と。



最期に駆けつけるコゼットとマリウス。泉見くんはちゃんと立ってバルジャンとコゼットを見つめてます。ただ立っていることも難しいのねぇ・・・、と小西マリがただの役立たずみたいに見えたときに思いました(あ、でも彼は良くなってましたよ!それは後日)。



だーーーっ もうダメ。またも書いてるいまも涙が溢れてくるです。悲しいんだもの。
前のマリウスとの場面では、ほぼバルジャン視点でコゼットのため♪とか思ってたくせに、ここではコゼットの気持ち。パパ、別れは早すぎるわ! 待って、神様~ バルジャンを連れて行かないで~



心臓疾患がおありのようです。



背中がまるくなってしまったバルジャン、ううっと苦しそうに胸を押さえてますね。心臓に負担が。何となく使命を果たしたので急に老け込んで、天に召されたとしか思ってませんでしたが、祐バルの場合は心臓が弱かったらしい。痛いのはイヤだよう。



小さなコゼットを引き取ったときの笑顔とは、また違う笑顔。何て優しい笑顔でしょう!
マリウスの言葉も耳に入ってないような、とにかく花嫁姿のコゼットに会えて、心の底からこれ以上望むことはない、といった感じ。



コゼットに語りかける祐バルのささやく声は素晴らしかったです! 小さくささやいてるけど、ちゃんと聞き取れるんですよ。どういう発声なんだろ。でもね、TdVみたいにセクシー声じゃないのです。優しい優しい、パパの声なんです。
まったく、ぼうぼう泣いてるのに、何ていい声なんだ・・・とも思う。忙しい。



ああっ! ついに天に召されてしまった。ふっと力が抜けて、白くまぶしい照明に包まれるバルジャン。肉体のしばりから離れて、美しい魂になったのー。うわあーん。



行きましょう~♪とファンテに手を取られ立ち上がり、天からの眩しい光に目を細めてます。きっと温かくて優しい光だろうな。ううっ、コゼットのほうは見るのだけど、未練じゃなく慈愛のまなざし。エポニーヌに向けた顔もとても優しい表情でした。



地上では、コゼットとマリウスが寄り添いながらバルジャンの告白を読んで、その後ろにはたくさんの、天に召された人々。



あ、合唱になるころには、私の号泣もさすがにやみ、胸を熱くして聞き入りました。



明日はーっ!!!



満足だー! ありがとう、ありがとう! 



ヒミツの趣味

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こちら昨日の家主様のお手製の数々。ゴマクリームのシュークリーム。上にはゴマのクッキーがついてます。



いまの関心事はほとんど山口祐一郎で占められていて、たまに映画見て、それからたまーーに編み物なんかしてすっきり。これで6割くらい。
おうちのことは何とか3割。仕事に割いてる気力は1割くらいなのか?



何でかと言うと、昨日は大学時代からのお友達と会って、ひとりは深度が深いところはオットに秘密なのだ、とかいやいや趣味がないのだ、などそれぞれが話していたから。



趣味はいつか飽きる日がくるかもしれないし、別に突き詰めなくてもいいし。嬉しいなぁとか、楽しいなぁ、とかそんなのがあればシアワセ♪





2007/09/01

在庫なーし

Amazon.co.jpへ注文した Rebecca - Das Musical. Audio CD が3-5週間になりました。注文が立て込んでる・・・おや、洋書の14位になってます。なんでミュージックのカテゴリじゃないのかはわからないけど。なんで?



これ、ドイツ盤ですが、ドイツ以外からも在庫のあるとこからかき集めたりするらしいです。早く在庫ありになるといいですよね。



これから私の宣伝でレミ観劇してきたお友達とおしゃべりー。感想が楽しみ☆



『レ・ミゼラブル』千秋楽5 緊迫のプリュメ街

この調子でいけば、12月までだってレミの話? 妄想劇場で生きよう・・・・



もう大人よ♪



ここでこんなに切なくなるなんて、私も成長しました。



千秋楽は菊地コゼット。やや感情表現が平たいかなぁと思うけど(他のコゼットに比べたらね)、思いあってる親子なのに、それぞれの暗い過去がいままでの完璧な関係に影を落とし込む場面です。大事です。
ここで2人のすれ違いがあるからこそ、最期にコゼットがバルジャンに感謝と愛を伝えるとこが、とても輝きます。あ・・・いま書いても涙がー! パパ!



緊迫にどきどき



玲奈エポニーヌに一目ぼれのコゼットの屋敷に連れてきてもらった泉見マリウス。泉見くんの歌って感情豊かですが、オケとの連携が素晴らしくて血圧が上がりました。



自己紹介のとこで、膝をポンポン払ってからジャケットをきゅっと直すのは泉見くんですね。そして全身でコゼットへの気持ちを伝えようとする初々しい姿、かわいい。
心は愛に溢れて♪ のイントロが美しく、感動的に入ってきたんですよ。私の心もにじ色。



緊迫するのはテナの一味が襲撃にくるところですけれども、すごい迫力だったのです。まずは、駒田テナが怖かった。で、玲奈ちゃんが必死に大きな声でけちな暮らしさ~♪と歌い始め、ついに悲鳴をキャー! 
いやー、ここでも駒田さん怖かったなぁ このアマなめるな!って自分の娘に言うなんて。下手に玲奈ちゃんをぶっとばしてました。



一味がまだ見えてるうちに、泉見マリと菊地コゼットが手に手を取って走りよって・・・(うう、エポニーヌを考えるとツライですね
奴らは逃げたよ
助けてくれたね、エポニーヌこの子が案内してくれた
誰かの足音/隠れよう♪

隠れちゃうあたりが若いのよねと思うんですけど(勝手に侵入するなんて紳士の振る舞いじゃないし)。素直なコゼットが門扉越しに挨拶するのも、運命の残酷さをわずかな時間で見せてくれます。ひとりさ♪



隠れよう♪までのやりとりが、一瞬の隙もない感じでキャストとオケがぐいぐい緊張してて、息もつかせぬとはこのことか!と。これは泉見くんのドキドキ演技が一番みんなを引っ張ったような感じです。大変だーっていう雰囲気を出すのがうまいのね。